ART-SCHOOL、紆余曲折を経て辿りついたのは“原点“

5月18日（水）にリリースされるART-SCHOOLのフルアルバム『Hello darkness, my dear friend』の収録曲が発表された。

今作は、自主レーベルWarszawa-Labelからの音源リリース第一弾となる。約1年の活動休止ののちに産み出されたその魅力は、内省的で胸を抉る歌詞、煌めく様な美しいメロディーと繊細なサウンドプロダクション、圧倒的な説得力と瑞々しさがもつ中毒性にあるという。つまり、どの曲を聴いても“ART-SCHOOL”な出来栄えのようだ。

なお、このアルバムのために書き下ろされた10曲に加え、約17年前にリリースされた木下理樹名義の初音源『TEENAGE LAST』の収録曲「NORTH MARINE DRIVE」もリメイクされている。リスナーからの支持も厚く、廃盤となった現在、音源化を熱望されていた名曲である。

「今のメンバーで、今の状態でデビューアルバムをもう一度作ろう」── 木下理樹はそう言いながらレコーディングに入ったようだが、様々な紆余曲折を経て辿りついたのは原点であったのだ。ART-SCHOOLが、これまでも、これから先もいつもART-SCHOOLであることを証明する作品だと言えるだろう。

そして6月からは、今作を引っさげ＜ART-SCHOOL TOUR 2016／Hello darkness, my dear friend＞が行われる。