【HiNDS短期連載】Vol.3「女の子の日記みたいなHiNDS(ハインズ)映像のお話」

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SXSW、前年の記録16回。今年は5日間17回のGIG回数を達成したHiNDSの面々。疲れも見せずエンジョイ加速しまくりで現在はUSツアー真っ最中。世界中で彼女たちがここまでブレイクするなんて本人も回りの大人も誰も予想していなかったというのがホントのところかと思います。

そのブレイクの大きな理由のひとつは映像のすばらしさ。魔法にかけられたみたいに不思議な魅力がてんこもり。ただナチュラルな彼女たちの姿を追っているだけなのに、何度見ても飽きないし、何度でも見返したくなる、新しい発見がいっぱい詰まっている。来日公演の予習に、彼女たちの今までの映像を振り返ってみますね。(かわいすぎて閲覧注意)


HiNDSがまだアナとカルロッタ2人でDeersと名乗っていた頃、2013年6月に一番最初に作られた映像作品がこの「Bamboo」です。


つい最近Deersの表記を変更してHiNDSバージョンになりました。

Bandcampに音源をUPしてからあっという間に人気に火がつき、急遽、有名なスペインのフェス<プリマベーラ>に出演することになったDeersが、マドリードからバルセロナに移動しながら朝の6時までライブを楽しんだ(飲んだ)直後、早朝に撮影したり、並行して編集をしたり。どうやらこの作品はHiNDSのビジュアル番長カルロッタが編集したみたいですね。ほとんど一日で仕上げたものです。

アデとアンバーが加わりメンバー4人になり、4度目のライブの為にロンドンに向かうところからスタート。まるでスペイン版バージン・スーサイズみたいなドキュメンタリービデオ「a summer with us」。彼女たちを語る上でこの作品ははずせません。


2014年、バンドが過ごした普通の女の子たちの普通じゃないひと夏が25分程にまとめられてます。4回目でロンドン、5回目でベルリン、ベニドルム(スペインの避暑地)、パリ、ロンドン、ワイト島(Bestival)での足取りを中心に構成されてます。

そう言えばこの後、4人になって20回目のライブで、再結成直後のリバティーンズのパリとブリュッセルのライブでサポート・アクトをやったのでした。

その「a summer with us」で少しだけ撮影風景が紹介されていますが、これまたHiNDSの代表曲「Trippy Gum」。国内盤のみにボーナス・トラックとしていますが、ライブでは必ずやる定番曲です。


その後、2014年11月にUKで「Castigadas en el Granero」がリリース。4人で初めてレコーディングした曲です


普段HiNDSは曲をより理解するために最初にスペイン語でタイトルをつけてから、その後に英語のタイトルをつけるのですが、この曲はなんだかこのままが一番しっくりするからという事でそのままスペイン語です。直訳すると“納屋から外出禁止”、英訳だと「Grounded in the Barn」。NMEではその年もっともイカしたタイトルだともいわれてました。

翌年には入っても彼女たちの人気は天井知らず。4月のレコード・ストア・デイに兄貴分のパロッツとスプリットでドーナツ盤をリリースして話題になりました。「Davy Crocket」 (Headcoatsのカバー)。


この曲もライブでは定番で、大体アンコールの時に演奏される事が多いのですが、お客さんもステージにあがってみんなで大合唱するので、予習しておくポイントです

その後、ロンドンで初めてのヘッドライナー、グラストンベリーをはじめ多くのフェスに出演しながら9月5日。ファーストアルバムをリリースすることを発表。それと同時に公開されたのが、みなさんお馴染の「Chili Town」です。


恥ずかしがり屋の男の子となかなか距離を縮められない女の子のもどかしい気持ちが歌われていて、『私の望みはひとつだけ、あなたに行動を起こしてもらいたい』そんな歌詞です。女の子が無敵で恋に生きるのは世界共通!最後にテロップで『私は永遠にあなたのものよ』と一文だけ入るところがまた切ないですね。

アルバムの一曲目に収録されている「GARDEN」。HiNDSのMVはラフに作られたものが多い中で少し異質なタイプの作品ですが、色づかいからコンセプトまでもちろん最高の仕上がり。


そして最後は「 San Diego (unofficial but amazing video made by us with love and affection)」。


前述の「a summer with us」2として公開が予定されているみたいなのでこちらもお楽しみに。

こうしてタイムラインを追ってHiNDSの映像をご紹介しましたが、回りの状況がどんなに変化しても、本人たちはいつだって目の前にある事に夢中で一生懸命楽しんで、そしてこの4人の大好きな仲間をとても大切にしている。こんな姿をみせられたらちょっとうらやましくなっちゃうけど、彼女たちのこと大好きにならずにはいられないはず。

次回はメンバー念願の5日間で17回GIG記録を達成したSXSWのお話をお送りしますね。

HiNDS Debut album『Leave Me Alone』

2016年3月2日発売
XSCP-5 \2,200(no tax)
Release from RED Project / Sony Music Entertainment
・初回生産分にメンバー(カルロッタ)によるイラスト・ステッカー2種封入
・日本盤のみのボーナス・トラック2曲収録
1.Garden
2.Fat Calmed Kiddos
3.Warts
4.Easy
5.Castigadas En El Granero
6.Solar Gap
7.Chili Town
8.Bamboo
9.San Diego
10.And I Will Send Your Flowers Back
11.I'll Be Your Man
12.Walking Home
13.Trippy Gum*
14.When It Comes To You(dead ghosts cover)*
*Bonus track for Japan

『Leave Me Alone』完全生産限定来日記念盤

オリジナル・ペーパーバッグ入りクリア・ピンク・カラーヴァナル・リリース決定
※アナログLP:完全生産限定来日記念盤
HiNDS Debut album 『Leave Me Alone』
2016年4月6日発売
XSJP-1 \3,250(no tax)
※ダウンロードコードは入っていません
Release from RED Project / Sony Music Entertainment
・メンバー(カルロッタ)によるイラスト オリジナル・ペーパー・バッグ仕様
・クリア・ピンク・カラーヴァイナル
・日本盤のみのボーナス・トラック1曲収録
Side A
1.Garden
2.Fat Calmed Kiddos
3.Warts
4.Easy
5.Castigadas En El Granero
6.Solar Gap
Side B
1.Chili Town
2.Bamboo
3.San Diego
4.And I Will Send Your Flowers Back
5.I'll Be Your Man
6.Walking Home
7.When It Comes To You(dead ghosts cover)*
*Bonus track for Japan

<HiNDS『Leave Me Alone』 Live in Japan>

2016年4月18日(月)
@東京・新代田FEVER http://www.fever-popo.com/
Open 18:30 / Opening Act 19:00 / Start 20:00
チケット:前売り¥5,500/当日¥5,800(ドリンク代別)
ローソンチケット(Lコード:72493)、e+、FEVER店頭
※Happy Under 20:4月18日公演当日、FEVER店頭にて20才以下の方は500円のキャッシュバックを実施入場時に年齢確認のできる証明書(ID)をご持参ください

◆HiNDSオフィシャルサイト
◆HiNDS Twitter
◆【連載】スペイン発DIYガールズ・バンドHiNDS短期集中連載~Don't Leave Me Aloneまとめページ
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