3月18日に東京・恵比寿CreAtoにて映画『MOONBOW』のプレミアム試写会イベントが開催され、トークイベントの他に挿入歌を担当したHysteric Lolita(略称:ヒスロリ)によるミニライブが行なわれた。

◆映画『MOONBOW』プレミアム試写会 画像

映画『MOONBOW』のタイトルは、満月の前後にいくつもの気象条件が重なって出演する“夜の虹”に由来。「ムーンボウを渡ってご先祖様が帰ってくる」「見た人は幸せになれる」といった言い伝えがあるという。そんなタイトル通り、幻想的で神秘的なストーリーに、海外からも“原宿かわいい文化”の一つとして注目されているロリータファッションを取り入れたダークファンタジーに仕上がった。

この日のイベントに参加できたのは、映画のオフィシャルサイトでの募集で当選した幸運な80人。お笑い芸人「オテンキ」の“のり”が司会でイベントが始まり、まずは映画にも出演し挿入歌も担当したガールズロックバンド、Hysteric Lolitaのライブへ。


劇中でもライブシーンが観られるが、その場面と同じ衣装でメンバー5人が登場し、2月3日にリリースしたファーストアルバム『≠Not equal』に収録されている「REAL」を演奏し、会場の空気を一気に変えていった。続いて、Raniが「ファーストアルバムの中からまだライブでやっていない初出しの曲をやりたいと思います」と言った後、「月の夜~take me to your side~」を披露。月を題材にした映画に合わせて選ばれた曲なのだろう。そしてラストは、光と真潮とうさぎのテーマ曲として劇中で使われている「Ready! It’s all right!」を。Layraもショルダーキーボードを抱えてステージ前方に出てアグレッシブなプレイを展開。イベント会場にライブハウスの熱気をもたらし、ヒスロリのライブは終了した。


およそ90分の映画本編上映が終わり、次に行われたのは監督と出演者たちによるトークコーナー。“ムーンボウ”の言い伝えを信じる主人公・光を演じた小宮一葉、友情を壊すきっかけとなった恋愛をする真潮役の小野まりえ、Angelic Prettyの甘ロリファッションを着こなすうさぎ役の香月。そして、ロリータファッションのカリスマモデルで日本ロリータ協会会長の青木美沙子、執事カフェの店員で真潮と恋に落ちるイツキ役の荒牧慶彦、光が働く旅行代理店の上司“服部”を演じた白須慶子。さらには、悪魔界の女王カフカを演じた大竹一重とHysteric LolitaのボーカルRaniがステージに登場し、映画にまつわるトークでイベントを盛り上げた。

■トークコーナー出演者 コメント

小宮「光役をやらせていただいた小宮一葉です。普段なかなか言わないセリフを言わせてもらいました。設定も特殊だったんですけど、役に入り込むことができたと思います」

小野「ロリータさんが50人ぐらい集まって原宿を練り歩く場面があったんですけど、観光に来られてた海外の方が「Wow! Japan!!」って言って写真をいっぱい撮ってました。貴重な経験でしたね」

香月「注目してもらいたいのは衣装。実は今日の衣装はAngelic Prettyさんの新作をいち早く着させてもらいました」

青木「お姫様になりたい願望が女の子であれば誰でも持ってると思うんです。それを叶えてくれるのがロリータファッションの魅力だと思います。着るとテンションが上がりますので、皆さんも是非挑戦してみてください。あと、映画の中でロリータお茶会を行っているんですが、お茶会とかイベントでないとロリータさんを集めるのは難しいので実際にお茶会を開いて来ていただいて、そこで映画の撮影も行いました。リアルなお茶会が表現できたんじゃないでしょうか」

大竹「実は私、悪魔とか魔女をやらせていただく機会が多いんです。自分では選ばれる理由はわからないんですけど、演じるのはすごく楽しいですね。撮影では悪魔の衣装を着てるので、可愛いフリフリのゴスロリファッションが羨ましくて、現場でいつも『いいなぁ。私も着たいな』って言ってたんです。最終日、撮影が全て終わった後でみなさんが衣装を交換して記念撮影していたので『今がチャンス!』と思って参加させてもらい、衣装を着て写真を撮ったんですが、家に帰ってから写真を見たら気持ち悪くて思わずすぐに消去してしまいました。そんな苦い思い出もありましたね(笑)」

荒牧「僕は比較的出番が少ないので撮影秘話とかはそれほどありませんが、寒い時期にもかかわらず、森に蚊がいっぱいいたのが印象に残っています。スタッフさんが大変そうでした」

白須「私は光の上司ということで衣装も普通でした。ロリータファッションを私もしたかったんですけど、監督が「あいつは似合わない」と思ったんじゃないでしょうか(笑)。都市伝説は信じる方ですね。友情か恋愛かを選ぶとしたら私は恋愛を選びます!」

Rani「Hysteric Lolitaとして初めて映画に出演させてもらいましたが、演技はしたことがなかったので、さっき完成した作品を見て「下手くそで申し訳ないな」って気持ちになりました」

佐々木「ロリータファッションは単なる“洋服”というカテゴリーじゃなくて、美術作品的な印象も強くて、それを見ていたいとか、それを綺麗に撮りたいという気持ちになるんです。そしてこの映画は主にロリータを取り上げていますが、ファッションや音楽といったカルチャーの他に、出演者の皆さんも話してましたが友情や恋愛についてもいろいろと描かれています。今後、いろんなところで上映していく予定なので、是非たくさんの方に見ていただきたいと思っています」

今後、6月3日から8日までオリンパス プラザ東京 ミニギャラリー(クリエーティブウォール)では映画『MOONBOW』の写真展を開催。6月4日にはイベントも行われる予定だ。

映画『MOONBOW』

【キャスト】小宮一葉/小野まりえ/香月/青木美沙子/荒牧慶彦/大竹一重 ほか
【主題歌・挿入歌】
 オープニング主題歌『月-MOON-』・カフカのテーマ曲『蘇-よみがえり-』/AvelCain
 光、真潮、うさぎのテーマ曲『Ready! It’s all right!』/Hysteric Lolita
 エンディング主題歌『月姫』/シビレバシル
【監督】佐々木友紀
【脚本】高木ぺろん/平谷悦郎/佐々木友紀
【企画・プロデュース】中村之音
【企画協力】青木美沙子
【制作プロダクション】Takujiクリエイト
【制作】ムーンボウ製作委員会
【MOONBOW公式サイト】http://yorunoniji.net

<Hysteric Lolita 1stワンマンライブ『≠Not equal』>

4月2日(土)
東京:渋谷asia
OPEN 16:30 / START 17:00
料金 / スタンディング\3,000(税込)+ 1ドリンク\500(別途)

◆Hysteric Lolitaオフィシャルサイト