わーすた、結成1周年ライブで「わ-1」クリア

iDOL Street第4弾グループ・わーすた（The World Standard）が3月29日、グループ結成1周年を記念した定期ライブの1発目＜わーすたランド　わ-1＞を開催。無事に「わ-1」のステージをクリアした。

◆＜わーすたランド　わ-1＞画像

今、勢いのある2016年新人アイドルとも言われているわーすた。ちょうど1か月前、2月28日に渋谷クラブクアトロで開催されたわーすた初のワンマンライブはソールドアウト。このライブにて、5月にメジャーデビューを発表したばかりだ。そしてこの日、定期ライブ1回目のライブと題したグループ結成1周年記念ライブを勢いそのままに実施。平日にもかかわらず多くの来場者を集めた。

1曲目の「ちいさなちいさな」から、わーしっぷ（わーすたファンの通称）が手をつないだり肩を組んだりと、ライブは一体感を生み出しながらスタート。MCで、小玉梨々華が「実は登場からの3曲つづけての曲順は、グループを初お披露目をした昨年のNHKホールでの公演の曲順でした。」と明かし、1年前からの成長したパフォーマンスを見せた。

猫耳姿ではない、モノトーンのシックな衣装でかっこいいわーすたを表現する「Zili Zili Love」、そして廣川奈々聖と三品瑠香のユニット曲「好きな人とか居ますか」を披露し、中盤戦へと突入する。初ワンマンでお披露目したパフォーマンスメンバーの坂元葉月、松田美里、小玉梨々華による「にこにこハンブンコ」では、かんたんなレクチャーののち、メンバーが先生、ファンが生徒という設定で楽しい空間を作り出す。

そして「実は……」と、2015年3月29日にわーすたというグループ名、メンバーの5人が発表されたその時に彼女たちが着用していた制服衣装で登場したわーすた。廣川は「実は、その日の髪形も再現してみました！」と結成日ならではの限定スペシャル演出となった。

さらに、ストリート生が受け継いできた「絶対！Love Magic」をわーすたとして初お披露目。曲タイトルのコールとともに、待ってましたとばかりの「おおお！！」という歓声、コールの中でパワーアップしたパフォーマンスで魅せる。立て続けにと自己紹介ソング「恋してYES!～これが私のアイドル道～」を“他己紹介ver”として、歌詞を新たにしてメンバーを紹介。テッパン沸き曲をさらに盛り上げた。

わーすたは、「SNSとアイドル活動を通じて世界にKAWAIIジャパンアイドルカルチャーを届ける」というキャッチコピーのとおり、ライブは「スマホで写真も動画も撮影OK」なのはもちろん、日々、ファンとのコミュニケーションツールとしてTwitterを駆使している。そしてこのライブのために、事前にハッシュタグ「 #わーすたぶっちゃけトーク 」で募集していた質問に答えるギリギリトークを展開する。

「担当カラーがありますが本当は違う色がよかった？」という質問に、松田美里は「じつは地域グループの時にチームカラーが黄色で、卵が好きで、黄色は私だって思ってました（笑）」とぶっちゃけ。さらに先輩グループのGEM金澤有希からも「わーすたになるまで、興味のなかった子はいますか？」と厳しい質問も飛び出したが、「興味がないっていうことではないけれど、地域が別で接点がなかったり、キャラ的に合わないかも？とおもっていたメンバーはなっちゅん（廣川）」と三品瑠香。そして、コーナー最後の締めに、リーダー廣川奈々聖からピックアップされた「わーすたになってよかったことは？」という質問に、三品が「このメンバーだったことが本当によかったよ。ほんとに！ ガチで！（笑）」と、照れ隠しで必死になりながら回答する。

こんな風にほんわかなムードになったところで後半、ラストスパートへ。デビューアルバムにも収録される初披露の新曲「スイカわり」は、タオルを回す夏曲だと説明。サビではタオルを左右に振って思わず汗ばんで夏気分。夏のフェスなどでは定番曲になりそうなサンバのテイストを盛り込んだ、アゲアゲソングとなっていた。

「ワンダフル・ワールド」に、わーすたの代名詞的一曲「いぬねこ。青春真っ盛り」で最高のボルテージまで引き上げると、ラストは「うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ」を会場一帯でタイトルコール。ゲームのファンタジー世界観満載のデビューを飾るアルバムリード曲を披露する。

そして、わーすたランド「わ-1」（わのいち）をクリア！ というゲームの世界観を最後に演出。ゴールポールが登場し、そこからフラッグを下す演出とともに、なんだかファミコン世代が聴き慣れた音が流れ、全員無事にライブステージをクリアした。

「“わ-1”をクリアしたので……」と最後のMCで、次回「わ-2」（わのに）が6月10日、原宿アストロホールにて開催されることが発表された。しかしこのまま無事にステージクリアが続くと、「わ-4」（わのよん）にはマジで強いトリケラトップスが出てくるのか、はたまた“スタッズを甲羅に散りばめた二足歩行する巨大な亀のような何か”が出てくるのかどうかも気になるばかりだ。

「たくさんの皆さんの支えがあってこの1年活動できました。成長できたのは皆さんのおかげです。世界標準を目指し、これからもたくさんいい報告ができるよう頑張って活動していきます。私たちをについてきてください！本当に今日はありがとうございました！」── 廣川奈々聖

そしてアンコール代わりの「わんコール！ にゃんコール」がフロアを揺らす中、メンバーは再登場。わーすたといえばの「いぬねこ。青春真っ盛り」を再度披露して、わんわんにゃんにゃん一体となって幕を閉じた。

なお、わーすたは5月4日にアルバム『The World Standard』でメジャーデビューする。