田中れいな主演ミュージカル『ふしぎ遊戯～朱ノ章～』が開幕。田中「演技は4年ぶり」

渡瀬悠宇の人気コミック作品を舞台化したミュージカル『ふしぎ遊戯〜朱ノ章〜』が、池袋・あうるすぽっとにて、本日4月8日より公演をスタート。公演に先立ち、前日7日に囲み取材とゲネプロが行われた。

◆舞台「ふしぎ遊戯〜朱ノ章〜」 画像

本作は女子中学生が本の中に吸い込まれてしまう幻想的なストーリーで、1995年にはアニメ化もされたメガヒット作品。amiproとしては、2010年初演、2011年朱雀編、2012年青龍編と3度にわたり舞台化し、今回は初のミュージカル化で4度目の上演となる。

囲み取材には、夕城美朱役の田中れいな、鬼宿（たまほめ）役の平野良、本郷唯役の坂田しおり、心宿（なかご）役の寿里、柳宿（ぬりこ）役の宮地真緒、星宿（ほとほり）役の前山剛久が登壇した。


主演の田中れいなは「演技をするのは4年ぶり。前回のふしぎ遊戯を見て、出演したいなーと思っていたら、お話をいただいてうれしくて。本格的な俳優の皆さんとやらせていただいて、教えてもらったり、学べるところもたくさんありました。この作品に関われてうれしい。」とコメント。


初演から参加している平野良は「初演から4回目の鬼宿。今回はミュージカルに生まれ変わって、広がりや深みが出て、今まで表現できなかったことができている。そこは新しい見どころ。ミュージカルでやる意味は歌だと思うので、歌で表現できたらと思っています。」


今回初参加の坂田しおりは「今回、初参加なので、原作やアニメをたくさん見てから稽古にのぞんだんですけど、唯ちゃんという役は難しい役。悩みながら毎日稽古をしていたんですが、たくさんアドバイスをいただいて、みんなで積み重ねてきました。本番では一人でも多くの方にもう1度みたいなと思ってもらえるくらい、自分も全力で楽しみたいと思います。」


寿里は、「初演から心宿を演じさせてもらっています。心宿は冷静で残虐な役。残虐たる楽しみを存分に楽しませてもらっています。新しいキャストが入って、新しい風がいろんなものを新しくしてくれた。ミュージカルのふしぎ遊戯がこんなにも情念や気持ちが伝わってくるんだな、と音楽の力を感じながら稽古をしていました。その想いを伝えていきたい。」


原作の大ファンでもある宮地真緒は、「初演から4度目の柳宿。原作が大好きで、とくに柳宿は、特別な存在で、男とか女とか凌駕した存在。その役をまたやれるのは夢みたいな感じ。ミュージカルになって、懐かしくもあり、すごく新鮮な作品で、原作を知らない方にも楽しんでいただける舞台になっていると思います。」


初参加の前山は「原作を家族で見ていて、自分がまさか星宿を演じるとは思わなかったので、すごくうれしいのですが、今までやってきたキャスト陣の中に自分が入るということで、緊張もあって、稽古の段階から人一倍努力するように心がけました。美朱、鬼宿、星宿の三角関係が重要になってくるので、美朱や仲間に対する想いを歌にのせられるように稽古をしてきました。ぜひ注目していただければと思います。」と、それぞれコメントしている。

舞台本編では作品の冒頭から、重厚な音楽にのせて幻想的な『ふしぎ遊戯』の世界が描かれていく。さまざまなキャラクターたちが音楽とダンスに彩られ、主人公の夕城美朱とともに「四神天地書」の世界に入り込んでしまったように楽しめる作品だ。また迫力のある殺陣も見どころとなっており、ストレートプレイとは違うミュージカルならではの新しい『ふしぎ遊戯』の世界を堪能できる。

ミュージカル『ふしぎ遊戯〜朱ノ章〜』は池袋・あうるすぽっとにて、4月8日〜17日まで上演。平日の夜公演にはキャストによるアフタートークショーも行われる。当日券は全ステージで販売予定だ。詳細はamipro ホームページにて。