【ライブレポート】Dream5、玉川桃奈ラストライブ。「最後の、最高の時間をありがとうございました。」

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Dream5が、現体制としては最後となるワンマンライブ<Dream5 THE LIVE ~LAST ORIGINAL FIVE~>を4月23日に赤坂BLITZにて開催した。4月末をもって芸能界引退を発表している玉川桃奈にとって、本公演はラストステージ。メンバーも観客も、涙と笑顔でいっぱいのライブとなった。

◆<Dream5 THE LIVE ~LAST ORIGINAL FIVE~>画像(全36枚・5月2日ソロカット20枚追加)

「1度目の人生の大きな決断はDream5として活動をすること。そして、これが人生で2度目の大きな決断です。」

2月に突如発表された副リーダー玉川桃奈のグループ卒業と芸能界引退。彼女の最後ライブを、そしてオリジナルの5人として最後となるDream5のライブを観ようと、会場には2日間3公演でファン2500人が駆けつけ、チケットはもちろんソールドアウト。参加できなかった多くのファンに向けて、23日の夜の部は、LINE LIVEでも生中継された。

緑色のレーザービームの洪水の中で、玉川桃奈のダンスソロから幕開けとなったライブ。このステージだけでなく、彼女の“次のステージ”にも向けられた激しい声援が桃奈の背中を後押しする。高野洸も大原優乃もバク転を早々に決めるなど気合十分。そして、回転扉の向こうから重本ことりと日比美思が登場。桜の柄があしらわれた衣装に身を包み、これが最後の5人でのDream5。

オープニングナンバーとなった「Summer Rainbow」では、5人に向けられた歓声がシャワーのようにステージへと注がれていく。優乃も「せーの!」とピョンピョンと飛び跳ねながら、観客からのコールを煽って、元気なドリ5で魅せていく。一方の桃奈は、ステージ上から会場の隅から隅まで目をやって、客席ひとりひとりに目を合わせるように笑顔を投げ返す。卒業ライブということにはなるが、そこに湿っぽさはまったくなし。電飾が施されてきらびやかな5つの星のセットを前に、パワフルなステージが展開されていく。

<未来を掴もう!>と歌い上げる「We are Dreamer」で、再び大きな歓声が向けられたのち、最初のMCへ。「あー、始まりました! 最終部ー!“最終部”合ってる? 最後!」と、ことりが話せば、美思からは「今日は、天気がいいですね!(そうですね!) どうもータモリでーす。」と、不意にモノマネが飛び出す。卒業ライブということもあり、Dream5のトークは……いつもどおりユルい(というか、安定のグダグダっぷりである)。

「最後ですので、みなさん一緒に盛り上がっていきましょう!」── 日比美思

「今日はみなさんと過ごせる最後の時間ですので、目一杯楽しみたいと思います。」── 玉川桃奈

「今日はみなさんと一緒に楽しい時間過ごしたいなって思います。頑張ります。」── 重本ことり

「5人で観る最後の景色を目に焼き付けながら精一杯頑張っていきます。盛り上がっていくぞー!」── 大原優乃

「“LAST ORIGINAL FIVE”ということで、楽しんでいただけるように精一杯頑張ります。よろしくお願いします。」── 高野洸

さらに、<~LAST ORIGINAL FIVE~>のタイトルについて、「なんでLAST ORIGINAL FIVEなのかって言うと……玉川、ドリ5辞めるってよ。玉川、散髪屋になるってよ!」と、ことりが言い放つ。「散髪屋って何なの(笑)? “美容師”って言って。みんなの髪の毛切るよ?」と桃奈が物言いをつけると「だから、お店に出るようになるまで、みんな髪切っちゃダメ。」と、集まったファン、そしてLINE LIVEでこのライブを視聴しているすべての人に向けて、Dream5リーダー・重本ことりから散髪禁止令が発令される。

今後、Dream5ファンの特徴に“長髪”が加わることになる、かもしれない。

「I★my★me★mine」からは、もうひたすらに元気いっぱい。「ドレミファソライロ」でのコール・アンド・レスポンスも含めて、ステージ、フロア一緒になっての一体感を生み出していく。会場のミラーボールに光が当たり、星が降りてきたような幻想的な光景から始まった「White Wonder Land」では、桃奈のパートで「桃奈!」コールも起こり、やさしさと温かさを演出していく。時にあきらきゅんはというと、ハットを被りジャケットの長い裾を優雅にはためかせてながら、ダイナミックなダンスパフォーマンスで客席を魅了し続ける。「スタートライン」からの「タビダチノウタ」という、今日のDream5にも重なる2曲では、思わず目を潤ませたり、そっと目元を拭うファンの姿も。ステージ上からそんな人たちの仕草が目に入ったのか、桃奈は思わずやさしく笑ってみせていた。

「天才てれびくんー MAX!!」や「せーの! ウキウッキ~」の懐かしの掛け声も飛び出した中盤MC。さらに前日はメンバー全員ホテル泊だったため、桃奈の部屋に集合して思い出話に花を咲かせていたことを明かす。そして、桃奈曰く「お父さんとお兄ちゃんから受け継がれた歌」や、Dream5が車に乗ると渋滞するという話から「洸が必ず歌い出すんだよ。」というオリジナルな歌が飛び出す。

前日のホテルの一室でメンバーだけで繰り広げられた他愛もない思い出トーク(と歌)をファンと共有した後は、ジバニャン、USAピョン、ブリー隊長が登場し、アニメ『妖怪ウォッチ』コーナー。「ダン・ダン・ドゥビ・ズバー!」で、まずは会場全員が唐揚げじゃなくてもも上げ。今度は「なんかちょーだい!」と声を合わせる「ようかい体操第二」。さらに社会現象にもなった「ようかい体操第一」で、みんなで歌って踊って楽しんだ。

桃奈、優乃、洸のダンサー3人によるダンスショーケースでは、レーザーで切り取られた空間で、6年の息のあったダンスを披露し、会場は沸きに沸く(あきらきゅんからはアクロバティックな大技までも飛び出す)。一方、ことりと美思は「アリガトウの季節」を聴かせる。しっとりと響いたハーモニーによる<サヨナラじゃなくてアリガトウ>のフレーズに、客席からはため息にも似た感嘆の声が拍手に入り混じっていた。


感情のこもった高野洸の歌い出しで始まったのは「ひまわり」。この曲のオリジナルはDream5が誕生した『天才てれびくんMAX』の「ミュージックてれびくん(MTK)」だが、Dream5としてもミニアルバム『RUN TO THE FUTURE』でカバーしている。しかもこの曲はダンサーの3人が初めて歌割りをもらった作品で、5人全員が歌唱。言ってしまえば、“この5人ではないと歌えない曲”。と、同時に、これまでライブやイベントで披露されたことがない唯一の楽曲でもある。“かけがえのない今を生きている、ひまわりのように咲き誇ろう”と、思い出かつ幻の曲を5人がライブで初めて歌い上げた姿を目にして、懐かしさと驚き、嬉しさと寂しさで涙したという昔からのファンも多かったことだろう。なお、この楽曲についてはLINEで行なわれていたファン投票企画で歌唱することが決まったという。

さらに「ずっと私、うどんが好きだったじゃないですか。最近、餃子のほうが好きで、うどんに後ろめたい気持ちでいっぱいです。」という、玉川桃奈のまったくどうでもいい話を挟んで、ライブはいよいよ後半戦へ。疾走感全開な「READY GO!!」ではボルテージ高まり続ける観客からの声援が会場を揺らす。さらに力強く「COME ON!」を披露して、上がりきったテンションの限界を突き抜けていく「EZ DO DANCE」で熱狂が赤坂BLITZを支配する。たくさんの汗をかいての「Hop! Step! ダンス↑↑」で客席もクラップで参加すると、色とりどりのペンライトが力いっぱい振られてこの瞬間を存分に楽しむ「シェキメキ!」。そして本編ラストは、タオルを振り回して熱気立ち込める空間を一気にかき混ぜる「カラフルチューン」。あきらきゅんのエアギターも炸裂して、飛んで跳ねての大盛り上がりのライブとなった。


→次のページはアンコール、そして玉川桃奈からの最後の挨拶
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