【ライヴレポート】SCREW、10周年ツアー終幕。「この10年は自分との戦いだった」

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アンコールのMCではメンバー各々が10年間の感謝を告げ、彼らの楽曲の中では比較的ポップ色の強い「スカーレット」を披露したり、原曲の時点で充分ハードなものの、それよりもさらにBPMをあげて「RAGING BLOOD」を叩き付けたりと、ステージもフロアも一体となって激走していく。そして、再び「S=r&b」へ。大合唱のパートに入る前に、鋲が話しはじめた。

「今からみんなに歌ってもらうけれど、みんなも10年間おつかれ。すげえことだと思うんだよな。10年前から変わらずに歌ってくれていて……。この10年で一番デカい声を響かせてください」──鋲

一際大きいオーディエンス達による大合唱の後、フロアが一気にカオスに変わる。メンバー全員が熱くオーディエンスを煽りながら、激しいパフォーマンスを繰り広げれば、フロアにはクラウドサーファーも出現。この日一番の熱狂を巻き起こし、メンバーはステージを後にした。しかし、それでも鳴り止まないアンコールに答え、三度メンバーが登場。鋲が再びゆっくり話し始める。

「ちょうど10年前の今日に初ライヴをやって、今日で丸10年。正直、俺が一番こんなに続くとは思ってなかった(笑)。でも、気づけば10年。この10年は自分との戦いだった気がします。みんなはその戦いに巻き込まれた人達(笑)。今日来てくれたみんなを一生愛してます。いろいろあったけど、10年本当にありがとうございました」──鋲

4人はダブルアンコールとして「Dearest wish」を披露。輝かしい光に満ちた曲でライヴを締め括った。そして、メンバー達が去り、幕が閉まっても、彼らの10年を讃えるように、オーディエンスからは鳴り止まない拍手と声がステージに送られていた。

SCREWは、4月30日(土)に舞浜アンフィシアターにて開催される所属事務所のイベント<PS COMPANY PRESENTS『PEACE & SMILE PARADE DREAM LIVE –OFFENSE IS THE BEST DEFENSE 2016-』>を始め、イベントツアーに出演することになっている。

Text:山口 哲生
Photo:富田 一也

■SET LIST

01. S=r&b
02. VEGAS
03. NAMU AMIDA BUDDHA.
04. CAVALCADE
05. Get You Back
06. Brilliant
07. Death's door
08. 慟哭の痕
09. 枯れ音
10. ANCIENT RAIN
11. その声が聴こえなくなってあの子がもう視えなくなった
12. FUGLY
13. DEEP SIX
14. UNWORLDLINESS KINGDOM
15. DIE・KILLER・DEAD
16. Barbed wire

ENCORE-1
01. ムラッキーヘビーマーチ
02. スカーレット
03. ZEALOT
04. RAGING BLOOD
05. 惨殺Fiction
06. S=r&b

ENCORE-2
01.Dearest Wish

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