アイアン・メイデン、中国公演に「規制はあっても、1番大切なのは音楽」

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アイアン・メイデンが火曜日(4月26日)、上海で2回目の中国公演を開いた。その2日前に行なわれた北京公演では、歌詞やセットの一部が変更されたが、フロントマンのブルース・ディッキンソンは、中国で音楽をプレイできるのであれば、それらは大したことではないと話した。

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ディッキンソンは上海公演の途中、オーディエンスにこう語りかけたという。「今夜、この場にいるのは最高だ。今夜、中国にいるなんて素晴らしい。俺ら、北京で大いに楽しんだが、“おお、これはちょっとシリアスだ”とも思った。いくつか決まりがあるんだ。で、俺らはその規則に従った。悪態はつかなかった。もう1つ、俺ができないことがある。あとで、それが何だったか当ててみてくれ。でも、俺ら、そんなことはどうでもいいんだ。わかるだろ?1番大切なのは音楽だ。1番大事なのは、俺らがここにいる、君らがここにいるってことだ。そして、俺らが素晴らしい時間を過ごすってことだよ」

汚い言葉を使うのを禁じられていたディッキンソンは、このときshitやfuckingなどの言葉も入れていたが、口の動きのみで声には出さなかったそうだ。

ポーランドのアイアン・メイデンのファン・クラブSanktuariuMによると、北京公演では、セットリストはそのままだったが、「The Trooper」のパフォーマンスでディッキンソンがユニオンジャックを振ることはなく、「Powerslave」の歌詞「Tell me why I had to be a Powerslave」の部分が「Tell me why I had to be a Wicker Man」に変更され、パイロテクニクスの使用やメンバーがステージから客席へものを投げることが禁じられていたという。上海公演も同様だったようだ。

初の中国公演を終えたアイアン・メイデンは、金曜日(4月29日)からニュージーランド・オーストラリア・ツアーをスタートする。

Ako Suzuki
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