TASCAMのインターネット生放送用機器「MiNiSTUDIO」デビュー、「ニコニコ超会議2016」楽器関連展示レポ

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4月29日、30日に幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議2016」で、ティアックのTASCAMブランドから発売されるインターネット生放送向け“家庭用放送機器”、「MiNiSTUDIOシリーズ」が初披露され、注目を集めた。本レポートではその他ニコニコ超会議2016の楽器関連の展示を中心にお届けする。


▲TASCAMブースでは、2本のマイクをセッティングしたMiNiSTUDIOシリーズ+SONARの展示が前面に。楽しいボイスエフェクトをその場で試すことができる。

「今年も超作曲大作戦!! by TASCAM」と題してブースを展開したティアック。展示の目玉となった「MiNiSTUDIOシリーズ」は、業務用放送機器のTASCAMとニコニコ生放送のドワンゴのコラボレーションにより誕生したオーディオインターフェイスだ。ラインナップは、2本のコンデンサーマイクの接続ができ、音楽制作の用途にも使える上位モデル「MiNiSTUDIO CREATOR US-42」、本体にコンデンサーマイクを内蔵したエントリーモデル「MiNiSTUDIO PERSONAL US-32」の2機種。いずれも単にマイクや外部オーディオ入力を使った生放送ができるだけでなく、さまざまな楽しい機能を装備している。


▲左がUS-42、右がUS-32。上位モデルのUS-42のみXLR端子を2つ搭載、ライン出力も備える(US-32のモニターはヘッドホン出力のみ)。ポン出しボタンはどちらも3つで、ベロシティにも対応。PCとの接続はUSB。iPhoneの接続にはカメラアダプタと別途電源の供給が必要、電源供給用にはmicroUSB端子が搭載される。

本体にはポン出し用のボタンを用意。効果音やBGMをボタン一発でいつでも瞬時に鳴らすことができ、拍手や歓声、クイズ正解時の「ピンポーン」など、生放送を音で盛り上げてくれる。設定アプリもよくできていて、ボタンを押したら最後まで鳴らすor押している間だけ鳴らすといった設定や、リピート再生も可能。スタートタイムの設定もできるので、あらかじめ波形編集ソフトで頭を切っておく必要もない。TASCAMは実際に放送局で使われるポン出し用機材を製作しており、本機にもその経験が生かされているという。また、効果音のファイルはTASCAMのサイトでも配布したいとのこと。

ボイスエフェクトでは聞き取りやすい音声と、楽しめる音声の2つの面から演出が可能。男声を女声にしたり(逆もOK)、ラジオっぽい音にしたりといった加工がリアルタイムで可能。これらとは別にリバーブも用意される。発売は6月上旬で、価格はUS-42が18,000円前後、US-32が13,000円前後(いずれも税別)。


▲設定画面はEASYとEXPERTの2種類を用意。EASYでは画面上の3つのボタンにファイルをドラッグするだけで、ポン出しの割当が可能。EXPERTではスタートタイムやラッチモードなど、より細かい設定が可能になる。


▲本体手前にはヘッドホン出力(標準ジャック、ステレオミニ)、プラグインパワー対応のマイク入力(ステレオミニ)、外部入力(ステレオミニ)を用意。US-42のみループバック機能をOFFにするCREATOR/BROADCAST切り替えスイッチがある。写真右下はUS-32の背面。電源スイッチ、USB端子、スマホ接続時の電源供給用のmicroUSB端子が用意される(US-42にはRCAピンのライン出力もある)。


▲TASCAMブースではこのほか、SONARを使って録音・音楽制作を体験できる環境を多数用意。多くの来場者の質問に丁寧に答えていた。また、SONARユーザーの人気ボカロP、n-buna(ナブナ)制作の音源を試聴できるコーナーも用意。

さまざまなジャンルのライブが見られる「超音楽祭」や、多彩なセッションが繰り広げられた「超演奏してみた」など、音楽関連のステージも充実のニコニコ超会議。以下では楽器・音楽制作関連の展示をピックアップして紹介する。


▲ローランドのブースでは、人気ゲーム「太鼓の達人プラス」をローランドの電子ドラム「V-Drums TD-1KV」で体験。1位になるとTD-1KVがもらえるとあって、多くの来場者で行列ができていた。


▲超ボーカロイドエリアの初音ミク超会議展2016のステージ。写真はDECO*27、初音ミクの「生みの親」と呼ばれるクリプトン・フューチャー・メディアのwat氏らが出演した29日の「初音ミク 勝手にお宝鑑定団」。開発中の初音ミクV4Xの開発秘話を語るセッションなども行われた。写真右はステージ横のブース展示されていたミクミキサーことヤマハのAG03-MIKU。フェーダーのネギは今回のイベントのために特別に作ったものとのこと。


▲超ボーカロイドエリアにあった「イヤホンをさすとうたがきけるよ!」と書かれた初音ミクのパネル。よく見ると、文字部分にイヤホンジャックが無数に用意され、イヤホンを挿すとそれぞれ異なる曲が聞こえてくる。展示説明によれば「TASCAMの業務用放送機器で再生しています!」の文字が。「8トラック業務用録音再生機 だいたい4台くらい」「8系統業務用ヘッドホン分配機 だいたい12台くらい」が使われているとか。採用理由は「止まったらゃべー!音が悪かったら嫌ぁぁぁぁぁ」とのこと。


▲超まるなげひろばには今年もユーザーによる自作の楽器(?)が集まった。上段左は演奏支援機能付き電子琴。曲の流れに合わせて次に押さえる弦がLEDで表示され、ゲーム感覚で琴の演奏が楽しめる。音自体には加工がされていないとのこと。その右はAndroidタブレットを埋め込んだキーターライクなあの楽器、振るたびに1文字ずつ歌を歌うペンライト式ボカロ(以上、StrayCats’Lab)。下段左はタッチセンサーと気圧センサーで構成した電子リコーダー「ぼかりこ」。首からぶらさげた箱の中のRaspberry PiでMIDIに変換、ポケット・ミクを歌わせる。中はnanoKEY2、ポケット・ミクを組み込んだもの(以上、negi.moe)。右は自作カセットとゲームコントローラーを使ってファミコン内蔵音源でメロディを演奏できるゲーマー向けの楽器「ふぁみみっでぃ」。

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