【ライヴレポート】J、ツアーファイナルで「止まらない!止めるな!」

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Jが5月7日、EX THEATER ROPPONGIにて<J LIVE TOUR 2015~2016 -TOUR the eternal flames FINAL->を開催した。同公演の詳細レポートをお届けしたい。

◆J 画像

「今回のツアーは、初日の仙台から熱気が途切れることなく、どんどん燃え上がっていく、いままで経験したことがないぐらい熱いライブばかりでした」──J



ライブ中のMCでそんな言葉を漏らすほど、今回のツアーはJにとって大きな意味を持つものだった。記念すべきソロ10枚目のアルバム『eternal flames』を引っさげて、Jが2015年9月から断続的に開催してきた全国ツアーのファイナル<J LIVE TOUR 2015~2016 - TOUR the eternal flames FINAL ->。最後の地、東京EX THEATER ROPPONGIでJが見せたものは、長かったツアーの集大成であると同時に、この先へ向かう溢れんばかりのエナジーだった。


「オーライ!東京、飛ばしていくぞー!」というJの叫び声を皮切りに、1曲目「Go Charge」でライブがスタートすると、初っ端からフロアはモッシュでもみくちゃになった。Jのテションも高い。サポートドラムの有松益男(BACK DROP BOMB)が破壊的なドラムを繰り出した「Verity」で会場のボルテージはさらに加速。脇を固めるふたりのギタリスト、masasucks(the HIATUS、FULLSCRATCH、RADIOTS)と溝口和紀(ex.ヌンチャク)のアグレッシヴなプレイからも、長いツアーを共にしてきたバンドの一体感が伝わってきた。フロアをライターの火で美しく照らした「PYROMANIA」から、Jの伸びやかな歌声でシンガロングを誘ったミディアムバラード「I know」へと、序盤から息を呑むハイライトの数々。何度もフロアを「もっと!もっと!」と煽るJの姿は、これがソロキャリア20周年を迎えようというベテランの立ち居振る舞いかと思わせるほど貪欲でパワフルだ。




「最新アルバム『eternal flames』は通算10枚目のオリジナルアルバムでした。節目というわけではないけれど、思いっきり自分の想いを詰め込んだ作品です」──J

そう言って、ライブの中盤は『eternal flames』の収録曲が惜しげもなく披露された。Jが力強く拳を突き上げたのを合図に、ずっしりと重たいグルーヴが会場を震わせた「dream on」は圧巻。「新しいアルバムの曲をプレイすると、ものすごく興奮するんだよね」、そんなJの口調がセクシーだった。さらに、2015年9月から断続的に開催してきたツアーでも、一度も披露されなかったという「with you」、そして「Jayne」へと続けたバラード2曲は素晴らしかった。“永遠の炎”を意味する最新アルバム『eternal flames』とは、Jが鳴らす音楽という名の大きな炎が、聴き手の心にそっと温かい火種を残すような作品だと思う。その作品を体現するように、ロックボーカリストとしてストロングな存在感を放ちながら、包み込むような優しさも滲ませたJのエモーショナルな歌唱は、痺れるような感動を呼ぶ円熟の境地だった。



終盤はサポートメンバーとのガチなセッションでフロアの熱量がさらにヒートアップした。「全開でいくぞ!」。Jの渾身の叫びと共に真っ赤な照明がステージを染めた「BUT YOU SAID I'M USELESS」では、オーディエンスとJとが互いの想いをぶつけ合いながら、最高の空間を作り上げていった。そして、「次の曲で、俺とお前たちで今夜何かをぶっ壊そう!」というJの言葉に大きな歓声が湧くなか、届けられたラストナンバーは「break」。高らかに響くJの声、すべての力を出し切る渾身のプレイ。最高の熱気と興奮に包まれて、「止まらない!止めるな!」というJの衝動的な叫び声と共にライブ本編が締めくくられた。



アンコールでは、Jが自分と向き合いながら完成させた10枚目のアルバムに触れて、そのアルバムを携えたツアーを回り切った歓びを改めて語った。

「より純度の高い音を求めてる。いままで以上に自分自身の想いを込めたものにこだわるようになってきて……俺、ものすごい頑固な親父になっていくんじゃないかと思うけど(笑)」──J

そんなふうに笑いを誘いながら、すでにJの視線は“その先”へと向かっていた。「ツアーに出たときは空っぽで何も出ねえやと思ってた。でも、ツアーの一瞬一瞬が俺自身を目覚めさせてくれました。最終日、ここに立ってる俺は充電マックス。若干、漏電気味です(笑)。ファイナルだけど、これが終わりじゃない。これがスタートだと思ってます。とことんロックしていこうぜーっ!」。そう言って、再びベースを掻き鳴らし、ステージに立つ歓びを全身で謳歌するような最高の笑顔を覗かせながら、Jはラストの「Feel Your Blaze」までアンコールの3曲も全力で駆け抜けた。「約束しようぜ。次に会うときまで、何があってもくたばるなよ!」。最後に残された言葉に、フロアには怒号のような歓声がいつまでもこだました。



この日のライブでは、新たに10月1日から10日間にわたってゲストを迎えて開催する企画ライブ<J 2016 LIVE 10 days of GLORY -10 Counts for Destruction->が発表された。本当にJは止まることを知らない。溢れるバイタリティーと、永遠に枯れることのない衝動を胸に、いよいよJは2017年ソロデビュー20周年を迎える。

取材・文◎秦 理絵
撮影◎Hiroe Yamauchi

■<J LIVE TOUR 2015~2016 -TOUR the eternal flames FINAL->
2016.5.7(sat) EX THEATER ROPPONGIセットリスト

01. Go Charge
02. Verity
03. PYROMANIA
04. my answer
05. I Know
06. SIXTEEN
07. go crazy
08. Immortal galaxy
09. dream on
10. with you
11. Jayne
12. -session-
13. BUT YOU SAID I’M USELESS
14. never gonna die
15. addiction
16. break
encore
01. Believer
02. NOWHERE
03. Feel Your Blaze

■<J 2016 LIVE「10 Days of GLORY -10 Counts for Destruction-」>

10/1(土) 東京・新宿BLAZE
Special Guest: ヒトリエ
10/2(日) 東京・新宿BLAZE
Special Guest:The Cheserasera
10/7(金) 東京・渋谷TSUTAYA O-EAST
Special Guest: Nothing's Carved In Stone
10/8(土) 東京・渋谷TSUTAYA O-EAST
Special Guest: lynch.
10/23(日) 大阪・BIG CAT
Special Guest:KNOCK OUT MONKEY
10/28(金) 東京・ 渋谷CLUB QUATTRO
Special Guest: GOOD4NOTHING
10/29(土) 東京・ 渋谷CLUB QUATTRO
Special Guest: BACKLIFT
11/19(土) 東京・恵比寿LIQUIDROOM
Special Guest: minus(-)
11/20(日) 東京・恵比寿LIQUIDROOM
Special Guest: AA=
12/30(金) 東京・渋谷TSUTAYA O-EAST
Special Guest: 後日発表
▼チケット
¥5,300(税込/スタンディング/ドリンク代別)
プレイガイド一般発売
(1) 10/1~11/20公演; 2016/7/30(土)10:00AM~一斉発売
(2) 12/30公演; 2016/10/30(日)10:00AM~一斉発売
(問)SOGO TOKYO 03-3405-9999
(問)YUMEBANCHI 06-6341-3525

■<J Birthday LIVE 2016 -Special 2 Nights->

8/11(木・祝) 東京・赤坂BLITZ
OPEN 17:00 / START 18:00
Special Guest:DOOM
▼チケット
5/28(土)~一般発売スタート
¥5,300(税込/スタンディング/ドリンク代別)
(問)SOGO TOKYO 03-3405-9999

8/12(金) 東京・赤坂BLITZ
OPEN 18:00 / START 19:00
※F.C.Pyro.限定ワンマン
▼チケット
※ファンクラブ会員限定公演のためプレイガイドでの一般発売はありません。
¥5,300(税込/スタンディング/ドリンク代別)
(問)F.C.Pyro. 03-5759-1488

◆Jオフィシャルサイト
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