【ライブレポート】Block B、大人の雰囲気漂うステージでファンをノックアウト

韓国発WARUGAKI7人組アーティストBlock Bが5月9日、10日の2日間、東京国際フォーラム・ホールAにて単独ライブを行なった。オフィシャルレポートを以下にお届けする。

◆Block B ライブ写真

韓国カムバックアルバム『Blooming Period』より「数年後に～A few years later」からイキナリしっとりと始まり、会場はメンバー登場の興奮と、いつにない切ない雰囲気を見せるBlock Bへの熱い吐息の混じる歓声で会場もいつもとは少し違う雰囲気でスタート。そのあとは日本語バージョンもリリースされている「NICE DAY」から「HER （Japanese Version）」、日本デビューシングルとなった「Very Good (Japanese Version)」など、メンバーがステージを縦横無尽に駆け巡り、会場の温度を一気に急上昇させた。

さらにライブの定番曲でもある「ロマンチックに」はJazz Versionでパフォーマンスし、レトロさと情感をプラス。またもBlock Bがふと見せる大人の雰囲気にノックアウトされる女性ファンが続出した。

韓国でも音楽番組1位を獲得し話題となったパクキョンのソロ曲「普通の恋愛」でもかわいいパクキョンとは少し違う面を見せるかと思いきや、Block BのNo.1イケメンメンバー・ジェヒョが金髪のおさげで登場！ハッとするほど美しい顔立ちにもかかわらず男らしいがっちりした体格に会場からは爆笑が沸き上がった。

もはやBlock Bのファンには完全に浸透したビボム・ユグォン・ピオによるユニット、BASTARZが日本のライブではレアな「NOBODY BUT YOU」などを立て続けに披露。末っ子キュートなピオの色気のある男らしい雰囲気が際立つ中「品行ZERO」でワルっぽさ全開のぶち上げ曲に突入。さらにTAEILが花園のようなスクリーンの映像に溶け込むように登場してのバラード「愛だった」と続き、会場はジェットコースターのように感情を右へ左へと揺さぶられる心地よいカオスに包まれた。

日本語もライブのたびに努力がうかがえるMCではお互いにじゃれあう無邪気なBlock Bの姿を見せるも、韓国カムバックアルバムのリード曲でもあり、6月15日には早くも日本語バージョンでのリリースが決まっている「Toy」をオリジナルバージョンで披露。リード曲としては異例のミディアムテンポの楽曲だが、アンテナの高いファンは既に一体となって一緒に歌う。同じくアルバムより「Walkin’ In the Rain」が続き、日本ライブとしては初めて尽くしの内容となった。

本編ラストはBlock Bのライブ定番曲「珍しい女」と日本3rdシングルとしてリリースされた「Jackpot (Japanese Version)」、「Tell Them (U Must Up)」ラストでは華やかに銀テープが舞った。

しかしまだまだ終わらないのがBlock B。「NILLLILI MAMBO」「NolinA」とメンバーもファンも汗だくにした後、さらにステージも客席もホールとは思えないほどぐちゃぐちゃに盛り上がる「Very Good (Rough Version)」で本編は終了した。

熱烈なアンコールで再登場したBlock Bがコンサートの最後に選んだのは、切ない失恋を描いた「Movie’s Over (Japanese Version)」。最後までWARUGAKIエンターテイナーの顔と、男の色気あふれるアダルトなステージングとがミックスされ目まぐるしく表情を変えるステージに、たっぷり2時間半揺さぶられた熱気あふれるコンサートとなった。

◆Block B 日本オフィシャルサイト