藍井エイル、ツアー最終日に元ヒスブルTamaサプライズ登場「奇跡です」

藍井エイルが2016年5月11日、大阪BIG CATにて全国ツアー＜Eir Aoi LIVE TOUR 2016 “D'AZUR-EST”＞のファイナル公演を開催した。アンコールでは元Hysteric BlueのボーカリストTamaがサプライズゲストとして登場したほか、ニューシングルのリリース詳細がアナウンスされるなど、最終日を飾るにふさわしい華やかなものとなった。

◆藍井エイル×Tama 画像

同ツアーは2015年6月に発表された3rdアルバム『D'AZUR』を掲げて、2016年3月19日のHEAVEN'S ROCK 宇都宮 VJ-2公演を皮切りに行われたもの。日本武道館初ワンマンやワールドツアーなど、そのリリースから現在までに様々な経験を得た藍井エイルが、“最上級のステージを見せたい”という想いを“D'AZUR-EST”というタイトルに込めて、自身最大規模の全国16ヶ所、約10000人を動員したライブハウスツアーとなる。

オープニングSEはアルバム『D'AZUR』の1曲目に収録された「awakening」だ。藍井エイルのアカペラからスタートした「IGNITE」では、「ツアーファイナル大阪！最後まで盛り上がっていくぞ！」との煽りが一層オーディエンスの熱気を高める。SEを含む開演直後の2曲はアルバム収録曲順で披露されるなど、セットリストが『D'AZUR』を中心としたものであることを高々と告げる始まりだ。

中盤には「Quit」や「Gladius」をはじめとするヘヴィチューンで会場を震わせたほか、ミドルチューン「青の世界」を華麗に美しく響かせ、怒濤の後半の口火を切った新曲にしてアッパーチューン「アクセンティア」や「ツナガルオモイ」で会場をひとつに。その楽曲バラエティの多彩さは、そのまま『D'AZUR』や最新曲の感情豊かな起伏と完成度の高さを物語るものだ。

「ファイナルの大阪がびっくりするくらい熱い！　今ここが夏になってます」──藍井エイル

そう語った藍井エイルは、本編ラストを灼熱の「シンシアの光」で締めくくった。そして驚きはアンコールに。


アンコールの冒頭では元Hysteric BlueのボーカリストTamaがサプライズゲストとして登場、藍井エイルとTamaによる「春～spring～」のコラボ歌唱が実現した。「春～spring～」は、現在藍井エイルのサポートドラマーであり、元Hysteric Blueの楠瀬タクヤによる作詞作曲ナンバーだ。藍井エイルは同曲を「アクセンティア」のカップリングでカバー。その後、今ツアーのZepp Tokyo公演にて披露した「春～spring～」をTamaが絶賛したことをきっかけに今回のコラボレーションへ繋がったという。

「同じステージに立てるなんて本当に奇跡のようです！」──藍井エイル

「「春～spring～」をカバーしてくれてありがとう。これを機にもっとたくさんの人に聴いてもらえると嬉しい」──Tama

掛け合いやユニゾンによる2人の熱唱はツアーファイナルをスペシャルなものにした。また、この日最後のMCでは、「ここで重大発表があります。ニューシングル「翼」が7月20日にリリースされることが決定しました！　この曲は7月から放送されるMBS/TBS系TVアニメ『アルスラーン戦記　風塵乱舞」のオープニングテーマとなっています！」と藍井エイル本人から告げられ、歓喜の声が会場を包み込んだ。

全23曲、約2時間半。この日のライブはニコ生にて自身初となるライブ生中継を実施するなど、会場のファンはもとより画面越しのファンを圧倒的な歌唱力とパフォーマンスで魅了。「INNOCENCE」をラストにツアー＜Eir Aoi LIVE TOUR 2016 “D'AZUR-EST”＞が終了した。

藍井エイルは6月23日に“D’AZUR-EST”ツアーの追加公演を東京・NHKホールにて開催するほか、来る5月20日にはシカゴで行われる＜Anime Central＞に出演することも決定。その後ニューヨークへ渡り、5月25日には初のニューヨーク単独公演を開催する。







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