シアターブルック、結成30周年イベントで「音楽に制限はない」

＜シアターブルック結成30周年記念イベント「why can't we live together」SEASON1＞が5月21日および22日の2日間、下北沢GARDENにて開催された。

◆THEATRE BROOK (シアターブルック) 画像

キングギドラを迎えた21日の“DAY1”は異種格闘技戦ともいえるもの。両バンドの95年デビュー当時、偶然同じリハーサルスタジオを利用していたこともあり、よく交流していたという秘話も明かされた。ライブは互いにデビュー当時の楽曲を披露するなど、深味に加えてクオリティの高いステージで客席を魅了した。



そして、アンコールではキングギドラとシアターブルックの共演が実現。1曲目にはイベントタイトルにもなっているナンバー「why can't we live together」、2曲目にはシアターブルックの代表曲「もう一度世界を変えるのさ」を披露した。

「ジャンルなんて関係ない！音楽に制限はない」佐藤タイジ──（シアターブルック）
「俺たちは共存できる！」──Zeebra（キングギドラ）

太陽光によるソーラーエネルギーでロックするシアターブルックと、風営法改正を求めて精力的に活動していたZeebraは、両者の熱い思いで客席を沸かせてDAY1を大成功に収めた。


そしてDAY2は、kenken、ムッシュかまやつ、山岸竜之介によるLIFE IS GROOVEを迎えて開催された。「シアターブルックの結成期間と同い年」というKenKenが、「レッド・ホット・チリペッパーズ初来日のオープニングアクトをシアターブルックが務めた」という話を披露、「個人的にすごく盛り上がっている！」と熱い演奏を繰り広げたほか、最新作『コンディション・ファンク』から2曲披露して場内をヒートアップさせた。

シアターブルックのステージは、1997年発表の「俺の手にはギター」からスタート。「朝を迎えて」では熊本復興支援の意味を込めて歌詞をリライトして披露するなど、エモーショナルなライブが展開された。



この日のアンコールでは、KenKenがドラムを担当、山岸竜之介がギターで「もう一度世界を変えるのさ」に参加したセッションも。当日、初めて合わせた即興とは思えないさすがのサウンド＆パフォーマンスでライブを締めくくった。

なお、＜シアターブルック結成30周年記念イベント＞はSEASON2が7月16日および17日の2日間、下北沢GARDENで開催されることが決定している。“SEASON2”のDAY1は海外でも高い評価をうけているBUFFALO DAUGHTER、DAY2は＜FUJI ROCK＞など様々なフェスでー緒になってきた旧友Dachmboが出演する予定だ。

撮影◎岡村直昭






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