【インタビュー】R2Y+J、SHAZNAのA・O・IやEins:VierのLuna「音楽に輝きを」

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A・O・I (ex.SHAZNA) とLuna (Eins:Vier) を中心に結成した3ピースバンドR2Y+Jが6月15日、1stフルアルバム『LIMIT CODE』をリリースする。A・O・IとLunaはお互いのバンドが解散した2000年当時、誰にも言わず2人でスタジオに籠って曲作りをしていたこともある長い付き合いだ。UKロックに影響を受けた2人が10年以上の時を経て再会、2013年にバンドを始動するという運命的なストーリーも、彼らの音楽の中に息づいている。DTMという方法を選択せずに3人でスタジオに入り、イメージを伝え合いながら楽曲を作った100%人力スタイル。だからこそ生まれるグルーヴやバンドアンサンブルがアルバム『LIMIT CODE』の醍醐味でもある。

◆R2Y+J (リリィ・ジョーカー) 画像

1990年代のヴィジュアルシーンを騒がせたバンドのギタリストとベーシストがタッグを組み、A・O・Iがギターを弾きまくりながらメインヴォーカルもとっているというだけでも好奇心をそそられる人も多いのではないだろうか。バンド結成のいきさつから、スタジオでの曲作り、3年間の道のり、アルバムに込めた想いをあますことなく語ってもらった。なお、R2Y+Jはアルバム発売に先行して、<R2Y+J presents -S.L.O.D.E CRACK- rev.02 1st FULL ALBUM「LIMIT CODE」発売記念ワンマンライブ>と題した初のワンマンを明日6月3日、渋谷VUENOSにて開催する。

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■A・O・Iくんとは音楽的な趣味が近くて
■よくUKロックの話をしてたんですよ

──R2Y+Jがどんなふうに結成されたのか、いきさつから教えてもらえますか?

Luna:さかのぼると結成する前に僕とA・O・Iくんは「一緒にバンドやろうぜ」って盛り上がったことがあったんですよ。2000年頃なんですけど、三軒茶屋のプライベートスタジオに2人でこもって、曲を作っていて。

A・O・I:ちょうどSHAZNAが活動休止した時期で。

Luna:Eins:Vierも解散(1999年)していたので。その時には誰にも言わずスタジオに入ってたんです、2人だけの秘密って感じで(笑)。実はバンド名も考えていたんですが、残念ながら大人の事情で形にならずに。

▲A・O・I (Vo & G / ex.SHAZNA)

──そもそも、Eins:VierとSHAZNAは同じ事務所に所属していましたよね。共演もしていたと思いますが、仲良くなったキッカケというのは?

Luna:事務所の中にもいろいろなバンドがいたんですけど、A・O・Iくんとは音楽的な趣味が近くて、よくUKロックの話をしてたんですよ。打ち上げだったりとか共演するたびに「あのライヴ行った?」みたいな。

A・O・I:Eins:Vierでベースを弾いている時のLunaさんはすごくカッコよかったので僕はすごく興味があったんですよ。「この人と仲良くなりたいな」って。

Luna:お互いにPlaceboとかGarbageとか好きでね。

A・O・I:UKじゃないけど、The Smashing Pumpkinsだったりね。

Luna:そうこうしている内にお互いのバンドも止まっていたし、「だったら重い意味とかじゃなく、1回曲作りでもしてみる?」って三軒茶屋のプライベートスタジオに入ることになったという流れですね。

A・O・I:家も近所だったしね(笑)。

Luna:そこで何曲か作ったんですけど、お披露目することもなく、自然と連絡も取らなくなっていって……。ただお互いに音楽活動はしていたので、ある日、A・O・Iくんから連絡が来たんですよ。10年ぶりぐらいに。

A・O・I:僕が当時、IZAMくんと一緒にやっていたユニットalcali-5の主催イベントに出ないか?って声をかけたんです。そこで交流が復活して。

Luna:「出る出る!」って。共演したことを機にまた盛り上がったんです。それがキッカケで僕がやっていたバンドのサポートギターとして参加してもらうようになって、結局、そのバンドは解散したんですけど、「じゃあ、今度はサポートじゃなく、ガッツリ一緒にやろうか」って。それが2013年ですね。

──三軒茶屋再びですか?

Luna:ははは。2人ともその頃には三軒茶屋には住んでいなかったんです。

A・O・I:ただ、またもや偶然、家が近かったんですよ(笑)。

──運命ですねぇ。

Luna:で、ドラムのT-Tは前のバンドのメンバーだったので、そのまま一緒にやることになって。A・O・Iくんも気に入っていたし。

A・O・I:ドラムのノリが洋楽っぽかったからね。

──T-Tさんも音楽の趣味は似ているんですか?

T-T:いや、似てはいないですね。僕はアメリカンロックが好きなので。

Luna:だから、バンド名を話しても全然通じない。世代がちょっと違うっていうのもあるかもしれないけど。

T-T:2人からいろいろバンドの名前が出てくるので、聴き始めたんですが、まだ曲名と一致しなかったりするので頑張っています(笑)。

Luna:そこから3人でスタジオに入るようになって、初ライヴは、とあるバンドの主催イベントに誘われてね。

A・O・I:そうそう。じゃあ、お試しで一度やってみようかって。

Luna:軽いノリで出てみようかって。ところが「主催バンドが諸事情で出演できなくなってしまって、代わりに主催してほしい」ってライブハウスの方に頼まれたんですよ。お世話になっているライブハウスだったので、「じゃあ」って。

──お試しの初ライヴだったはずが、いきなり主催イベントに?

Luna:そうなんですよ。その時はA・O・Iくんがヴォーカルをとることも決まってなかったんです。

A・O・I:曲は出来ていたものの、いいヴォーカリストがいたらと思っていて。

Luna:だから、初ライヴでは女性ヴォーカルも含め何人かゲストで参加してもらってA・O・Iくんも歌うっていう。

──結成当初、ヴォーカリストは流動的だったんですね。

Luna:そうなんです。ただ、そんな中、ゲストヴォーカルに聴いてもらうデモテープを作らないといけなかったので、A・O・Iくんが仮歌をうたったのを俺とT-Tで聴いてみたら「これ、むっちゃカッコいいやん」って。スタジオに入っている時はヴォーカルという意識で聴いていなかったけど、その時点で俺とT-Tの中では「ヴォーカルはA・O・Iくんで」って。

A・O・I:ヴォーカルオーディションに合格したんです(笑)。

──A・O・Iさん自身、SHAZNA以降のプロジェクトではヴォーカルも披露していましたが、R2Y+Jでもフロントで弾きながら歌うイメージはあったんですか?

A・O・I:あったんですけど、新しくヴォーカリストを入れるのも1つのチャンスだと思っていたんです。まぁ、自分で歌いたい気持ちもありました。

──内心は自分が歌いたかった?

A・O・I:もちろんです(笑)。ただ、最初は3ピースのバンドでギターを弾いてソロもとって歌も唄うのはどうだろうって不安があったんです。でも、ライヴで歌ってみて大丈夫だなと思えたので、積極的に「僕にやらせてください」と。初ライヴが2013年の7月5日で2回目が11月8日。その日から僕がすべて歌うようになったので、そこからがR2Y+Jの本当のスタートという感じですね。

◆インタビュー(2)へ
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