【速レポ】<SATANIC CARNIVAL>SiM、ゾンビ姿で「もっと悪魔的な声をくれよ!」

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サウンドチェック中、ステージを遮るように立てられた黒い壁の向こう側から聴こえてくる音に対して、もう待ち切れないといったばかりに、ツーステップやスカダンスをしているオーディエンスの姿を至るところで見かけた。続いて登場するのはSiM。

◆SiM 画像


“HEAD LINER 1st ACT”として紹介された彼らは、青白いライトがステージを照らす中にゆっくりと姿を現わしたのだが……それがまさかの全員ゾンビ姿! 顔面は傷と痣だらけ、服はボロボロで血まみれ、よたよたと千鳥足でそれぞれが持ち場につく。MAH(Vo)は途中で倒れこみ、マイクスタンドにしがみついて、やっとの想いで必死に立ち上がったところで、「MAKE ME DEAD!」からライブがスタート。

あっという間にフロアをカオティックな様相にさせると、続く「THE KiNG」では、火柱が何度も激しく立ち上がり、ただただオーディエンスを驚かせ続けた。曲を終えてしばらくしてもゾンビのパフォーマンスを続けていた彼らだったが、「あの、そろそろフツーにやってもいいですか? これは1万人の前で出オチでしたか?(笑)」とMAH。





そこから「フツーにやります!」と「Blah Blah Blah」へ。いつもの彼らに切り替わり、SIN(B)がアグレッシヴにステージを飛び回れば、GODRi(Dr)のドラミングもどんどん熱を帯びていく。そして、間髪入れずになだれ込んだ「GUNSHOTS」では、モンキーダンスでオーディエンスを踊り狂わせる中、SHOW-HATE(G)が鍵盤を操る場面も。

また、「Amy」ではすさまじいシンガロングを巻き起こし、「TxHxC」では、巨大なサークルがフロアの何ヶ所にも出現。とめどない狂乱を生み出し続け、「I DUB U」では、ダビーでサイケデリックな世界へずぶずぶと引きずり込んでいった。レゲエパンクを標榜している彼らの楽曲の中でも、とりわけディープな部分を大規模なフェスでもしっかりと提示してくるところが実に頼もしい。



終盤戦は、「<SATANIC CARNIVAL>ってそんな感じなんですか? 疲れたからもう帰りたい? もっと悪魔的な声をくれよ!」と、グロウルと歌声を求めながら突入した「CROWS」から、さらに「KiLLiNG ME」へとキラーチューンを繋げていく。曲中で、オーディエンス全員をその場に座らせて「意識だけなら、人間はどこへだって行ける! 意識だけでも天井をぶちやぶって、宇宙までぶっ飛べ!」と焚きつけ、1万人が同時にジャンプした。

曲を終え、歓喜に沸くオーディエンスでひしめきあっていているフロアに向かって、MAHは両手を伸ばし、それを左右にこじあけるジャスチャーをすると、一気に二手に分かれるキッズ達。ラストナンバーは「f.a.i.t.h」だ。SINの荒ぶるフレーズが高揚感を極限まで引き上げていき、MAHのシャウトを皮切りにウォール・オブ・デスへ。エンディングはまさに怒濤だった。自分達の本質をしっかり見せつつ、求められるものにもしっかり応えたその姿に、もはや貫禄を感じさせる全11曲のステージとなった。

取材・文◎山口哲生
撮影◎YOSUKE KAMIYAMA

■<SATANIC CARNIVAL'16>

2016年6月4日(土)幕張メッセ国際展示場9-11ホール
<出演者ラインナップ>
【SATAN STAGE】
10-FEET
Crossfaith
dustbox
HEY-SMITH
Ken Yokoyama
MAN WITH A MISSION
MONOEYES
SiM
WANIMA

【EVIL STAGE】
04 Limited Sazabys
ATATA
The BONEZ
Crystal Lake
Dizzy Sunfist
G-FREAK FACTORY
ジャパハリネット
NAMBA69
SHANK
TOTALFAT
[O.A.] bacho

チケット料金:¥8,500

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