【ライブレポート】GEMが3周年ライブ。留学前の武田舞彩に金澤有希「私たち9人がずっとGEMを守るから。」

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結成3周年を迎えたGEMが、メモリアルデーの6月11日にイベント<GEM Premium Mixture 2016 ~3rd Anniversary~>を新宿BLAZEにて開催した。なお、6月25日の<iDOL Street Carnival 2016 6th Anniversary ~RE:Я|LOAD~>をもってグループでの活動を一時休止し、ロサンゼルスに留学することが決定している武田舞彩にとって、本公演はGEMとして単独で行なう留学前ラストイベントでもあった。

◆<GEM Premium Mixture 2016 ~3rd Anniversary~>第1部&第2部 画像(計51枚)

「3rd Anniversary、始まりました!」

2013年6月11日に日本武道館で結成され、本格始動したGEM。昼公演(第1部)は、リーダー・金澤有希の雄叫びとともに幕開け。さらに森岡悠(ちゃんまん)、村上来渚、伊山摩穂が、このイベントが楽しみだったことを勢いよく、元気に語っていく。

「じゃあ、もうひとりだけ! 舞彩!」

そして金澤は、今回が単独ラストイベントとなる舞彩にも話を振る。すると舞彩は「はい。」と、それまでの3人の弾けっぷりをまったく無視するような低いトーンで冷静な返事。途端に会場もステージ上の9人も絵に描いたかのようなコケっぷりを見せる。もちろんこれは、舞彩の狙い通りであろう。

イベントは、3月の定期公演から行なってきた、各メンバーがテーマを決めてトークを中心に展開する“Talk Mixture”のコーナーからスタート。小栗かこは、「GEMなう。小栗かこ的に爆笑しすぎて腹筋6パックになるBEST3」をテーマにYouTubeで不定期に公開されている動画『GEMなう。』からの爆笑シーンを紹介する。

「小栗かこ的に爆笑しすぎて腹筋6パックになるBEST3」の1位に輝いたのは、喉が渇きすぎた金澤有希が「喉が渇いて死にそうだよ!」「飲み物がほしいよ!」と、飲み物をひたすら欲する“飲み物おじさん”になってしまっていた衝撃映像。しかも、動画の再生が上手く行かず、途切れ途切れとなってしまうという“ハプニング的な衝撃”付き(なお、小栗は本企画のために、2日かけてすべての『GEMなう。』を視聴。結果、爆笑シーンTOP5すべてが金澤をフォーカスした動画だったとのこと)。

さらに、爆笑シーン番外編も紹介する。それは罰ゲームで、金澤が「Star Shine Story」の曲に合わせて、わざと面白い振りを作るという映像。ところがこちらも再生が途切れ途切れになってしまう(推測するに再生用PCのメモリ使用量がいっぱい)。そこで、村上来渚が機転を利かせて「今やってもらったらええやん。」と、金澤に無茶振り(曰く「ファンの人たちが言ってた」)。金澤は「(この場でやるなんて)意味がわからない!」と不平を口にしつつも、ある意味で歌詞に忠実過ぎるリリックダンス……のようなコミカルな振りを付け、会場を大きな失笑の渦に巻き込んだ。

最初のライブパートは、「この曲があったから、今のGEMがある。」というテーマで構成。ブルーに染まるステージで、イントロのモチーフとなった「バッハ作曲無伴奏チェロ組曲1番 プレリュード」が流れ出せば、力強さと躍動感ある「Speed up」。伊山摩穂や平野沙羅の長い髪もエモーショナルを描き出す。さらに「Star Shine Story」、そして「departure」。10人はスカートの裾を揺らし、拳を掲げ、離れていっても途切れることのない絆を確認しあうように歌い上げていた。

再び“Talk Mixture”へ。熊代珠琳が『GEMなう。』の再生回数ランキングを勝手に名場面とともに発表する(3位には村上来渚が、大好きなふなっしーに初対面して号泣しているシーンがランクイン)。一方の南口奈々は、メンバー10人がGEMになる前の写真を紹介。幼い頃から変わらない熊代珠琳や、EXILEのMVに髪の毛爆発状態で出演した伊山摩穂。小学生の頃からちっちゃくて可愛かったエキゾチック森岡悠(ちゃんまん)。「ライオンキング」に出た時の伊藤千咲美。ファッションショーに出た時の村上来渚の写真に「これ、らなちん?」とメンバーが訊ねると、村上から「らなちんやで。」と、ブログでのお決まりのフレーズで返されて笑いも起こる。そしてバレエをやっていた頃の武田舞彩の写真は「可愛い」とメンバーからも絶賛された。

振り付け講座とひとりひとり歴代衣装へのチェンジを経て、再びライブコーナーへ。w-Street NAGOYA時代からの仲である舞彩と千咲美にとって強い思い入れがある「きっと For You!」をしっかりと聴かせると「Do it Do it」。村上と舞彩のフェイクなどブラックテイストが香る「No Girls No Fun」に、懐かしの「キミ恋てれぱしー」は人数非固定パフォーマンスで魅せていく。特に「キミ恋てれぱしー」ではファンも一気に熱狂し、激しいコールがフロア前方へと押し寄せる。その反応を見て、ステージ上には笑顔の花が咲いていた。

「Party Up」で(振り付け講座でやったように)タオル回しでの一体感が作り上げられると、昼(1部)公演ラストは「Can't Stop Loving」。南口と熊代がアイコンタクトをして笑い合い、伊山と小栗は観客に手を振って応える。さらに曲中にサインボールを投げ入れるも、伊山はなぜか天井に当ててしまいステージに跳ね返ってきたりと、フロアもステージも大騒ぎ。盛り上がりは最高潮となっていた。

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