【ライヴレポート】DIV、LEDと“EDRサウンド”が作り上げた異空間の熱帯夜

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DIVの2nd Mini Album“EDR TOKYO”Release Oneman Tour<今夜は熱帯夜>のファイナル公演が6月11日(土) 、六本木ニコファーレにて開催された。当日の模様を、オフィシャルのレポートにてお届けする。

◆DIV ライヴ画像

この日は壁面LEDが施されたニコファーレという会場の特殊性を利用して、2部構成での公演。1部は6月22日にリリースされるLIVE DVD『DIV oneman live 2015 AUTUMN KISS or KILL』の上映会が行われ、2部のライヴはニコニコ生放送を通じてリアルタイムで放映されるという。2部開始前には壁面を「もう待ちきれない!」などといった視聴者からのコメントの文字が流れ、フロア内にも期待感が募っていく。

場内が暗転すると、青いライトが点滅しながら客席を照らす。そして胸の鼓動を速めるようなSEのビートが鳴り響く中で、ステージに登場したメンバーを大歓声が包み込んだ。オープニングナンバーの「イケナイKISS」の時点で、既にこの会場の特異性を誰もが感じたことだろう。四方の壁と天井に設置されたLEDが鮮やかな光を放ち、様々なイメージを映し出していく。「東京、熱帯夜につき」では夜の街を想起させる映像が流れ、「ゴールデンキネマ劇場」ではステージ後方のモニターにミラーボールが浮かび上がるなど、楽曲ごとにその世界観を投影。曲の展開によっても眼前に展開されるヴィジュアルが次々と変化していくため、片時も目を離すことができない。



一般的な“ライヴハウス”とは明らかに異なる会場での特別な体験は、オーディエンスをまさしく非日常の世界へと誘っていく。手拍子やジャンプはもちろんのこと、ヘヴィなパートでは激しくヘッドバンギングをしたかと思えば、息の合ったコール&レスポンスを聞かせたり、会場全体で左右に大きく動いたり…と行為自体はいつものライヴでも見られるのだが、そのテンションと熱量には並々ならぬものを感じた。ちょび(B)も「サクラユメ」での美しいピンク色の照明に感動したと話していたように、視覚的なインパクトが加わることで通常のライブヴでは得られないような刺激と興奮が沸き上がってくるのだ。ステージ上にいるDIVの4人もそれを反映するかのように、歓喜の表情を浮かべて音を奏でている。



近未来的でサイバーな照明と、DIVが鳴らす音との親和性もこの特別な空間を生んだ大きな要因だろう。デジタルなサウンドとバンドの鳴らす有機的な生音を高次元で融合させ、“エレクトロニック・ダンス・ロック”を打ち立てた最新ミニアルバム『EDR TOKYO』。照明効果によってもたらされる精神的昂揚と、そのEDRサウンドによってもたらされる身体的興奮が重なることで、ニコファーレは前代未聞の“異空間”へと化していった。本編とアンコールだけでは満ち足りないオーディエンスに対して、Wアンコールに「毒彩ギーク」を投下したDIV。リミッターを振り切らんばかりに盛り上がったフロアとステージが一体となり、CHISA(Vo)の「覚えとけ。これが俺たちのライヴだ」という言葉を象徴するような最高の“熱帯夜”を生み出した。



「今回も想像を超えるようなツアーにできた。自分でもワクワクしているので、俺たちについてきて下さい」とMCで語ったCHISA。2016年10月10日には、日比谷野外大音楽堂でのワンマンライヴが待ち受けている。今までも紆余曲折を経つつ、自分たちで設けた高いハードルを飛び越えることで一歩ずつ進化してきたDIV。この日のツアーファイナルでも規格外のポテンシャルを遺憾なく発揮した彼らが、10月までにさらなる進化を遂げていることは間違いないだろう。予測も想像もできない未知なる新体験が、野音でもたらされることを期待して待ちたい。

TEXT:IMAI(JUNGLE LIFE編集部)

セットリスト

イケナイKISS
東京、熱帯夜につき
神様がもしいるなら
ゴールデンキネマ劇場
甘美な嘘と退屈な薄紅
Relic Snow
漂流彼女
アイノウタ
STORY
サクラユメ
夜想GALAXXXY
BUTTERFLY DREAMER
捕食する夢に羊は踊らない
JUSTICE
SECRET NIGHT

<Encore>
ZERO ONE
夏の行方
ANSWER
Point of view
毒彩ギーク

ライヴ情報

2016年10月10日(月・祝)日比谷野外大音楽堂
DIV ONEMAN LIVE 2016<DIVE!!!>at 日比谷野外大音楽堂
時間:16:15 / 17:00 雨天決行
料金:¥5,000(税込・全席指定)
一般発売日:2016年6月26日(日)
[問]ディスクガレージ 050-5533-0888(平日12:00~19:00)
DIV 2nd Mini Album “EDR TOKYO”Release Oneman Tour<今夜は熱帯夜>
4/20熊本・4/22福岡公演 振替公演
日程
2016/7/20(水)福岡DRUM LOGOS ※会場が変更となりました
18:00 / 18:30
2016/9/2(金)熊本B.9 V2
18:00 / 18:30
詳細はDIVオフィシャルサイトまで

DIV<今夜は熱帯夜>ツアー 追加公演<今夜も熱帯夜>
6月26日(日)新宿Zirco Tokyo
17:00 / 17:30
¥4,200(税込・スタンディング・ドリンク別途¥600)
チケット一般発売日:2016/6/23(木)
[問]新宿Zirco Tokyo 03-6278-9190 / info@zirco-tokyo.jp

リリース情報

初のLIVE DVD
DIV oneman live 2015 AUTUMN KISS or KILL
6月22日 発売LIVE DVD:DVD2枚組 DCBSG-001 5,500円 + 税

<DISC1>
01.イケナイKISS -KISS or KILL ver-
02.LOVE IS DEAD
03.milky latte
04.赤裸々ララ
05.東京ネクロポリス博物館
06.漂流彼女
07.アイノウタ
08.ASTERIOS
09.BUTTERFLY DREAMER
10.毒彩ギーク
11.SECRET NIGHT

<DISC2>
01.ゴールデンキネマ劇場
02.RxR
03.I HATE YOU
04.夏の行方
05.JUSTICE
06.捕食する夢に羊は踊らない
07.ZERO ONE
08.Point of view
09.STORY
10.イケナイKISS

インストアイベント
6月22日(水)タワーレコード新宿店
7月01日(金)ブランドエックス
7月02日(土)ライカエジソン東京店
7月02日(土)リトルハーツ新宿店
7月03日(日)渋谷ZEAL LINK
7月09日(土)タワーレコード渋谷店
7月15日(金)fiveStars
7月15日(金)ライカエジソン名古屋店
7月16日(土)大阪ZEAL LINK
7月16日(土)タワーレコード梅田大阪マルビル店
7月18日(月・祝)リトルハーツ大阪店
7月22日(金)スカルローズ

2016年3月16日(水)発売
ミニアルバム『EDR TOKYO』
初回生産限定盤:CD+エムカード DCCSG-005 ¥3,000+税
<CD>01.東京、熱帯夜につき 02.夜想GALAXXXY 03.甘美な嘘と退屈な薄紅
04.Relic Snow 05.神様がもしいるなら
<エムカード>01.東京、熱帯夜につき MV
※追加コンテンツ※「イケナイKISS at 2015.11.7 TSUTAYA O-EAST」ストリーミング配信「毒彩ギーク at 2015.11.7 TSUTAYA O-EAST」ストリーミング配信通常盤:CDのみ DCCSG-006 ¥2,500+税
<CD>01.東京、熱帯夜につき 02.夜想GALAXXXY 03.サクラユメ
04.甘美な嘘と退屈な薄紅  05.Relic Snow 06.神様がもしいるなら

◆DIVオフィシャルサイト
◆BARKS ヴィジュアル系 V-ROCK
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