全英チャート、リック・アストリーが29年ぶりの1位

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今週のUKアルバム・チャートは、80年代後半「Never Gonna Give You Up」が世界中で大ヒットしたリック・アストリーの11年ぶりの新作『50』が初登場で1位に輝いた。アストリーのアルバムがトップ10入りするのは3枚目の『Free』(1991年)以来25年ぶり、1位を獲得するのはデビュー作『Whenever You Need Somebody』(1987年)以来28年半ぶりだった。

◆リック・アストリー画像

アストリーは、日本では80年代の活躍しか印象にないかもしれないが、英国では1991年以降トップ10ヒットはないものの、ディープな声と確かな歌唱力への評価は高く、ツアーはいつも盛況だった。

2位には、トム・オデールのセカンド『Wrong Crowd』がチャート・イン。ポール・マッカートニーのコンピレーション・アルバム『Pure McCartney』が3位に入った。今週はこのほかビヴァリー・ナイトの8枚目のスタジオ・アルバム『Soulsville』(9位)が新たにトップ10入りし、グラストンベリー・フェスティバルへの出演を来週に控えたELOのベスト盤『All Over The World – The Very Best Of Electric Light Orchestra』(2005年)が4位に再エントリーしている。

シングル・チャートは、ドレイクの「One Dance」が今週も強く、10週連続の1位に輝いた。2位には、KUNGS VS COOKIN' ON 3 BURNERSの「This Girl」が先週の4位から上昇。週半ばのセールスは「One Dance」を上回ったが、最後でドレイクが逆転したという。

その「One Dance」に阻まれ4週連続で2位をマークしていたジャスティン・ティンバーレイクの「Can’t Stop The Feeling」は3位へ後退。今週新たにトップ10入りしたのは、アメリカのエレクトロニック・グループCheat CodesとオランダのDJ集団Kris Kross Amsterdamのコラボ「Sex」(11位→9位)のみだった。


Ako Suzuki
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