ジョン・ライドン「パンク40周年記念イベントはただの見世物」

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英国・ロンドンでは2016年、パンク誕生40周年を記念し、ロンドン市長後援のもとパンク・ムーブメントを振り返る展覧会や公演、映画上映などを行なう年間イベント<PUNK.LONDON>が開催されているが、当時のパンク・シーンの中心人物の1人だったセックス・ピストルズのジョニー・ロットン(ジョン・ライドン)は、これには全く関与しておらず、“大失敗”“見世物”と批判した。

◆セックス・ピストルズ画像

彼は『Bath Life』誌にこう話した。「あれは、(5月までロンドン市長だった政治家)ボリス・ジョンソンが関与してるだろ。それってとてつもなく滑稽だ。俺は、あれは見世物だと思ってる。自分らの利害のために、事実をねじ曲げようとするあの家内工業の本質だ。あいつらの誰も、俺に話かけてこなかった。で、俺はいま、あの完全な大失敗についてコメントを求められているわけだ」

「パンクは、間違いなく美術館で展示されたり、美化される必要はない」

また、セックス・ピストルズが70年代住居兼スタジオとして使用していた場所が今年春、文化遺産に認定されたが、ライドンはこれも滑稽だと一蹴した。「たったの2部屋だ。その1つは窓もなければ、中にトイレもない。そんな場所が文化遺産になるなんて、どれだけセンセーショナルなんだ。ちょっと馬鹿げてる。ジョニーによる壁の落書きなんて重要じゃない、って俺は思うよ」

Ako Suzuki
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