【ライブレポート】℃-ute、℃ONCERTOツアー終了。岡井千聖、22歳の抱負は「現状維持」

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緑の光に包まれて「千聖!」のコールが沸き起こる。アンコールはゴスペル調のピースフルな「何故 人は争うんだろう?」で幕開け。アイドルソングとしては珍しい曲調のこの曲は、言うまでもなく、高い歌唱力と表現力が求められる。℃-uteは、もちろんそのふたつを遺憾なく発揮して、さっきまで激しい縦ノリだった日本武道館を、今度は心地よい横ノリ状態へと変えた。

「℃ONCERTOのライブはですね、今日でファイナルということで、あっという間のお時間でしたね。この℃ONCERTOのセットリストがすごい好きだったので、ほんとに、悲しい気持ちでいっぱいです(笑)。でも、今日の日本武道館のライブがファイナルにふさわしいと思うくらい盛り上がっているので、本当に幸せいっぱいです。こうやってステージに立ってると、たくさんのスタッフさんに支えられていたり、ファンのみなさんがたくさん声を出してくれたり踊ったりしてくれてるから、こうやって素敵なライブになるんだと思います。本当にありがとうございます。これからもそんな温かいみなさんの力を借りて、℃-uteは前に前に進んでいきます。」── 中島早貴

「なっきぃのファンがいて、千聖のファンがいて、舞美ちゃんのファンがいて、そうですね……愛理のファンがいて、舞のファンがいて。とっても幸せな空間だなって思いました。」── 萩原舞

「このツアーは、4月の頭の方からはじまったんですけど、ツアー中に私も誕生日を迎えて、明日、千聖も誕生日を迎えて。なんか℃-uteもどんどん年取るなーってすごい思うんですよね。なんか、昨年、10周年を迎えて、それからもう1年以上経つんだっていうのがあっという間過ぎて。時の流れって恐ろしい……。小学生の頃ってこんな早く感じなかったなっていうか。ほんと恐ろしいわー。ライブ中に足がつる回数がめっちゃ増えたんですよ。まあ私たちも、歌と踊りがすごく好きで、今回のツアーでもたくさん学ぶことがあったなと思うので、これからも℃-uteとしてたくさん成長したいですし、ハロー!プロジェクトの後輩にもたくさん背中を見てもらえるような先輩になっていきたいと思います。」── 鈴木愛理

「2013年に初めて日本武道館に立って。そこから毎年のように立たせてもらっていることって、当たり前じゃないなってすごく思うし、初めて立った時に『また日本武道館立ちたい』って言ったんですけど、みなさんの応援のおかげで毎年叶ってるというのは本当に感謝だなって。ありがとうございます。今日は今までにない日本武道館の使い方をして、トロッコというものに乗ってみたんですよ。<ひなフェス>で、ほかのグループはトロッコに乗っていても、私たちは走るっていうスポーツマン・グループだったんですけど、今回初めてトロッコに乗せてもらって、みなさんの近くまで行くことができて。今日ね、すごいね、気分がめちゃめちゃ上がってたのか、体力がしんどかったの。でも、みなさんの前に行ったら、みんな笑顔だ、私も負けちゃいけないって思って。みなさんからパワーをたくさんもらって楽しめました。みなさんにも楽しんでもらえてたらすごく嬉しいなと思います。また再び日本武道館に立てるように頑張りたいと思います。」── 矢島舞美

「(客席が全面緑になった景色を観ながら)なんかアイドルになった気分で、すごく幸せです。私たちは、14年目なんですけど、今年で。すごいいろんなことがあったんですけど、まずビックリするのが、女性の人数。昔は、『女性のみなさん?』って言ったら、男性が低い声で『うぉー』ってやっててくれたんですよ。でも、今は、『女性のみなさーん!』(女性からの黄色い歓声)こんないっぱい。どこからきたのか。本当にね、私たちも女性に愛されるグループになったんだなって思います。ずっとね、男性の方たちも私たちを応援してくれていますけど、すごく、長い間、大きな会場が埋まるグループであるということがとても幸せだなって思います。私たち、今回、4回目なんですよ、武道館に立つの。それなのに毎回ちょっと出しそうなほど緊張する。そのくらいすごく緊張して。すごい会場なんだなって。だから、ずっとこの会場に立てるようなグループでありたいと、頑張りたいと思いました。毎年言ってますが、若い子が好きなんでしょうけど、男は。……なになに? (観客から『千聖だけー!』の声。)違う現場で見かけたらその辺に立ってるかもしんないから気をつけて(笑)。みなさんの言葉を信じて頑張っていきたいと思います。」── 岡井千聖

さらにここで、2016年の“℃-uteの日”のイベント日程が発表される。“℃-uteの日=9月10日”とそもそも決まっているのだが、なんと今年は、9月5日に℃-uteの日イベントとして日本武道館公演が決定。加えて当日の9月10日も、今度はグランドプリンスホテル新高輪 飛天にて℃-uteの日イベント実施が発表となった。まさかの2Days。このまま行けば、数年後には“℃-uteの日ウィーク”となってしまうかもしれないし、ならないかもしれない。

「アイアンハート」でアンコールは終了。「最後かもしれないし、最後じゃないかもしれない」と、矢島舞美が口を滑らせたこともあって(?)観客からは大きな「℃-ute!」コールが巻き起こる。

その声に応えるように「ダブルアンコールありがとー!」と萩原舞の声とともに再度ステージに飛び込んできた5人は、最後に「JUMP」を披露。ファイナルを彩る熱いコールアンドレスポンス、シンガロングで日本武道館を鳴らして、<℃-uteコンサートツアー2016春 〜℃ONCERTO〜>を締めくくった。

text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)

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