ウリ・ジョン・ロート、「トーキョーテープス」完全再現ライヴ映像が遂に完成

ウリ・ジョン・ロートが2015年2月20日に開催した、“聖地”中野サンプラザでの「トーキョーテープス」完全再現ライヴ＜スコーピオンズ・リヴィジテッド＞公演のライヴ映像作品が、8月10日にマルチフォーマットで日本先行発売される。

◆ウリ・ジョン・ロート画像

ウリはその後再来日し東京のスタジオで10日間かけて、自ら映像編集作業を行っている。本編からクレジット、さらにジャケットやブックレットに至るまで細部にわたりこだわり抜いた仙人ウリならではの超大作に仕上がったのである。

1978年4月の初来日公演を収めた『蠍団爆発！！スコーピオンズ・ライヴ／Tokyo Tapes』はハード・ロック史上に燦然と輝くライヴ・アルバムの名盤として、今日も聴き継がれているが、もちろん今作も『Tokyo Tapes』と同じ「オール・ナイト・ロング」からライブはスタートする。「カロンの渡し守」「ヴァージン・キラー」「ダーク・レディ」「幻の肖像」「イン・トランス」「キャッチ・ユア・トレイン」といった名曲はもちろん、「炎を求めて」「クライング・デイズ」などのレア曲も次々と繰り出される。もちろんスコーピオンズの名曲の数々を繰り出しているのは、7弦／30フレット以上のスカイ・ギターだ。

『Tokyo Tapes』と同様に会場が一体となって歌う「荒城の月」は時空を超えた感動を呼び、アンコールでは「見張り塔からずっと」そして「リトル・ウィング」がプレイされる。ウリの敬愛するジミ・ヘンドリックスの魂が憑依したかのようなサウンドが、会場に響き渡る。

「トーキョー・テープス・リヴィジテッド」通販限定ボックスには2015年2月20日・中野サンプラザ公演のBlu-ray or DVD/2CDに加えて、19日・名古屋ボトムライン、22日・大阪クラブクアトロ両公演のCD（各2枚組ライヴCD）も収録される。東京・名古屋では演奏されなかった「イエロー・レイヴン」「ヘルキャット」「もしも もしも」を聴くことができる大阪公演の音源は貴重だ。

ボーナスDVDには中野サンプラザで行われた伊藤政則によるウリへのインタビュー、そして伊藤政則×ウリ×『Tokyo Tapes』発売時のRCAレコードの担当だった石島稔による「トーキョーテープスの真実」が収録される。謎とされていた部分が次々と解き明かされるファン必見の内容だ。さらに1978年の初来日時にウリが8ミリで撮影した貴重映像も収録される。当時の日本でのオフショットは今回が世界初公開となる。ウリの直筆サインカードと豪華写真集も付属する。

ウリ・ジョン・ロートは＜ラウド・パーク16＞で再来日、ここでは『Tokyo Tapes』の奇蹟にもう一度触れることができるだろう。



◆ウリ・ジョン・ロート『トーキョー・テープス・リヴィジテッド～ウリ・ジョン・ロート・ライヴ・イン・中野サンプラザ』オフィシャルページ