カンタン音楽作成ソフト「Singer Song Writer Lite 9」がバージョン9.5になりオルガン音源追加など大幅機能アップ

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インターネットは、音楽作成ソフト「Singer Song Writer Lite 9」へ大幅な機能追加ならびに向上を図ったバージョン9.5を7月28日にリリースする。バージョン9.5へは、バージョン9から無償あるいは有償でのアップグレードを実施する。

「Singer Song Writer Lite 9.5」の新機能の目玉は64ビットネイティブ対応。64ビットOS上でより高速な動作が可能。VSTプラグインも64ビット版が使用できる。また、VST3への対応もなされ、より多くのプラグインの使用が可能となった。

オーディオ関連では、楽曲の要となるボーカルのピッチやタイミングのズレをクオリティを損なうことなく補正できるボーカルエディタが機能アップ。ビブラートはDepthやRateのカーブを自由に設定でき、より自然なビブラート設定が可能になった。

ソフトウェア音源では「LinPlug Organ 3」を新たに収録。ハモンドB3と伝統的なFarfisaのサウンドをエミュレーションしたオルガン専用VST音源は、レスリースピーカーも完全にエミュレート。ドローバーやビブラート、パーカッションセクションなどオリジナルB3の持つすべてのコントロールを備える。


▲ボーカルエディタ(左)とOrgan 3(右)。

また、オーディオエフェクトには、STEREO DELAY、REVERB 2、Adv.Pitch Shift 2、Pitch Shift RTの4種類のVSTプラグインエフェクトが追加された。中でも注目はAdv.Pitch Shift 2だろう。ボーカル素材のキャラクター変更ができるほか、倍音成分だけをシフトさせることでボーカルパート以外の楽器音に対しても効果がある。


▲リバーブ音にEQをかけることもできるREVERB 2(左上)、ピンポンディレイも可能なSTEREO DELAY(右上)、リアルタイムピッチ調整ができるPitch Shift RT(左下)、ピッチとフォルマントを独立してコントロールできるAdv. Pitch Shift 2(右下)。

MIDI編集ではスコアエディタにシャッフル入力モードが搭載。シャッフルモードをクリックするだけで、8分音符にシャッフルのノリをつけられる。コントロールエディターの終了位置には入力前の値を入れる(ON/OFF)ことが可能、中央Cの設定も可能となった。また、ピアノロールエディタはどのトラックでもマトリクス表示でき、ロール表示での音名表示/鍵盤表示の切り替えも可能となっている。

このほか、オーディオフレーズ素材(ACIDファイル)に最新EDMの200ファイルが追加、オリジナルフレーズ/アレンジデータの作成、自動バックアップ機能の搭載、VSTのサブメニュー位置をVSTごとにカスタマイズ可能になるなど、多くの機能向上がなされている。

アップグレードの有償/無償の条件は、Singer Song Writer Lite 9の最初のアクティベーションを行った日付。アクティベーションを2016年5月27日以前に実施したユーザーは有償。5月28日以降に実施したユーザーは、無償となる。また、パッケージ版は7月28日以降もバージョン9の販売となり、ユーザー登録後、バージョン9.5へ無償でアップグレードできる。詳細は下記リンクから。

製品情報

◆Singer Song Writer Lite 9
価格:パッケージ版 15,000円/ダウンロード版 9,800円 ※2016年7月28日以降
※パッケージ版にはアカデミック版、ハードウェアバンドル製品なども用意。

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