D.M.C.、日本滞在中、サラ・マクラクランの曲で自殺を思いとどまる

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Run-D.M.C.のD.M.C.ことダリル・マクダニエルズは、鬱に苦しみ自殺を考える時期があったそうだ。1997年の日本ツアーのときが最悪の状態だったという。

◆伝『Ten Ways Not To Commit Suicide』画像

D.M.C.は、来週出版される自叙伝『Ten Ways Not To Commit Suicide』の中でこう記している。「多分、自殺願望が最悪だったのが1997年、日本で2週間ツアーをやっていたときだ」「日本にいるとき、毎日、じっくり真剣に自分を殺すことを考えていた。家族は俺がいないほうがいいはずだと錯覚するようになっていた。窓から飛び降りることを考えていた。毒物を購入するためホームセンターへ行こうとも考えた」

そんなとき、助けになったのが、サラ・マクラクランの曲「Angel」だったという。「当時、唯一俺が聴いていたのが、サラ・マクラクランの「Angel」っていうソフト・ポップ・バラードだった。鬱の中、あの曲がどれだけ俺にとって重要だったか、いくら評価してもし過ぎることはない。「Angel」は、俺の全細胞が滅びてしまえと叫んでいるときでさえ、俺は闘うことができるって信じさせてくれた」


彼はいまでも、あの曲がなければ、死にたいという衝動を抑えきれなかっただろうと考えているそうだ。だが、こんな言い方もしている。「あの曲が俺のネガティブな感情を一掃したって言ったら、それは単純すぎる。傷を治してくれたわけじゃない。「Angel」は嵐の中、俺に投げつけられた救命具のようなものだった。水の中から俺を引き上げることはできないが、誰かが助けに来てくれるまで、浮かんでいるのに役立った」

D.M.C.は当時、アルコールや薬物は止め素面の状態だったが、身体はボロボロで声を失なっており、自分の存在意義が見いだせす、グループ内の争いにも悩んでいたそうだ。

彼はその年、マクラクランに会うことができ、彼女の歌声を称賛すると同時に感謝したという。2人はその数年後、レコーディング・セッションも行なっている。

サラ・マクラクランの「Angel」は映画『City Of Angel』でフィーチャーされ、全米チャートの4位をマークした。

“自殺をしない10の方法”と題されたD.M.C.の自叙伝は7月5日にアメリカで出版される。

Ako Suzuki
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