ラーズ・ウルリッヒ、メタリカを解雇されそうになっていたこと「知らなかった」

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メタリカが1980年代半ば、ラーズ・ウルリッヒ(Dr)を解雇しようとしていたとの噂はよく知られているが、ラーズ自身は当時、そんな動きがあることにまったく気づいていなかったそうだ。

◆メタリカ画像

ラーズ解雇検討説は、2009年デイヴ・ムステインが『Rolling Stone』誌のインタビューで暴露。その後、アンスラックスのスコット・イアンも「彼らは変化を望み、ドラマーを新しくしようって計画していた。俺らみんな、これにはビックリ仰天だったよ。だって、4人でこそ彼らだろ。“えっ、マジ?”って感じだ。彼ら、“このツアーが終わったら、新しいドラマーを探す”って言っていた」と明かしていた。

また、カーク・ハメット(G)は昨年秋、これが事実だったのかどうかは明言しなかったが、「ある時期、俺らはラーズにムカついていた。多分、1985年くらいだな。俺ら、ハッピーじゃなかったし、誰かに何か不満を漏らしたんだろう。で、その人物はそれを察し、実際より大きくしちまったのかもしれない…」と、ラーズに腹を立てていた時期があったのを認めている。

が、当の本人は全く気づいていなかったそうだ。ラーズは『Metal Forces』のインタビューで「間違いなく、俺はなにも知らなかった」と話した。しかし、「それとは別にメンバーの間に亀裂が走った時期はある」と続けた。

「メタリカみたいな集合体だと、35年っていうのはよりタフだよ」「カークが浮いていた時期もあったし、ヘットフィールドが浮いていた時期もある。俺が浮いていたときもあっただろう。だから、その可能性はある。スコット・イアンは俺が知らないことを知っているのは間違いない。俺は気にしてない。俺のレーダーに引っかからなかったってだけだ」

ラーズは、このことについてハメットと話したこともないし、ハメットだけでなく誰のインタビューも読んでいないという。

Ako Suzuki
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