【インタビュー】KOTOKO×ALTIMA、深い絆と4人の火花が聴く者の心を揺さぶりまくるコラボシングル「PLASMIC FIRE」

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■『アクセル・ワールド』では「絆」が描かれているんです
■私たち4人が新しい絆も生み出せるから、すごくリンクしてる


――女性二人の声にMOTSUさんのラップというのもすごくカッコいいバランスですよね。サウンドのスピード感をラップでさらに疾走感を足しているという。

MOTSU:声としては3人の声が入っているので密度がすごく濃いんです。情報量がすごく多い。我々の音楽って、そういう方向性はTOO MUCHにはならないし、情報量は多ければ多い方がいいっていう、そういう感じなんです。だから、「PLASMIC FIRE」ものすごい濃密になっていると思う。

――順番としてはラップと歌詞はどっちが先なんですか?

MOTSU:僕はあとです。『アクセル・ワールド』の映画版の脚本ももちろん読んで。最初にKOTOKOさんが作詞をして。

KOTOKO:だから、私が書いた歌詞の内容をラップにも入れ込んでくれています。テレビアニメの『アクセル・ワールド』から関わらせていただいてるぶん、世界観はしっかりわかってるという自負もあったので、その辺をバッチリ歌詞には盛り込んでいます。劇場公開される今作では「絆」が描かれているんです。私たち4人がこうしてコラボをすることで、新しい絆も生み出せるから、すごくリンクしているなぁと。「仲間と一つのことをやるんだよ」というその部分にスポットを当てることができたらいいなと。そんな風にテーマがバチッときたので、歌詞にもしっかり反映することができました。


▲「PLASMIC FIRE」<アニメ盤>


▲「PLASMIC FIRE」<通常盤>


▲「PLASMIC FIRE」<KOTOKO ver.>


▲「PLASMIC FIRE」<ALTIMA ver.>

――アニメの主人公であるハルユキの目線もありつつ、KOTOKOさんとALTIMAが集結して一つの作品を作る意味も歌詞から感じられます。あとは俯瞰の視点と。

KOTOKO:はい。もちろんハルユキくんが成長していくという部分が『アクセル・ワールド』のテーマでもあるので、ハルユキくんだけではなく、周りのみんなも成長しているところを今回は描きたかったんです。

MOTSU:目線でいうと、僕の場合は読者目線もありますね。僕はもともとアニメの原作になっているライトノベルの『アクセル・ワールド』が大好きなんですけど、今回の劇場版は小説になっている原作はないんですよ。でも、単純に読者目線の歌詞になっています。掛け声がたくさん入っているんですけど、それは盛り上げる起爆装置みたいな役割ですね。みんなで話し合って入れたんですよ。

――ミュージックビデオはマカオで撮影したんですよね。メイキングまで楽しませてもらいました(笑)。

KOTOKO:メイキングでは男性2人がずっとおちゃらけていて。いつもは私一人でミュージックビデオの撮影をしてるんですけど、初めて3人とご一緒させていただいて、「ソロじゃないとこういう感じなんだ!」っていうのが経験できて。いつもこんなに和やかな楽しい現場なんだなと思って、羨ましかったです。

MOTSU:マカオでロケだったので、観光しながら撮ってるような感じでしたよね? しかも、行ったことのない場所に行けて、普段、観光で行ったら並ばなきゃ行けないようなところでも、撮影のために行っているから優遇されるし(笑)。その場所を思いっきり独占して歌って踊るという。すごい恥ずかしさもあるけど。

――映像には映っていないけど、もしかして、すごいたくさんのギャラリーがいるんですか?

KOTOKO:はい。特に聖ポール天主堂跡。

SAT:あそこは世界遺産ですから、すごい観光客がたくさんいるんですよ。しかも、ALTIMAのTシャツを着て来てくれた人もいて。

MOTSU:いましたね。どこで買ったんでしょうね。現地のファンの方がかなりの人数で来てくれていて。

MAON:ビックリしましたね。

――マカオって不思議な街ですね。近未来的でもあって、古い街並みもあって。

MOTSU:そうなんです。僕、初めて行ったんですけど、好きになりました。

KOTOKO:MOTSUさん、すごい馴染んでましたよね(笑)。現地の方のように。しかも、今回の衣装がギラギラしていて、そこも馴染んでました。きっと、他の街だと非現実的すぎて違和感があったかも。

――ミュージックビデオの中ではKOTOKOさんが加わったダイアモンドポーズも見ることが出来ますが、かっこ良いですね。

KOTOKO:そう! あれは、2015年、アニマックスミュージックというイベントで、「KOTOKO×ALTIMAでチームを結成します」というお披露目があったんです。そこでこの「PLASMIC FIRE」を初披露するということで、リハの時に「じゃあ、ポーズもあったほうがいいよね」って、いろんなポーズの形を作ってみて(笑)。みんなでコの字になってみたりして、「これは腹筋が辛いですね」とか言いながら。


▲ALTIMA

MAON:いろんな案が出ましたよね(笑)。

MOTSU:そうそう(笑)。結局、SAT案になったんだよね。

SAT:なんだかんだ、二転三転するんだけど、最後は結局俺が考えないと出来上がらないんですよ。ダメなんですよ、みんな。僕はきっとどれもダメだろうとわかっていて、みんながワイワイやってるときは放っておくんです。で、「決まりました?」って聞いたら、「いや、まだこれがあーでこーで」って言ってるから、「じゃあ、こうでいいんじゃん?」って案を出すと、みんな「これか!」となるんです。

MAON:確かにいつもそのパターンが多いですね(笑)。

MOTSU:往々にしてそうですよ(笑)。

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