【ライブレポート】BREAKERZ、9周年記念公演で「今日はとにかく祭り!」

ツイート

BREAKERZが7月23日、豊洲PITにてデビュー9周年を祝う<SPECIAL LIVE『BREAKERZ IX』Supported by ミサワホーム>を開催した。10周年イヤーへ突入する記念すべき同公演は久しぶりの大規模ライブハウスということもあって、様々な演出が盛り込まれたBREAKERZらしいものとなった。

◆BREAKERZ 画像

デビュー9周年を祝福するために会場には3000人のファンが集結。暗転した場内におなじみのSEが流れると、DAIGO以外のメンバーがステージに登場した。ドラムのシャッフルビートに不穏なギターサウンドが鳴り響き、ダンサーを引き連れたDAIGOが登場。ライブは「REAL LOVE 2010」から幕を開けた。DAIGOがステージセンターに設置された花道の突端に到着すると、なんと足元に仕込まれたリフトが上昇。ステージ両サイドに移動していたAKIHIDEとSHINPEIも同時にリフトアップするという展開に場内も騒然だ。リフトの上から鋭い目線でフロアを見下ろすDAIGO。ライヴは序盤から圧巻の様相を魅せる。


そのまま「FAKE LOVE」「Everlasting Luv」と立て続けにアッパーナンバーが投下されるとフロアは早くも熱狂に包まれた。そして最初のMCでDAIGOは、「無事に9周年を迎えられた」ことに触れ、応援してくれているファンの方への感謝の気持ちを述べた。

また、「今日はとにかく祭りだと思っている」というMCに続けて披露された「灼熱」では、ステージもフロアもタオルの渦に。その後も「BAMBINO 〜バンビーノ〜」「EMILY」「絶対! I LOVE YOU」といったライブの定番ナンバーが演奏されるなど、セットリストも熱い。


しかし、中盤までアゲアゲなセットリストで進行してきたところで、途中「世界は踊る」「B.R.Z ~明日への架橋~」の2曲が演奏され、先ほどまで熱狂の渦に包まれたフロアにひとすじの風が通り抜けるような展開に。こういった曲が表現出来るのもBREAKERZの強みのひとつだろう。

後半戦はアニメのタイアップでおなじみ「Miss Mystery」「CLIMBER×CLIMBER」の2曲が立て続けに披露された。チアリーダー姿のダンサーを交えた華やかな「スマイル100%」の後には、懐かしいナンバー「BUZZER BEATER」も。途中のメンバー紹介パートでは楽器陣がそれぞれソロプレイを披露し、ボーカルDAIGOはその“声”でオーディエンスを煽る。また、SHINPEIやAKIHIDEが対称的なギターソロを魅せる中、サポートメンバーのMatsu(B)とMAKOTO(Dr)もそれぞれの力の限りソロプレイを披露する姿がとても印象的だった。
「みんな、まだまだ元気残ってますか?」と恒例のグッズ紹介に続いてDAIGOがフロアを煽ると、再始動後のシングルナンバー2曲「YAIBA」「WE GO」が披露され、「NO SEX NO LIFE」「DESTROYCRASHER」で本編が終了した。


アンコールの温かい歓声に包まれる中、再びメンバーがステージに登場すると、突然場内に「ハッピーバースデー」が流れる。ピアノ伴走に合わせてオーディエンスからBREAKERZの9歳の誕生日を祝う大合唱が! 実はこれ、メンバーには内緒でBREAKERZスタッフからお客さんへ事前に伝えられていたサプライズ企画だった。これにはメンバーも驚きを隠せないようであったが、バンドの9歳の誕生日をたくさんのファンと迎えられたことに大きな喜びを感じているようだった。

仕切り直してアンコールは「オーバーライト」を演奏。さらに再始動後のバンドとファンとをつなぐ新たなアンセム曲「WE ARE」が披露され、フロアは笑顔と歓喜に包まれながらメンバーがステージを降りた。しかし、アンコールを求める声が鳴り止まない。これに応えるように再度ステージ上にメンバーが登場、最後に披露されたのは「SUMMER PARTY」だった。BREAKERZ大躍進のきっかけにもなったこの曲はライブ定番ナンバーであるのは間違いないのだが、記念すべきこの公演においては、バンドがこの曲に抱く何か特別な意味がオーディエンスにも伝わってくるようであった。

「SUMMER PARTY」を演奏し終え、最後の挨拶をしようとするメンバーに、客席から「もう一回!」とトリプルアンコールを求める声が。メンバーはとどめの「Destruction」をドロップ。アンコール4曲を含めた約3時間の公演が狂乱に包まれ終了した。


そして、メンバーがステージを後にすると場内スクリーンにて「緊急告知」が行われた。これは10周年企画として、2016年12月に福岡・札幌の2ヶ所でファンクラブライブイベントを開催するというものと、2017年には10組のアーティストと全10公演のツーマンライブを実施するというもの。ツーマン公演詳細は後日発表とのことだが、日本を代表するアーティストやゆかりのあるアーティストとの共演であることが明かされている。さらには新シングルリリース情報も飛び出すなど、この日を待ちわびた大勢のファンをさらなる興奮で包む、という10周年に向けての確かな想いと共に<SPECIAL LIVE『BREAKERZ IX』Supported by ミサワホーム>が幕を閉じた。

■<SPECIAL LIVE『BREAKERZ IX』Supported by ミサワホーム>
2016年7月23日@豊洲PITセットリスト

1.REAL LOVE 2010
2.FAKE LOVE
3.Everlasting Luv
4.灼熱
5.BAMBINO 〜バンビーノ〜
6.EMILY
7.絶対! I LOVE YOU
8.世界は踊る
9.B.R.Z ~明日への架橋~
10.Miss Mystery
11.CLIMBER×CLIMBER
12.スマイル100%
13.BUZZER BEATER
14.YAIBA
15.WE GO
16.NO SEX NO LIFE
17.DESTROY CRASHER
encore
en1.オーバーライト
en2.WE ARE
en3.SUMMER PARTY
en4.Destruction

■<BREAKERZ 10周年10番勝負 -VS->

全10公演/2017年開催
※10アーティストとの2マンイベント
※詳細は後日発表。

■10周年スペシャル企画<BREAKERZオフィシャルファンクラブイベント>

2016年12月03日(土)福岡・DRUM LOGOS
2016年12月17日(土)北海道・Zepp Sapporo

◆BREAKERZ 10th Anniversary特設サイト
◆BREAKERZ オフィシャルサイト
◆BREAKERZ オフィシャルTwitter
◆BREAKERZ オフィシャルFacebook
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス