ヴィニー・アピス「ロニー・ジェイムス・ディオが怒っているのを見たのは3回だけ」

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ロニー・ジェイムス・ディオはいつも穏やかで紳士だったと評判だが、それはファンに対してだけでなく、バンド内でも同じだったという。ヴィニー・アピスは、長年に渡り彼と活動を共にしてきたが「彼が怒ったところを見たのは3度くらい」しかなく、「そのどれもが怒らなきゃならないときだった」と話した。

1980年から2010年に亡くなるまでブラック・サバス、ディオ、ヘヴン・アンド・ヘルで一緒だったアピスは、米ラジオ局WTSR 91.3 FM『The Chainsaw Symphony』のインタビューで、ディオが怒るところを見たことがあるかと問われると、こう答えた。

「ああ、でも、違うんだよな…。サバスにいるとき怒っているのを見たよ。ほら、上手くいってないときだ(笑)。あのときは、誰もが怒っていた。でも、彼が怒っているのを見たのは数えられるほどしかない。多分、本当に怒っていたのは3回くらいだ」

「怒って当然ってときばかりだった。それ以外は…、この業界にはしがらみがあって、やりたいと思うこともあればやりたくないと思うこともある。そんなときだ。でも、それを別にすれば、彼はいつだってファンのためにそこにいたし、いつもファンを愛し、いつだって彼らと会いサインする時間を作っていた。彼らの名前を覚えていたよ」

「長年一緒にいたけど、彼が俺に怒ったりどなったりしたことはなかった。意見が違って口論になることはあったよ。でも、それだけだ」

ディオは先月、最初の6枚のアルバム『Holy Diver』『The Last In Line』『Sacred Heart』『Dream Evil』『Lock Up The Wolves』『Strange Highways』をリマスターしたボックス・セット『A Decade Of Dio: 1983-1993』をリリースした。



Ako Suzuki
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