マルシア×スカパラによる「ふりむけばヨコハマ」リオで初披露

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7月29日と7月30日の2日間にわたり、リオ・デ・ジャネイロ市にある「VIVO RIO」で開催されている<日本ブラジル共同制作ポップスコンサート 「上を向いて歩こう ~Olha pro céu~(オーリャ プロ セウ)」>に、マルシアと東京スカパラダイスオーケストラが出演した。

◆ライブ画像

このイベントは、世界各国との国際文化交流を進める国際交流基金(ジャパン・ファウンデーション)の主催で、リオ・デ・ジャネイロから東京へと文化交流のバトンをつなぐ取り組みとして、日本・ブラジル共同で美術、映像、舞台芸術分野の文化交流事業の一環で行われている。

サンパウロに近いモジダスクルーゼス市出身のマルシアは、1986年に17歳で日本から訪れた作曲家の猪俣公章氏に見出されて、歌手になるために来日、今年はそこから30年という節目の年にあたり、また2年後にはデビュー30周年も控えているというタイミングである。昨年2015年は「日ブラジル外交関係樹立120周年」の親善大使を務め、歌手としてはもとより、日本とブラジルの国交の架け橋としても活動してきた。

今回のコンサートでは、1961年に坂本九が歌い日本で大ヒットした後、1963年に「SUKIYAKI」のタイトルで全米1位を獲得しブラジルも含め全世界で歌い継がれている『上を向いて歩こう』がテーマ曲となっている。7月29日(金)=(日本時間では7月30日)、日本からやって来たマルシア、東京スカパラダイスオーケストラの2組であったが、イベント終盤では、真っ赤なドレスを着たマルシアが美空ひばりの名曲「りんご追分」を歌いながら登場すると、そのままスカパラの演奏とアレンジによる「ふりむけばヨコハマ」(マルシアのデビュー曲)を初披露、さらには坂本九の「君が好き」を歌って会場をわかせるという場面も見られた。






そして曲間のMCでは「みなさん、今日は音楽で一つになりましょう!」と、ポルトガル語で多数のVIPを含む観客に挨拶した。最後にはマルシアがこのコンサートの為に公式ポルトガル語バージョンとして翻訳した「上を向いて歩こう(Olhando pra cima)」を出演者全員で歌って締めくくり、約1000名の観客を大いに魅了した。




イベント出演後、マルシアは「東京スカパラダイスオーケストラはじめ素晴らしいアーティスト達との共演は本当に最高でした。歌が国境を超えた素晴らしいコンサートになったと思う。これからも祖国ブラジルと日本の文化を繋げる役割を微力ながら果たしていきたい。」と感想を述べた。また、リオに入る前の27日には実家のモジ・ダス・クーゼス市で聖火ランナーに遭遇したことも明かし、オリンピック・パラリンピックへ向け、「一人一人の選手皆さんを応援しています。スポーツで世界に夢を与えて下さい!」と日本選手団とブラジル選手団にエールを送った。

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