Bank Bandら出演<ap bank fes 2016>に約4万人集結
▲BANK BAND(左から櫻井和寿、小林武史)
7月29日(金)、30日(土)、31日(日)の3日間、宮城県石巻港雲雀野地区で<Reborn-Art Festival × ap bank fes 2016>が行なわれた。本イベントにはミュージシャン47組、アーティスト9組、フード関連としてシェフ・サービスメンバー39名、出店者40組が参加し、首都圏や東北各県から観客のべ4万人を動員。プレイベントでは石巻市長による開会宣言から始まり、宮城県知事により2017年夏に行われる本祭<Reborn-Art Festival>に向けての協力支援と本祭開催期間の詳細が発表された。
◆ライブ画像(全20枚)
以下にオフィシャルから届いたレポートを掲載する。
◆ ◆ ◆
今までは静岡県のつま恋の野外広場で開催されていたフェスが、震災から5年を経て、アートによってその土地に宿っている豊かさ、そして多様性を音楽で証明するために東北の石巻に引っ越しを果たした4年振りの<ap bank fes>。プロデューサー 小林武史とMr.Childrenの櫻井和寿が中心となるap bankが宮城県や石巻市など地元の全面的なサポートを経て、今まで以上に画期的な3日間のフェスティヴァルを生み出した。
このフェスにはBank Bandという、日本のトップミュージシャンによって構成されるスペシャルバンドが、様々な音楽的な素養を持った優れたゲストヴォーカリストを招き入れ、数々の名曲を披露するスペシャルセットがある。そこから生まれた音楽の力がまずは素晴らしかった。今回の石巻の海沿いの会場は、震災後しばらくは撤去した瓦礫を処理する場所として使用されていた。そんな特別な場所にて開催されるフェスだからこそ、 気持ちの込め方がとてつもなくスピリチュアル、かつ優しくて強いものになっていたのが印象的だった。
▲LEGO BIG MORL
▲ウカスカジー
▲石巻ジュニアジャズオーケストラ
▲渡波獅子風流塾
自分が歌ったり音を鳴らすことが、石巻、そして東北のどんな力になるのか? それを心の底から考えて選曲された「救いの歌」が、櫻井和寿、藤巻亮太、スガシカオ、MISIAを始めとするこの国のシーンを牽引するアーティストによって歌われ、各日約18000人もの人々の勇気にもなったし、オーディエンスにとっても「自分らもさらに出来ることをやろう」というダイレクトな力になっていたようだった。
▲Salyu
▲藤巻亮太
▲Mr.Children
▲Cocco
▲スガ シカオ
今回の<Reborn-Art Festival×ap bank fes 2016>にはゲストヴォーカルのみならず、様々なバンドやユニットも出演した。今までは割とポップな音楽性や存在感を放つアーティストの出演が多かったが、今回はMr.ChildrenやYEN TOWN BANDのようなバンドに加え、WANIMAのようなパンク勢、そして七尾旅人やあらかじめ決められた恋人たちへのようなアンダーグラウンドで良質な音楽を追究しているアーティストにも白羽の矢が立ち、様々な音楽の道を楽しく探求出来るフェスとなったのも印象的だった。これもひとえに<Reborn-Art Festival>という石巻や牡鹿半島で来年から本格的に開催される芸術・食・音楽の総合祭を盛り上げるための前哨戦という役割を持ったフェスならではの、他のどのフェスとも異なる大志を感じた。
▲WANIMA
▲GAKU-MC
▲SUGIZO
▲七尾旅人
実際にオープニングでは地元の和太鼓奏者 渡波獅子風流塾や、桜坂高校・好文館高校の合唱団なども出演し、Bank Bandとの共演を果たした。地域と繋がる音楽の可能性を示す、新しい現場がここに生まれたのだ。このフェスに出演することに音楽家としての誇りを抱いた多くのアーティストは、口々に「こんなにも歌い易い、音を出し易いフェスもなかなかない」と感動していた。この5年間で何度も復興を手掛けた上で出演した多くのアーティストは、石巻にこんなにも大きなステージが生まれ、そこに各日市民の人口の1割以上の音楽ファンが集まったことを自分のこと以上に喜び、そんな場所で歌えたことにこれから様々な可能性を感じていた。
▲ナオト・インティライミ
▲ハナレグミ
▲左から櫻井和寿、MISIA
▲YEN TOWN BAND
▲OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND with 櫻井和寿、小林武史
text:ATSUSHI SHIKANO
Photo:YOSHIHARU OHTA / TAKEHIRO GOTO / TETSUYA YAMAKAWA
(c)Reborn-Art Festival
Bank Band/Salyu/東田トモヒロ/藤巻亮太/LEGO BIG MORL/ウカスカジー
7月30日(土)
Bank Band/SUGIZO/ATSUSHI/手代木花野 with 片山千穂/渡邊絵理/石巻桜坂高等学校合唱部/石巻ジュニアジャズオーケストラ/石巻メンネルコール/渡波獅子風流塾/Salyu/クリープハイプ/黒木渚/藤巻亮太/ACIDMAN/大森靖子/名越由貴夫/Mr.Children/Cocco/スガ シカオ/ZAZEN BOYS/WANIMA/GAKU-MC/SPECIAL OTHERS/金子ノブアキ/SUGIZO/七尾旅人
7月31日(日)
Bank Band/SUGIZO/ATSUSHI/手代木花野 with 片山千穂/渡邊絵理/石巻ジュニアジャズオーケストラ/石巻メンネルコール/渡波獅子風流塾/宮城県石巻好文館高等学校音楽部/佐藤千亜妃(きのこ帝国)/赤い公園/安藤裕子/ナオト・インティライミ/ストレイテナー/佐藤タイジ(シアターブルック)/Salyu/津野米咲(赤い公園)/Mr.Children/ハナレグミ/MISIA/YEN TOWN BAND/(仮)ALBATRUS/APOGEE/GAKU-MC/あらかじめ決められた恋人たちへ/SUGIZO/TOKU/OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND
※出演順(Bank Bandは除く)。
開場:宮城県 牡鹿半島・石巻市内中心部・松島湾(石巻市、塩竈市、東松島市、松島町、女川町)
主催:Reborn-Art Festival 実行委員会/一般社団法人 AP バンク
共催:宮城県/石巻市/河北新報社/東日本旅客鉄道株式会社 仙台支社/ヤフー株式会社
特別協力:日本製紙株式会社
◆<Reborn-Art Festival>オフィシャルサイト
7月29日(金)、30日(土)、31日(日)の3日間、宮城県石巻港雲雀野地区で<Reborn-Art Festival × ap bank fes 2016>が行なわれた。本イベントにはミュージシャン47組、アーティスト9組、フード関連としてシェフ・サービスメンバー39名、出店者40組が参加し、首都圏や東北各県から観客のべ4万人を動員。プレイベントでは石巻市長による開会宣言から始まり、宮城県知事により2017年夏に行われる本祭<Reborn-Art Festival>に向けての協力支援と本祭開催期間の詳細が発表された。
◆ライブ画像(全20枚)
以下にオフィシャルから届いたレポートを掲載する。
◆ ◆ ◆
今までは静岡県のつま恋の野外広場で開催されていたフェスが、震災から5年を経て、アートによってその土地に宿っている豊かさ、そして多様性を音楽で証明するために東北の石巻に引っ越しを果たした4年振りの<ap bank fes>。プロデューサー 小林武史とMr.Childrenの櫻井和寿が中心となるap bankが宮城県や石巻市など地元の全面的なサポートを経て、今まで以上に画期的な3日間のフェスティヴァルを生み出した。
このフェスにはBank Bandという、日本のトップミュージシャンによって構成されるスペシャルバンドが、様々な音楽的な素養を持った優れたゲストヴォーカリストを招き入れ、数々の名曲を披露するスペシャルセットがある。そこから生まれた音楽の力がまずは素晴らしかった。今回の石巻の海沿いの会場は、震災後しばらくは撤去した瓦礫を処理する場所として使用されていた。そんな特別な場所にて開催されるフェスだからこそ、 気持ちの込め方がとてつもなくスピリチュアル、かつ優しくて強いものになっていたのが印象的だった。
▲LEGO BIG MORL
▲ウカスカジー
▲石巻ジュニアジャズオーケストラ
▲渡波獅子風流塾
自分が歌ったり音を鳴らすことが、石巻、そして東北のどんな力になるのか? それを心の底から考えて選曲された「救いの歌」が、櫻井和寿、藤巻亮太、スガシカオ、MISIAを始めとするこの国のシーンを牽引するアーティストによって歌われ、各日約18000人もの人々の勇気にもなったし、オーディエンスにとっても「自分らもさらに出来ることをやろう」というダイレクトな力になっていたようだった。
▲Salyu
▲藤巻亮太
▲Mr.Children
▲Cocco
▲スガ シカオ
今回の<Reborn-Art Festival×ap bank fes 2016>にはゲストヴォーカルのみならず、様々なバンドやユニットも出演した。今までは割とポップな音楽性や存在感を放つアーティストの出演が多かったが、今回はMr.ChildrenやYEN TOWN BANDのようなバンドに加え、WANIMAのようなパンク勢、そして七尾旅人やあらかじめ決められた恋人たちへのようなアンダーグラウンドで良質な音楽を追究しているアーティストにも白羽の矢が立ち、様々な音楽の道を楽しく探求出来るフェスとなったのも印象的だった。これもひとえに<Reborn-Art Festival>という石巻や牡鹿半島で来年から本格的に開催される芸術・食・音楽の総合祭を盛り上げるための前哨戦という役割を持ったフェスならではの、他のどのフェスとも異なる大志を感じた。
▲WANIMA
▲GAKU-MC
▲SUGIZO
▲七尾旅人
実際にオープニングでは地元の和太鼓奏者 渡波獅子風流塾や、桜坂高校・好文館高校の合唱団なども出演し、Bank Bandとの共演を果たした。地域と繋がる音楽の可能性を示す、新しい現場がここに生まれたのだ。このフェスに出演することに音楽家としての誇りを抱いた多くのアーティストは、口々に「こんなにも歌い易い、音を出し易いフェスもなかなかない」と感動していた。この5年間で何度も復興を手掛けた上で出演した多くのアーティストは、石巻にこんなにも大きなステージが生まれ、そこに各日市民の人口の1割以上の音楽ファンが集まったことを自分のこと以上に喜び、そんな場所で歌えたことにこれから様々な可能性を感じていた。
▲ナオト・インティライミ
▲ハナレグミ
▲左から櫻井和寿、MISIA
▲YEN TOWN BAND
▲OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND with 櫻井和寿、小林武史
text:ATSUSHI SHIKANO
Photo:YOSHIHARU OHTA / TAKEHIRO GOTO / TETSUYA YAMAKAWA
(c)Reborn-Art Festival
■実行委員長 小林 武史(音楽プロデューサー/一般社団法人 AP バンク代表理事)コメント
<Reborn-Art Festival × ap bank fes 2016>プレイベント出演アーティスト
Bank Band/Salyu/東田トモヒロ/藤巻亮太/LEGO BIG MORL/ウカスカジー
7月30日(土)
Bank Band/SUGIZO/ATSUSHI/手代木花野 with 片山千穂/渡邊絵理/石巻桜坂高等学校合唱部/石巻ジュニアジャズオーケストラ/石巻メンネルコール/渡波獅子風流塾/Salyu/クリープハイプ/黒木渚/藤巻亮太/ACIDMAN/大森靖子/名越由貴夫/Mr.Children/Cocco/スガ シカオ/ZAZEN BOYS/WANIMA/GAKU-MC/SPECIAL OTHERS/金子ノブアキ/SUGIZO/七尾旅人
7月31日(日)
Bank Band/SUGIZO/ATSUSHI/手代木花野 with 片山千穂/渡邊絵理/石巻ジュニアジャズオーケストラ/石巻メンネルコール/渡波獅子風流塾/宮城県石巻好文館高等学校音楽部/佐藤千亜妃(きのこ帝国)/赤い公園/安藤裕子/ナオト・インティライミ/ストレイテナー/佐藤タイジ(シアターブルック)/Salyu/津野米咲(赤い公園)/Mr.Children/ハナレグミ/MISIA/YEN TOWN BAND/(仮)ALBATRUS/APOGEE/GAKU-MC/あらかじめ決められた恋人たちへ/SUGIZO/TOKU/OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND
※出演順(Bank Bandは除く)。
<Reborn-Art Festival 2017>
開場:宮城県 牡鹿半島・石巻市内中心部・松島湾(石巻市、塩竈市、東松島市、松島町、女川町)
主催:Reborn-Art Festival 実行委員会/一般社団法人 AP バンク
共催:宮城県/石巻市/河北新報社/東日本旅客鉄道株式会社 仙台支社/ヤフー株式会社
特別協力:日本製紙株式会社
◆<Reborn-Art Festival>オフィシャルサイト
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