中田ヤスタカ×米津玄師、佐藤健・有村架純ら出演映画『何者』主題歌で初コラボ

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中田ヤスタカが、10月15日に全国公開される映画『何者』の主題歌で米津玄師と初めてコラボレーションすることが発表された。

◆映画『何者』予告映像

朝井リョウが直木賞を受賞し、大きな話題を呼んだベストセラー小説『何者』。数々の賞を受賞したデビュー作『桐島、部活やめるってよ』で等身大の高校生を描き切った朝井リョウが本作で挑んだのは、就職活動を通して自分が「何者」かを模索する5人の大学生たちだ。映画化にあたって、演劇界の鬼才・三浦大輔が監督を務め、佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之といった豪華キャストが集結した。




中田ヤスタカが書き下ろしたその主題歌楽曲「NANIMONO (feat. 米津玄師)」に、米津玄師が作詞・ゲストボーカルで参加するという今回のコラボレーションであるが、米津玄師がゲストボーカルを務めるのも今回が初めてとなる。なお、二人の高い音楽性に共鳴した同映画の監督や映画プロデューサーからのラブコールを受け、初のコラボは実現したようだ。『何者』でも描かれている若者たちの葛藤や世代観を射抜く米津玄師による等身大の歌詞と、中田ヤスタカプロデュースによるダイナミックなダンストラックが魅せる究極の主題歌が完成した。





また、同作品の劇中音楽も中田ヤスタカが書き下ろしており、中田が劇中音楽を手掛けるのは、『LIAR GAME』以来4年ぶりとなる。中田ヤスタカによるこれまでのプロデュース作品とは一線を画した出来栄えとなっており、アカデミックなサウンドメイキングと、キャストの心情の機微に寄り添うメロディーラインが映画全編にわたり緻密に展開されていく。

なお各人から、今回の件に関してコメントも寄せられている。

  ◆  ◆  ◆

【佐藤健 コメント】
昔から中田さんの音楽のファンなのですが、「何者の劇伴は中田ヤスタカでいこうと思う」と初めて聞いたときは正直、あのサウンドがこのかなりの演劇的な世界観の中で流れている想像ができませんでした。
しかし先日初号を観た一応主演として芝居をさせてもらったぼくの感想は、「音楽に助けてもらったなあ、、、」でした。今までの日本映画とはまた違ったカタチで、映画というものと中田さんの音楽がマッチしていました。本編の延長上で流れる主題歌を『何者』キャストと同世代の米津さんに歌っていただけたのも嬉しかったです。
みなさんのおかげで、どうやら『何者』良い映画に仕上がったようです。本当に感謝です。
もしよろしければひとまず90秒の予告を観てみてください。主題歌が素晴らしいことは一撃でわかっていただけるのでは。

【朝井リョウ コメント】
普段慣れ親しんでいる「中田ヤスタカサウンド」とは全く違う音楽が、物語に潜む感情をぐっと膨らませたり、登場人物たちの言葉の意味をより匂い立たせたり……音楽を担当してくださると知ったときから本当に楽しみにしていましたが、想像以上の素晴らしさで感激しました。主題歌を担当してくださった米津玄師さんの詞は、映画館を出ていく私たちの背中を押してくれる掌のように力強く、この映画だけでなく様々な人のテーマソングになりうるのではと思います。

【中田ヤスタカ コメント】
映画「何者」の持つ独特な世界観の創造に携われたことをとても嬉しく思っています。新しく何かに挑む人々の背中を押してくれるような作品ですが、今回僕も音楽家としてこれまで世には発表してこなかった部分の表現も含んだものになっていますので、サウンドトラック、そして主題歌共に劇場にて楽しんでもらえたら幸いです。

【米津玄師 コメント】
製作途中の映像を見せてもらい、登場人物の中で圧倒的に共感したのが拓人でした。他の人が作った曲に言葉を乗せるのは初めての経験だったので不安もありましたが、映画を見終わったとき、彼の心情ならきっと歌詞にできるだろうと安心したのを憶えています。就活の経験がなくとも多くの人に共感される映画だと思います。

  ◆  ◆  ◆

さらに、本日より主題歌をフィーチャーした映画『何者』の予告編も公開されているので、併せてぜひチェックを。


映画『何者』

10月15日(土)全国ロードショー
■http://nanimono-movie.com/
出 演:佐藤 健 有村架純 二階堂ふみ 菅田将暉 岡田将生 / 山田孝之
原 作:朝井リョウ『何者』(新潮文庫刊)
監 督・脚本:三浦大輔
音 楽:中田ヤスタカ
主題歌:「NANIMONO (feat. 米津玄師)」中田ヤスタカ

〜あらすじ〜
ひとつの部屋に集まった5人の男女。

大学の演劇サークルに全力投球していた拓人(佐藤健)
拓人がずっと前から片想いをしている瑞月(有村架純)
瑞月の元カレで、拓人とルームシェアをしている光太郎(菅田将暉)
拓人たちの部屋の上に住んでいる、瑞月の友達の理香(二階堂ふみ)
就活はしないと宣言する、理香と同棲中の隆良(岡田将生)

理香の部屋を「就活対策本部」として定期的に集まる5人。
それぞれが抱く思いが複雑に交錯し、徐々に人間関係が変化していく。

「私、内定もらった…。」

やがて「裏切り者」が現れたとき、
これまで抑えられていた妬み、本音が露になっていく。

人として誰が一番価値があるのか? そして自分はいったい「何者」なのか?

いま、彼らの青春が終わり、人生が始まる――。
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