毛皮のマリーズの名曲をドレスコーズが再録、映画『溺れるナイフ』の主題歌に決定

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11月5日(土)から全国ロードショーされる映画『溺れるナイフ』の主題歌をドレスコーズが担当することが決定した。

◆『溺れるナイフ』 関連画像

主題歌は志磨遼平がボーカルとして在籍していたバンド、毛皮のマリーズの名曲「コミック・ジェネレイション」を本作のためにドレスコーズが再録したもの。この楽曲は映画『GANTZ:O』の主題歌となった「人間ビデオ」とあわせてダブル主題歌シングルとして10月12日(水)に発売される。


また志磨遼平は本作にキャストとしても出演するが、その場面写真も解禁された。志磨遼平が演じるのは気鋭フォトグラファーであり、映像クリエイターの広能。物語のキーパーソンだ。場面写真ではカメラを手にしたミステリアスな雰囲気の志磨遼平が見られる。

映画『溺れるナイフ』の原作は破裂しそうな10代の恋と衝動、純愛を描く人気少女マンガ。小松菜奈、菅田将暉W主演、重岡大毅(ジャニーズWEST)、上白石萌音というキャスティングも話題。WEB限定ポスタービジュアルも本日から公開されている。


山戸結希監督/志磨遼平 各コメント

■山戸結希監督コメント
志磨さんの眼の、ひとを硬直させる感じ。声の、がんじがらめにする感じ。誰にも似ていない手。志磨さんだけが歌う歌だと、1秒目から永遠に分からせてくれる感覚。
志磨遼平さんは、すべての女の子にとっての、広能さんみたいな男の子でもあるのだと、和歌山で広能役を演じる彼自身を見ながら、あるいは東京の編集室で日毎彼の残像を見ながら。暗闇で最後にその歌が流れた時、客席の女の子が自分自身と、小松菜奈さん演じる夏芽とが重なる場所を見つける姿が、かけがえなく頭をよぎるのでした。
今回の音源をスタジオで初めてお聴きした時、心の内側に満ちる『コミック・ジェネレイション』から、心の外側を満たそうとする『コミック・ジェネレイション』に生まれ変わっていただいたのだと感じました。彼の歌に世界を破いて光を射される、傷だらけの女の子にいつか出会うのでしょう。

■志磨遼平コメント
2013年、最も衝撃を受けた映画『おとぎ話みたい』とそれを撮った若干24歳(当時)の山戸結希。「詩のような映画」ではなく「映画のような詩」を初めて目撃したぼくに、その監督自ら今作『溺れるナイフ』への出演オファーを頂いて断る理由はありませんでした。これがぼくの初演技となります。ご笑納下さい。
さらに光栄なことには、主題歌として、ぼくが昔書いた“コミック・ジェネレイション”という曲の起用までが発表されました。ところが昔のぼくはあまりに傲慢で、自分以外の誰のためにも歌ってはいない。今作に寄り添うことが出来ているかはなはだ不安です、と正直に伝え、監督との相談の末にこの度の再演奏・再録音を行いました。
これは『溺れるナイフ』という夢、その中で暮らす夏芽とコウちゃんのためだけに演奏した(つまり自分以外のために演奏する、初めての)“コミック・ジェネレイション”です。たった一度の録音とたった一度の初演技を、ぼくはこの作品に捧げます。

ドレスコーズ/毛皮のマリーズ 志磨遼平

映画『溺れるナイフ』

11月5日(土)TOHOシネマズ渋谷ほか全国ロードショー
出演:小松菜奈 菅田将暉  重岡大毅(ジャニーズWEST) 上白石萌音 
志磨遼平(ドレスコーズ) ・ 斉藤陽一郎 嶺豪一 伊藤歩夢 ・ 堀内正美 市川実和子 ミッキー・カーチス
原作:ジョージ朝倉『溺れるナイフ』(講談社「別フレKC」刊)
監督:山戸結希
脚本:井土紀州 山戸結希 音楽:坂本秀一 
製作:「溺れるナイフ」製作委員会(ギャガ/カルチュア・エンタテインメント) 企画協力・制作プロダクション:松竹撮影所
制作プロダクション:アークエンタテインメント 配給:ギャガ
gaga.ne.jp/oboreruknife/

■ストーリー
15歳の夏。東京から遠く離れた浮雲町に越してきた、人気モデルの望月夏芽(小松菜奈)。退屈でウンザリするようなこの町で、夏芽は体を貫くような“閃光”と出会ってしまう。それは、コウと呼ばれる少年・長谷川航一朗(菅田将輝)だった。傲慢なほどに激しく自由なコウに、反発しながらも、どうしようもなく惹かれてゆく夏芽。コウもまた、夏芽の美しさに対等な力を感じ、やがてふたりは付き合いはじめる。「一緒にいれば無敵!」という予感に満たされるふたり。しかし浮雲の夏祭りの夜、全てを変える事件が起きるのだった―。失われた全能感、途切れてしまった絆。傷ついたふたりは、再び輝きを取り戻すことができるのか。未来への一歩を踏み出すために、いま、ふたりがくだす決断とは― 。

原作:ジョージ朝倉『溺れるナイフ』(講談社「別冊フレンド」刊)
(C)ジョージ朝倉/講談社 (c)2016「溺れるナイフ」製作委員会

◆映画『溺れるナイフ』 オフィシャルサイト
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