【ライブレポート】Joy Opposites、公開リハで「いい緊張感がある」

元FACTメンバーが結成した新バンド“Joy Opposites”が8月17日、稲毛 K’s Dreamにて＜1stアルバム『Swim』発売記念公開リハーサル＞を行った。

◆Joy Opposites 画像

1stアルバム『Swim』をリリースしたばかりのJoy Oppositesは、8月20日に開催される＜SUMMER SONIC 2016＞にてライブデビューを飾る。公開リハーサルはそれに先駆けて行われるもの。1stアルバムCDがチケットとなり本番さながらのステージを体感できる初の機会だ。元FACTメンバーのAdam（Vo&G）、Tomohiro（B）、Eiji（Dr）に加え、海外メジャーシーンで活動するImmy（G&Vo）の4人がファンの前にいよいよ姿を現した。





「今日はリハーサルだし、練習だからね」──Tomohiro

という冗談めいたMCで、緊張感に包まれた会場の雰囲気を和ませてから公開リハーサルがスタート。披露されたオープニングナンバーは、アルバムの1曲目に収録された「Candyass」だ。MCの雰囲気からは打って変わって真剣モードに。バンドの高い実力をみせつけるような演奏が展開される。会場に集まったファンもJoy Oppositesサウンドを全身で浴びるかのごとく見入っている姿が印象的だ。

「人がいる前で演奏するのはスタジオリハーサルと違って、いい緊張感がある。今日は来てくれてありがとう」──Tomohiro

また、同MCの後では、メンバー同士でモニターのチェックや演奏の確認を行うなど、通常のライブではみられないリハーサルならではの模様も垣間見ることができた。

2曲目に披露されたナンバーは「Now & Then」。Adamの囁くような優しいボーカルから幕を開ける同曲は、サビで一気に激しさを増す。Eijiは持ち前のハードな動きに加えて繊細なテクニックを披露。Tomohiroは身体を激しく動かして重低音をはじき出す。AdamとImmyによる外国人ギタリスト同士の息の合ったプレイが楽曲のドラマを壮大に物語るなど、そのサウンドスケープは大きい。



終始緊張感を楽しんでいる様子のメンバーは、演奏チェックやMCでファンと至近距離のやりとりを続け、デビューライブとなる＜SUMMER SONIC 2016＞や、9月から本格スタートするライブツアーへの意気込みを語って会場を盛り上げた。

ステージに火を点けたのは先行シングル「In My Bones」だ。Eijiは「最初は“リハーサルでしょ？”って思ってたけど、ライブになってきた。気持ちがあたたまってきた。早くライブがしたい」と語った。

また、Tomohiroは稲毛 K’s Dreamについて、「昔、K’s Dreamの階段でチラシ配ったり、稲毛にもよく来てた。えっくん（Eiji）がFACTに入る前にやっていたバンドのイベントにFACTを呼んでもらったり、いろいろと思い出があるよね」と振り返るなど、FACTラストツアーのファイナルがここ稲毛K’s Dreamであったことも含めて、同会場への思い入れの深さを伝える場面も。


最後に、Immyが「1stアルバムの収録曲で一番好きな曲」だという「Slip」を披露して、公開リハーサルが大盛況のうちに終了した。全6曲を演奏した公開リハーサルを終えたメンバーは、「今度はライブに来て思い切り楽しんでほしい」とのメッセージを集まったファンに送った。

Joy Oppositesは8月20日の＜SUMMER SONIC 2016＞東京MOUNTAIN STAGEのオープニングアクトとしてデビューライブを行う。その翌日には＜SUMMER SONIC 2016＞大阪FOREST STAGEに出演することも決定している。





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