“二十一世紀ノスタルジア”篠笛奏者の佐藤和哉がデビュー発表ライブ。ゆずからコメントも

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9月21日にアルバム『フエウタイ』でメジャーデビューする篠笛奏者の佐藤和哉が、昨日8月23日に都内のライブハウスでファン及び音楽業界関係者約130名を集め、デビュー発表ライブを行った。

◆佐藤和哉 ライブ 画像

佐賀県唐津市出身の佐藤和哉は、14歳の時に地元のお祭り「唐津くんち」でお囃子を吹いたのが篠笛との出会いだったという。その後、ピアノ、ドラム、ギター弾き語りなどで音楽活動を行っていたが、大学卒業後、古くから庶民に愛されている日本の伝統楽器である篠笛奏者の道を目指すこととなった。「篠笛は自分が表現したい音楽を一番表現してくれる楽器。自身の音楽の方向性を模索しているときに出会った篠笛は、自分の声で歌うよりしっくりきた。」と語る佐藤は、童謡や祭囃子を演奏するだけでなく、自身で作曲したオリジナル楽曲を多数レパートリーに持つ。そして、そのうちの一曲「さくら色のワルツ」は、NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』主題歌であるゆず「雨のち晴レルヤ」のモチーフとして採用され、作曲者の一人としてクレジットされている。

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この日のライブで佐藤は、「さくら色のワルツ」のほか、アルバム収録のオリジナル「カナデウタ」や唱歌として長く愛される名曲「椰子の実」など6曲を披露した。約30分という短い演奏時間ではあったが、美しく優しい音色を持つ篠笛の魅力を存分にアピール。佐藤は「デビューアルバム『フエウタイ』には、皆さん一人一人に伝えたいメッセージが詰まっています。J-POPを聴くようなつもりで、気軽に聞いて欲しい。そして、僕の音楽を通して皆さんの生活にちょっとした潤いや、ささやかな幸せを感じて貰えたら嬉しいです。」と語った。



また、この日は、佐藤にとって「僕の曲を気に入って採用してくれて、感謝してもしきれない。」というゆずからもコメントが寄せられた。

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北川悠仁「篠笛という昔ながらの楽器でありながら、現代の自分たちにも響くメロディ。伝統的な音と現代的な感覚が彼の中で噛み砕かれて、独自の世界観を生み出しているのが素晴らしいなと思います。」

岩沢厚治「真面目。真面目なんだけど、遊び心を持っているんですよね。」

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なお佐藤和哉は、デビュー後の11月から12月にかけて、東京、大阪、福岡でアルバム発売記念ツアーを予定している。



アルバム『フエウタイ』

2016年9月21日発売
COCQ-85297 ¥3,000+税

1.明け風  作曲:佐藤和哉
2.カナデウタ  作曲:佐藤和哉
3.ふるさとの空よ  作曲:佐藤和哉 ※佐賀県嬉野市市曲
4.散歩道  作曲:佐藤和哉・KOHKI
5.虹の鼓動  作曲:佐藤和哉
6.きみとみる月  作曲:佐藤和哉
7.からつ曳山囃子(ひきやまばやし)  佐賀県唐津伝承曲
8.オベールの祈り  作曲:佐藤和哉
9.椰子の実  作曲:大中寅二
10.望郷  作曲:佐藤和哉・KOHKI
11.想  作曲:佐藤和哉

〜Bonus Track〜
12.さくら色のワルツ ギターDuo ver.  作曲:佐藤和哉
※「雨のち晴レルヤ」(ゆず)モチーフ曲

<「フエウタイ」CD発売記念ツアー>

11月19日 大阪・ESAKA HALL
11月26日 福岡・スカラエスパシオ
12月4日 東京・Star Rise Tower

【プロフィール】

九州は佐賀県唐津市の海辺に生まれる。
中学生で「唐津くんち」の囃子を学び、この時初めて横笛に触れる。
ピアノ、ドラム、ギター弾き語りなど、音楽に没頭する 少年期を過ごす。
大学卒業後、篠笛と出会い、その音色に魅了され、また、自身の想いを歌として表現するのにもっとも適しているのがこの楽器であることに気づき、篠笛奏者の道を志す。
現在、東京を拠点に音楽活動を展開。
2012 年06 月には国宝・薬師寺東塔解体式典「宝珠降臨法要」にて献笛を勤める。
近年では、作曲家としての活動も展開し、2013年NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』主題歌「雨のち晴レルヤ(ゆず)」には、モチーフとして自身作曲の「さくら色のワルツ」が採用され、作曲に携わる。
また同作は、2014年日本レコード大賞 優秀作品賞を受賞。
2016年には、佐賀県嬉野市の曲「ふるさとの空よ」を制作。
同年、日本コロムビアからメジャーデビュー。
「二十一世紀ノスタルジア」と評される佐藤和哉作品の数々は、今を生きる自分の心と素直に向き合うことで紡ぎだされる。
その旋律を、素朴で優しく、しかし芯のある篠笛の音で唄いあげる“詩のない歌”は、聴く者に懐かしさや温かさ、優しさが万国共通のものであることを感じさせる。

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