<未確認フェスティバル2016>頂点に輝いたのはYAJICO GIRL

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『SCHOOL OF LOCK!』と「Eggsプロジェクト」の共催による10代アーティスト限定の音楽フェス<未確認フェスティバル2016>が8月27日に新木場STUDIO COASTにて開催された。

◆<未確認フェスティバル2016>参加アーティスト 画像

2016年2月に受付を開始した一次審査から半年、応募総数3,364組の中からファイナリスト8組がステージに望んだ今回のSTUDIO COAST。開会宣言は応援ガールの永野芽郁がギターを手におこない、ライブゲストにはオープニングアクトとして昨年の覇者Shout it Outが登場。「17歳」を含む3曲を披露し、優勝旗を返還した。


フェス名が閃光ライオットから未確認フェスティバルへと変わり、最初にその名を背負ったのがShout it Outだ。「昨年にグランプリが取れたものの、自分たちのライブが悔しくてトイレで泣いていました。今日は今年8組のアーティストをぼこぼこにしてやるつもりと、去年の自分も倒してやるつもりでここに立っています」と語った彼らは、2016年7月に「青春のすべて」メジャーデビューを果たしている。


10代アーティスト達のライブ熱戦のあとには、スペシャルライブ枠にKANA-BOONが出演。10代アーティストにエールを贈った。「今日は100万円取りにきました!KANA-BOONですよろしくどうぞ!」と、大きな掛け声の元で始まったライブでは新曲「Wake up」や「シルエット」を披露。メンバーの谷口からは「10代の内から音楽の素晴らしさを知れたっていうのは、本当に凄い良いことやと思うし、これからの人生音楽がある人生と無い人生じゃ全然違うと思います。これからも音楽を愛していって欲しいです。」と祝福のコメントが投げかけられた。



最後に行なわれた授賞式では、大阪府のYAJICO GIRLがグランプリを獲得。また準優勝には京都府のThe Lump of Sugarが、特別審査員賞には神奈川県のKo-seiが選ばれた。YAJICO GIRLはグランプリ受賞にあたり、観客へ向け「ほんまにありがとうございます。ほんまに取れるとは思ってなくて、さっきライブをやった後に裏でちょっと落ち込んでたんですけど本当によかったです。5年後このライブを見といて良かったなと思ってもらえるように、僕らも頑張るので是非これからもよろしくお願いします。ありがとうございました。」と語っている。

<未確認フェスティバル2016>の優勝賞金は100万円。さらにグランプリを獲得したYAJICO GIRLは、全国のタワーレコードからCDリリースできる権利を獲得した。

<未確認フェスティバル2016>セットリスト/審査員感想

【Shout it Out】
1.逆光
2.17歳
3.青春のすべて

【KANA-BOON】
1. ないものねだり
2. なんでもねだり
3. Wake up
4. フルドライブ
5. シルエット

【優勝バンド「YAJICO GIRL」(大阪府)】
■決勝ライブセットリスト:
1.いえろう
2.Monster
3.Casablanca

■プロフィール:
四方颯人/vo (20歳)
榎本陸/gt (20歳)
武志總真/ba (19歳)
吉見和起/gt (20歳)
古谷駿/dr (20歳)

■未確認フェスティバルの感想
<応援ガール>
■永野芽郁
本当に最初から最後まで、今まで自分が感じたことのないような気持ちになっていて、何かいま私自身も複雑で、どのチームも本当に応援してたので、嬉しかったり悔しかったりって気持ちもあるんですけど、今回自分が応援ガールになれたのは本当にこの先も皆に自慢できることだなと思いました。

<特別審査員>
■菅原 卓郎(9mm Parabellum Bullet)
僕は自分でも何度もこの新木場のステージに立っているんですけど、こんなにステージ上のバンドがキラキラしているのを初めて見ました。凄く楽しませてもらったし、最後にどのバンドも僅差だったから、審査してる時には、今日一番のライブをしたやつがトップなんじゃないかということで、ほんの少しの差だったんじゃないかなって思います。だから僕も音楽辞めて欲しくないっていうか、CDとかを出さなくても、バンドや音楽を楽しみ続けて欲しいなと思います。

■いしわたり淳治
どのアーティストも本当に自分の個性を出して、とってもいいライブをしてくれて、今日は順番をつけなくちゃいけないから、順番をつけましたけど、本来であればどの音楽も本当に素晴らしかったので、本当に続けていって欲しいし、数年前だったらありえないような音楽のジャンルも、今日音楽の中に取り入れていたので、こんな風に時代が巡って、10代の中からそういう音楽が生まれるっていることは、僕にとっても未知の世界なので、自分だけの音楽を探していって欲しいなと思います。

■菅野結以
本当に審査するのが苦しくて、まだ胸が苦しい感じなんですよね。ほんとに思ったのは人が何かに夢中になって、何かに一生懸命になることって、こんなにカッコいいんだってことを皆に見せてもらいました。
音楽ってやっぱり技術とかセンスとかが問われるとは思うんですけど、そういうことよりも皆がこのステージに持ってきた熱だったりキラメキだったり、そういうものが受け取れたし、それが今日一番強かったのがYAJICO GIRLだったのかなと思います。今日獲れなかった人もその悔しさを原動力にして、これからも音楽を続けてもらいたいなと思います。本当に辞めないで欲しいです。
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