<アニサマ>8/28レポート、アース・スター ドリーム、そして浅岡雄也もサプライズ出演の「刻-TOKI-ステージ」3日目

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2016年8月26日(金)27日(土)28日(日)の3日間にわたりさいたまスーパーアリーナで行われた世界最大のアニソン・ライヴイベント<Animelo Summer Live 2016刻-TOKI->(以下・アニサマ)。その開催にあわせて外会場「けやきひろば」に設けられた「刻-TOKI-ステージ Supported by LIVE DAM STADIUM」では、野外カラオケイベント<PASSION SINGERS Supported by LIVE DAM STADIUM>が行われた。ここでは最終日となった8月28日(日)の模様をお届けする。

初日は猛暑、2日目は大雨と、極端な天候の違いに見舞われた「けやきひろば」だが、最終日となる3日目の天気は少しぐずついて肌寒いものの、昨日ほどの雨降りにはならず。特設ステージに集まっているのは、これまで10代~20代前半の男性が多かったが、日曜日でお休みの社会人も訪れているようで、今日はもう少し年齢が上の人やカップルたちの姿も見受けられた。この日もこれまでと同様、<PASSION SINGERS Supported by LIVE DAM STADIUM>と銘打たれたカラオケイベントが開催され、カラオケDAMで<アニサマ2016>出演アーティストの課題曲を歌ってDAM★とも動画・DAM★とも録音でエントリーした出場者がステージに立った。


MCは初日に引き続いて武石あゆ美、オープニングの「マニアックトーク&ライブ」に出演した8人組アイドルグループ、「エラバレシ」の朝倉ゆりがオタマート1日店長&日替わりパッションアシスタントとして登場。オープニング・トークで今日のアニサマ本編の出演者を紹介した後は、恒例となった「刻をきざめ!わっしょいパッション!」の掛け声からLIVE DAM STADIUMステージ最終日の幕が上がった。


本日のオープニングでは制服ファッションの女性・リコさんが登場。「こんにちは!μ'sの「それは僕たちの奇跡」を歌います!」と告げると、さすがに大人気グループ、さらに2015年の「第66回NHK紅白歌合戦」に出場した際に歌った曲ということもあり、ひろばの周囲から見ていた観覧者も「うぉー!!」と一斉に特設ステージに駆け寄り、ひろばは早くも後ろの方までぎっしりと埋まる大盛況。会場のテンションを一気に上げてオープニングの大役を務めた。



アニサマが始まった2005年からのカウントダウンに続いていよいよ本大会がスタートすると、1番手にはALI PROJECT「聖少女領域」を歌う女性、摂政さんが黒と赤の大人っぽい衣装でステージに上がる。歌声はキュートでとても個性的だ。さらに「楽しんでますか~!?」とマイクを呼びかける余裕を見せてくれた。続く★板橋~防災士★さんは、ハッピにサングラス姿という異色なスタイルで人目を引きつけながらTrySail「High Free Spirits」を歌うと熱い観客から野太い歓声が上がりノリノリに。「この盛り上がりをスタジアムに持って行ってください!」と観客に呼びかけた。




キャップをかぶって登場した女性、ぞうまっくすさんは黒崎真音「Magic∞world」を歌いながら、ステージ狭しと端から端まで煽りながらの歌唱で楽しませてくれた。けやきひろばに集まるお客さんのノリの良さも、カラオケ出場者が目一杯力を出して歌える理由になっていることを感じた。地球防衛部「絶対無敵☆Fallin' LOVE☆」を歌った男性のみぃさんは、ヴィヴィッドなピンク色のジャケットを着てステージに。歌う前に観客から「お兄さん頑張ってー!」と声援が飛び思わずにっこり。軽快なポップなメロディを歌い楽しませてくれた。「緊張したけどみんな優しい!」と嬉しそうだった。ゆいかおり「Ring Ring Rainbow!!」を歌ったはらちゃんさんのステージ慣れした様子の煽りに観客はステージ前に詰めかけ、風船が飛び交うなどすごい盛り上がりを見せた。MCの2人からも「すごく盛り上がりましたねー!」と絶賛のコメントが。

前半が終了すると、「みなさん、このステージを見て歌いたくなったのでは!?」とアニソン映像をバックに歌える「アニサマ映像コーナー」の飛び入り参加者を募集。本日の課題曲はJO☆STARS~TOMMY,Coda,JIN~「ジョジョ その血の記憶~end of THE WORLD~」と黒崎真音「X-encounter」だ。曲名を聞いて早くも受付スタッフの元に駆け寄る観覧者も現れた。観ると、けやき広場はものすごいひとだかりになっている。3日間で一番多くの人が訪れているようだ。


▲アース・スター ドリーム

ここで、本日のゲスト「アース・スター ドリーム」のスペシャルステージを開催。メンバー6人(※新井田いづみは欠席)でステージに登場して配置について1曲目「てーきゅう」第6期主題歌として人気の曲「とってもサファリ」のイントロが流れ出すと、待ち構えていたファンからものすごい歓声が上がりオープニングからすごい盛り上がりだ。サビのグイグイ前に出るベースラインがカッコイイ。サウンドに体ごと持って行かれる感じだ。ファンが自主的に撒いたようで、紙吹雪が舞い上がるとさらに華やかさが増している。


2曲目は「てーきゅう」第4期のOPテーマ「ファッとして桃源郷」のカバーに突入すると、リーダーの愛原ありさが「みんな行くよー!」と煽りたてる。コール・アンド・レスポンスも楽しい曲だ。「私たち、アース・スター ドリームです!こんなにきてくれて嬉しい!」と観客を見渡してメンバー全員驚きの表情だ。順番にメンバー自己紹介をすると、「アース・スター ドリームのライヴは初めての人!?」と問いかけると、多くの手が上がり、「初めての人でも楽しめるライヴにします!」と宣言すると大きな拍手が沸き起こった。

ここでスクリーンにお知らせが映り、10月から始まるアニメ「魔法少女なんてもういいですから。」2ndシーズン主題歌担当決定のお知らせと、TVアニメ『てーきゅう』の主題歌全曲収録の「てーきゅう BEST」が9月28日に発売されることが告知された。


ライヴを再開すると、インド風のエスニックなサウンドの「Qunka!」へ。この曲は「てーきゅう」第5期のOPテーマのカバーだ。途中、千手観音像のようなフォーメーションを見せてくれた。ポップな「メニメニマニマニ」ではジャンプしながら盛り上がる観客を前にお札の扇子を持ってのパフォーマンスを行ない、「メニーメニー!」「マニーマニー!」とコール&レスポンスで会場一体に。


「すごく盛り上がってくれてありがとう!」とここで再び告知のコーナーへ。中島由貴がマイクを握り9月19日に恵比寿クレアで単独ライヴが、12月10日には「2周年記念ライブ」がディファ有明で行われることが告げられた。後半戦は代表曲「Fan Fanfare!!!」からラストはTVアニメ「ミリオンドール」OPテーマ「細胞プロミネンス」のカバーへ。激しくマイナーなロック調の曲に乗せたキレのあるダンスで魅了した。全力のステージを終えると、「みなさん、ライヴに来てくださいー!また会いましょう!」と深々と一礼してステージを降りた。





続いてカラオケの第2部「アニサマ映像コーナー」へ。一番手の男性2人女性2人4人組、まこペンさんは3年E組サマ担「青春サツバツ論」を男女の絶妙なデュエットで歌い「飛べ飛べ声出せー!」と右手を上げて観客を煽りまくりながら一緒にジャンプ!見渡すと会場は人でギッシリだ。分島花音「killy killy JOKER」を歌ったかなさんも見事な歌いっぷりで大いに盛り上げた。μ's「それは僕たちの奇跡」をぷりんさんが歌うと、会場はとんでもない盛り上がりぶり。あまりの盛り上がりにMCの武石も「ちょっと一歩下がりましょう!」と注意を促すほど。イベントスペース以外もぎっしり観覧者が詰めかけている。さらにアフィリア・サーガ「S・M・L☆」を歌う希狐さんのステージでは、後半からMCの2人が加わり一緒に歌うシーンも。「アフィリアサーガとして6年前にけやきにでたので、感慨深いです!歌ってくれてありがとうございます!」と武石も感激していた。


▲エラバレシ

飛び入りで当日エントリーした男性3人組によるJO☆STARS~TOMMY,Coda,JIN~の「ジョジョ その血の記憶~end of THE WORLD~」、女性による黒崎真音「X-encounter」がそれぞれ歌われた後は、ステージにエラバレシのメンバーが登場。飛び入り参加して、戸松遥「Q&Aリサイタル!」を歌い、大合唱でさらなる盛り上がりでイベントはエンディングへと向かう。



最後は出演者総登場で作詞・畑亜貴、作曲/編曲Q-MHzによる「Animelo Summer Live 2016 刻-TOKI- テーマソング」の「PASSION RIDERS」を出演者と観客全員で大合唱。これで3日間のLIVE DAM STADIUMステージは終了…と思いきや、ここで最終日のスペシャルゲストとして浅岡雄也がステージに呼び込まれて登場した。


▲浅岡雄也

「お前ら元気かー!」と観客を煽ると、「ウォー!」とものすごい歓声で迎えられた。MCの武石も「浅岡さん、ようこそいらっしゃいました!本当にご本人がここにいらっしゃると思うと興奮であまりしゃべれません!」とテンションが上がっている。少しでも近くで見ようと、遠くから眺めていた人たちもどっとステージ近くまで押し寄せた。おなじみの大ヒット曲、アニメ『ドラゴンボール GT 』主題歌の「Dan Dan 心魅かれてく」のタイトルを挙げ「知っている人!?」と呼びかけるとまたしても「ウォー!」と声が上がり「俺、男の野太い声大好きなんだよ!」と浅岡。さらに「自分の曲でオタ芸やってもらったことないんだよ!ぜひ頼むよ!いけるのー!?後ろもいけるー!?」とトークで目一杯盛り上げてから「Dan Dan 心魅かれてく」へ。前半から合唱が起こり、サビで「カモーン!」と煽るとジャンプしながら大合唱が起こり「すげえぞー!!」と浅岡も笑顔を見せながら気分が良さそうに歌う。


歌い終わると会場の熱狂ぶりに、「どうもありがとう!本当にものすごいね!?」と驚く浅岡。「FIELD OF VIEWが2002年に解散して2003年からは浅岡雄也ソロとしてもう13年やっております。詳しくはこっちの方に」とTVでテロップが出るあたりを指さして笑わせながら「浅岡雄也で検索して頂ければ、ツイッターをやっているのでぜひフォローしてやってください!」とアピールすると、観客からは歓声と共に「もう1曲!」との声。その声に応えて、和田光司「Butter-Fly」を歌うことに。「結構俺の声に合ってると思うんだよ。みんな一緒に歌って!」と、3日間の最後に相応しくけやきひろばの隅々まで力強く歌声を響き渡らせる熱唱を聴かせて、サビでは力一杯の手拍子と共に大合唱で、まさにアニサマ本編にも負けず劣らずの大盛り上がりとなった。「ぜひ、この後のアニサマも楽しんで行ってください!今日はどうもありがとうございました!」と感謝して締めてステージを降りた浅岡。3日間にわたって大きな盛り上がりを見せたけやきひろばLIVE DAM STADIUMステージは、後々まで記憶に残る最高のエンディングで幕を下ろした。


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