【ライブレポート】<908 FESTIVAL>KREVA、1年ぶりライブ復帰。豪華ゲストと共に見せた“Next Stage”

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この後はKREVAが「2016年、どの曲よりも俺の記憶に残る曲」という紹介から、FU-JIが武道館の上手スロープにぬるっと登場。KREVAのステージに7年ぶりぐらいに顔を出し、ソロではこちらも908FES初参戦となるFU-JI。記念すべきその舞台で披露したのは「マンボウ」。キレイ目トラックに、とめどなくマンボウが大量発生するラップ。観客の上から、下から、脳内まで“マンボウ”一色に染め上るというスゴ技でステージをジャックした。

サイレンが鳴り響くなか、ビヨンセの「Crazy in Love」が流れ出し、908 FES初登場の異色メンバー・渡辺直美が姿を見せると、それだけで武道館は鼓膜が大絶叫。エアビヨンセとはいえ、これが本当にすごい迫力!  その圧倒的存在感と破壊力ハンパないパフォーマンスは圧巻の一言。グラマラスなボディをぐいぐいバンバン揺らし、カメラを狙ってセクシーなポーズと表情を投げかけ、観客を悩殺していく姿に場内は異様な盛り上がりに包まれる。



そんな渡辺に呼ばれ、次に舞台に登場したのは908FESに欠かせない三浦大知。舞台下からポップアップで姿を現わし「騒ぐ準備はできてますか?」と声をあげ、ライブは「I’m On Fire」で幕開け。曲の途中、三浦が絶叫を場内に響かせ、間奏のダブステップがフィーチャーされたパートに突入すると、ダンサーと一丸となって三浦特有の重力を感じさせないエアリーでキレのあるしなやかなダンスで観客を見事にロックオン。そこからアッパーの「Right Now RMX」でさらに勢いを加速させ、「music」で会場じゅうにハンドクラップが弾けると、武道館はとたんに笑顔に包まれた。この後「僕もついにビヨンセに紹介してもらえましたよ」といって場内を笑わせ、渡辺直美のパフォーマンスを褒めちぎった(来年の908FESまでにビヨンセのセクシーダンスを覚えて披露してくれるそう!)。

その後は、スモークが流れだす中、バラード「ふれあうだけで ~Always with you~」を熱唱。歌唱力を全開で披露した後は、「三浦大知の声の次はみなさんの声を聞きたい」と客席を煽り、「SING OUT LOUD」のコール&レスポンスで会場を一つに。最後は三浦が透明感あふれるハイトーンのアカペラで時間を止めた後、激しいダンスを、どんなに踊ってもブレスもピッチもまったくブレることのないボーカル、その両者がまさに神の領域で共存する「Cry & Fight」の超絶パフォーマンスで最後は客席を圧倒し、ステージを締めくくった。


真っ暗になったステージに、おなじみのシンセのイントロで始まったのは「全速力」。ここでは、KREVAと三浦大知がYOKOI+EL SQUADが繰り出す光のマジックショーと見事な共演を果たし、この日限りのスペシャルなパフォーマンス届けて、場内を大いに湧かせた。
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