コルグ、「microKORG」にスピーカーを搭載、キュートなホワイト・ボディでメモリも倍増した「microKORG S」

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コルグは、ボコーダーも搭載したシンセサイザー「microKORG」の新機種「microKORG S」を9月下旬より発売する。新たにスピーカーを内蔵、よりキュートなホワイト・カラーに生まれ変わっての登場だ。

◆「microKORG S」~画像~

レトロでキュートなデザインからは想像もつかない本格サウンドで、世界のスタンダードとなったアナログ・モデリング・シンセサイザー「microKORG」が、新設計の2+1スピーカー・システムを内蔵してリニューアル。サイズ感をはるかに超えた大音量で、「microKORG」らしいシンプルな楽器の楽しさをさらに広げてくれる。ホワイトのボディには、次世代を象徴する新たなプリセット・サウンドを搭載。上品な外観なのに中身は凶暴な、新たな「microKORG」の誕生だ。

注目はやはり、コンパクトなボディに搭載されたこだわりのスピーカー・システム。音像のクリアなステレオ・スピーカー、そして驚くべき低音を鳴らすウーハーを内蔵。ボディには新たにボックス構造を備え、スペースを最大限に利用した余裕あるボックス容量とバスレフポートの組み合わせにより、スピーカーのサイズを超えた豊かな音量感、明瞭な定位感、そして芳醇な低音を生み出す。従来の電池駆動に加え大音量スピーカーを内蔵したことで、電源やPAのない環境でも、手軽かつ本格的な演奏体験を可能にする。また、本体ボディがスピーカー・ボックスも兼ねているため、スピーカーからの振動が指先から感じられ、生楽器やエレクトリック・ピアノのような繊細かつダイナミックなレスポンスが、演奏時の臨場感をさらに高めてくれる。


また、スピーカーを追加しつつも、10年以上愛され続けた「microKORG」の特徴あるフォルムはオリジナルのまま受け継いだ。そのうえでフロント・パネルは白を基調とし、サイド・ウッドにはメープル素材を新たに採用してアップデート。レトロからモダンへ、ワンランク上の高級感あるデザインに仕立てている。

メモリ容量も倍増。ステージ映えするシンプルで存在感のある音色をメインに、輪郭が際立つヌケの良いリード、アンサンブルになじむ柔らかなエレピ、パワフルで芯のあるベースなど、音楽シーンの変化を捉えた強力なプリセット・プログラムを64種追加した。同時に64のユーザー・エリアも新たに用意。自分で作った音色をプリセットに上書きせずにストックできるので、選んだ音を好みにエディットするという、このシンセならではの音作りのプロセスがより簡単に楽しめる。

さらにお気に入りのプログラムを8つまでアサインできる「フェイバリット・セレクト機能」を新たに搭載。使いたい音色を瞬時に呼び出せるので、ライブでの使い勝手もさらに良くなっている。
もちろん従来からの「microKORG」の機能はすべて搭載。プログラムを音楽のジャンルで選び、選んだ音に対してエディットを行うカンタン操作や、小型マイクロフォン付きのボコーダー、場所を選ばず演奏できる電池駆動(単3形乾電池×6使用、アルカリ電池で約4時間)など、全機能をそのまま継承。扱いやすいファースト・シンセサイザーとして、またはステージでのプラス・ワン・シンセとして、そして制作の音源として、これまで同様にあらゆるシーンで活躍する。

サイズは524(W)×232(D)×70(H)mm、重量は2.5kg(電池および付属マイクロフォンを除く本体のみ重量)。ACアダプターとコンデンサー・マイクロフォンが付属する。

「microKORG S」のプロモ動画には、日本の4人組ロックバンド、The fin.のYuto Uchino (Vo.&Syn.) が出演。「microKORG S」の新しいシンセ/ボコーダー音色だけを使い、本動画のために書き起こした新曲でパフォーマンスを披露している。こちらも要チェックだ。



▲37鍵のベロシティ対応ミニ鍵盤を搭載。リアパネルにはMIDI入出力、オーディオ入力×2(コンデンサーマイク/ダイナミックマイク、ライン対応)、オーディオ出力(標準フォーン)、ヘッドホン出力(標準フォーン)を用意。

製品情報

◆microKORG S
価格:60,000円(税別)
発売日:2016年9月下旬


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◆microKORG S 画像&映像
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