【ライブレポート】瀬川あやか、横浜LOOP開店をアコースティックライブでお祝い

シンガーソングライターの瀬川あやかが9月7日にワンマンライブ＜瀬川あやかアコースティックワンマン ～コングラッチュ、ちゃっかり横浜初めテーション～＞を横浜LOOPにて開催した。

◆瀬川あやか 画像

代官山LOOPや渋谷LOOP annexの姉妹店として、今月9月1日から開店したばかりの横浜LOOP。カフェ風に小洒落たライブハウスのオープニングウィークに花を添えるがごとく、ツインテールの瀬川あやかがアコギを抱えて初の横浜LOOPにやってきた。当日はライブハウスの入口付近まで超満員の客入りとなり、彼女も拍手に迎えられてステージへと登る。

現在でも看護師とシンガーソングライターを兼業している彼女は、笑顔の持つ力を人一倍知り尽くしている存在だ。彼女がにこやかに微笑んで軽く会釈するだけで、言外にきちんと挨拶の言葉をかけられている気分になる。ライブは「ロンリーガール」からスタート。2曲を終え、挨拶とともに「いよいよ始まってしまいました！」とほどよい緊張を見せながら瀬川が声を上げると、会場からはアットホームな拍手があがった。後ろの立ち見客にも「もし気分が悪くなったら言ってくださいね。看護師なので」と強みをアピールするとライブハウス内には笑いが沸き起こる。


小さなライブハウスならではの至近距離、そして幅広い世代に元気を与えるポップナンバーや恋愛ソングのパフォーマンスでも、彼女の歌声は自身の世界観を失わない。メジャーデビューから3ヶ月、2ndシングル発売を10月19日に控え、現在はライブでしか聴けないナンバーも多い。観客のクラップで横浜の夜を盛り上げながら、ライブは「君はトモダチ」そして楽曲内のフェイクが楽しい「ハイパーマン」へ。フジテレビ『ザ・ノンフィクション』EDテーマの「サンサーラ」では新たな一面にも見える神秘的な、伸びやかで美しい歌声を聞かせてくれた。

「笑うって家系に出るよね」とMCで口にしながら、中盤ではアコギをかき鳴らしてメジャーデビュー曲「夢日和」へ。アコースティックならではのしっとりとした響きに観客も聞き入る。久々の披露となった「take a chance」、そして聴き手を癒やす思いやりにあふれた「未熟なうた」。「カレイドスコープ」ではサビでミラーボールから光が溢れ、ライブハウス内にきらきらと光が舞った。

これもなかなかやらないという平井堅のカバー「瞳をとじて」では低音域のバラードを温かく歌いこなし、直後に「どうでした？」とストレートに、愛嬌たっぷりにきいてくる瀬川あやか。終盤では10月19日発売の2ndシングルから「恋の知らせ」が披露され、振り返る初恋という甘酸っぱいテーマをスウィートに歌い上げる。

本編ラストは観客とのコール＆レスポンスで会場が一つになる「はりーあっぷ」。横浜LOOPにもファンにも「これからも末永くよろしくお願い致します！」と宣言し、会場をひときわ元気に盛り上げてライブ本編を終えた瀬川あやかだった。

また、アンコールでは瀬川あやか本人から11月30日に＜瀬川あやかワンマンLIVE ～開演後は出来るだけ多くお楽しみください～＞が開催されることが発表された。会場は東京の青山・月見ル君想フ。アンコールのとどめにはこれも2ndシングル収録の「The Brightest Woman」が披露され、観客を巻き込んでのホットなシンガロングが幸せな時間を生み出していた。

瀬川あやかは今秋ワンマンライブのほか、10月10日に大阪開催＜FM802 MINAMI WHEEL 2016＞に初出演する。10月19日には2ndシングル「恋の知らせ」もリリース。引き続き活発な動きが続きそうだ。





◆瀬川あやか オフィシャルTwitter
◆瀬川あやか オフィシャルサイト