【ライブレポート】アンカフェ、HEROら10組出演<“Visual Parade” Extra at Summer’16>2days

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2日目となる21日は、FEST VAINQUEURからスタート。ライブは「ペルソナ傷女」から幕を開け、いきなり観客たちを熱狂に巻き込んだ。HAL(Vo)の甘くセクシーな歌声と重量感あふれた演奏が重なり、危険な匂いを放った「FANG」。「現代的疑惑都市`DOUBT!'」ではHALとGAKU(Gt)がキスを交わしたりと、熱狂のみならず、妖しく過激な面も見せてくれた。


THE MICRO HEAD 4N'Sは、切なくもノスタルジックな世界観を描き出した「星に願いを」からライブをスタート。シンガロングナンバー「NOCTURNE」や無数の拳が突き上がった「Curtain Call」、「MONSTER'S ROAR」では Nimo(Vo)がモンスターと化し、観客たちを煽っては熱く激しい空間を作り出していた。強烈な存在感と迫力には、まさに貫祿という言葉がピッタリだ。


場内に異空間を作りあげたのが、Mix Speaker's,Inc.。「Carni=balism」で描かれたのは絶望渦巻くレストラン。彼らは観客たちを闇の宴へと導いてゆく。奇妙なダンスに興じた「ドクロKITCHIN」。闇と光の交錯する世界に恐怖と好奇心を感じさせてくれる「Ghost gate」。最後に届けた「MONSTIME ~long ver.~」では、MIKI(Vo)とseek(Ba)がパートを入れ代わる場面も加えながら、場内に狂喜の物語を描きあげていった。


力(Vo)が黒いバットを振り乱し厳つい武装をした集団を引き連れてステージに上がったのはBlack DASEIN。彼らは黒とDASEINをこよなく愛し、コピーしているバンド。「Yの黙示録」や「黒細胞」など邪悪な匂いを満載した楽曲たちで場内を煽った。「I miss you」のような開放的なポップナンバーも披露しつつ、終始邪悪な匂いを放ちながら、イベントに黒い暴風を巻き起こし続けていた。


トリを飾ったのは、連日登場のアンティック-珈琲店-。この日も「千年DIVE!!!!!」「生きるための3秒ルール」、大黒摩季のカバー曲「熱くなれ」、「スマイル一番イイ♀~2016 ver.~」などお馴染みの楽曲を突きつけ、フロアを開放的な熱狂空間に染め上げていた。他にもこの日は、あえて季節を逆行するように桜ソング「Cherry咲く勇気!!」や、初期の人気ナンバー「逃避回路~2016ver.~」も演奏。終始、笑顔の花咲く最高のライブ空間をアンティック-珈琲店-は届けて本編を締めてくれた。


アンコールでは、アンティック-珈琲店-のメンバーを軸に、出演バンドのヴォーカリスト全員が舞台に登場し全員で大黒摩季の「熱くなれ」を大セッション。Black DASEINの力の腕に書かれていた“大黒”の文字に、アンティック-珈琲店-のみく(Vo)が突っ込みを入れる場面も。このセッションで会場はお祭りムードに染め上げられ、大盛り上がりのままイベントが終了した。

2日間に渡り行われた<“Visual Parade” Extra at Summer’16>。このイベントシリーズは、次回も絶賛調整中とのこと。次の開催も期待しておいてほしい。

◆ライブ画像

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