HIZAKI、日本初ソロライブで天使のギタープレイ

Versaillesのメンバーであり、Jupiterのリーダー兼コンポーザーとして世界で活躍するギタリスト HIZAKIが、9月11日（日）に渋谷マウントレーニアホールでソロライブ＜Crimson Rose -JAPAN-＞を行った。

◆ HIZAKI ライブ画像

8月3日（水）にリリースされたギター・インスト・アルバム『Rosario』も好調なHIZAKI。彼は2015年に海外4ヵ国（ドイツ・フランス・ブラジル・アルゼンチン）でライブを行っているが、実は日本でのソロライブは今回が初である。

SEで「Elizabeth」が流れ始め、いよいよ登場したHIZAKIは、天使のような真っ白い衣装でゆっくりとステージ中央へ向かう。その姿は正に端麗耽美。そしてライブは、今回のアルバムのリード曲ともいえる「Grace and Dignity」からスタートした。待ちに待っていた！とばかりに観客はイントロから大盛り上がり。HIZAKIもそれに応えるように激しくも華麗なギタープレイを披露した。

MCでは「拳突き上げていきますよー！」と観客を煽るとキーボードの長崎祥子を迎え、「fly though the air」でたたみかけるように観客の感情を揺さぶる。その後バイオリンのAyasaが登場し「Church Candle」「Presto」と続き、そこから何と「情熱大陸」のカバーを演奏した。

そしていよいよ終盤、ここでVersailles、Jupiterで相棒として一緒にプレイするTERUが登場した。「SILENT KNIGHT」（Versailles）、「Rose Quartz」（Jupiter）を共演し、最後はアルバム『Rosario』のタイトル曲で本編を締めたのであった。

アンコールでは再び「Grace and Dignity」を披露して、最後は「Race Wish」でこの日のライブを締めくくった。MCで本人も言っていたようにJupiterでは乱れ、VersaillesではクールなHIZAKIも、今回のソロライブは非常に自由に楽しんでいるように感じられた。

また今回のライブは、男性客も非常に多く、HIZAKIの叙情的なギタープレイに対し釘付けになっているように見受けられた。日本での再演、または世界の何処かで再び彼のライブが観られる日を楽しみにしたい。

フォトクレジット：逸見隆明




◆HIZAKI オフィシャルサイト