【ライヴレポート】ラルクのKen発＜PARTY ZOO＞大阪公演、「音に溶け込めたよー！」

Ken（L'Arc～en～Ciel）が主宰のライヴイベント＜PARTY ZOO ～Ken Entwines Naughty stars～＞の3本目が9月25日、大阪 堂島リバーフォーラムにて開催された。同公演の速報レポートを終演後に収録した出演者の声とともにお届けしたい。

◆＜PARTY ZOO 〜Ken Entwines Naughty stars〜＞ 画像

この日のトップバッターはPARTY ZOO初参加のGUTS AND DEATH (ごっつぁんです)だ。登場するなり、まず歌舞伎メイクのドラマー カブキン(Youtuberでもある)にオーディエンスの注目が集まる。「GR8EST MOMENT」からスタートしたステージは、自然に拳をあげてしまうようにキャッチー。サプライズは最後の2曲、なんとYUKKE (MUCC)がベースで参加したのだ。バンドサウンドは一層厚くなり、この日限定の4人でのグルーヴでステージを駆け抜けた。ステージを終えたGUTS AND DEATHのコメントは以下のとおり。

「トップバッターで全力疾走してきましたー☆　スーパー楽しかったです!!　Kenさん、YUKKEさん、ありがとうございました（●´-`●）!!」──揺紗（GUTS AND DEATH）



2番手は豊洲PIT公演に続き2回目の出演となるA9。眩しいほどの白い衣装に身を包んだ5人がステージに登場すると、それはまるでこれから夢の世界へと誘う執事にも王子にも見えて、5人の演奏は期待通りに煌びやかな景色を作り出した。観客もその景色を楽しみ、夢の世界に心酔していたようだ。

「猛獣たちの競演、＜PARTY ZOO＞大阪公演お疲れさまでした。このツアーに参加させてもらい、物凄く成長できていると感じています。間違いなく、今後のステージに活かされることになると思います。今日のステージも、先日Kenさんにアドバイスを頂き、予定より少し変更したり！　次回はA9としてはラストの出演、10月2日Zepp DiverCityです。遂におれもKen With Naughty Starsに参戦します!!　楽しみにしてください!!」──沙我（A9）



3番手は2009年に突如出現したバンド「カラス」であり、この夜のために集結したDeeply Entwining Session「カラスRe-born」だ。逹瑯、ヒロト、KENZOのオリジナルメンバーに、AKiと圭が加わったこの日限定編成で、A9の白の世界から一転、暗黒の闇へとステージを塗り変えていく。持ち曲3曲のすべてを颯爽とやりきり、あっという間にカラスは羽ばたいていった。

「全曲やりきった!!　次は新曲できるといいな！」──逹瑯（MUCC／カラス）



そして、BAROQUE。ニューシングル・リリースの情報が堂島公演前日に発表されたばかりの彼らは、やはり勢いに溢れたステージをみせてくれた。2人とも一見クールで熱さとは無縁のように思えるが、彼らの輝く音色の中には必ず熱さが存在している。この日はKenが1曲参加。もちろんKen自身がプロデュースしたニューシングル「G I R L」をステージ上の5人が思う存分楽しんで演奏した。

「＜PARTY ZOO＞も早いものでもう折り返し！　BAROQUE的には最新シングル「G I R L」の先行リリースがあったりで特別な１日でした。このツアーでずっとちゃんとやりたかった「CELEBRATE」が出来たり、Kenさんと「G I R L」を演奏したり、ライブもスペシャルなものになりました。大阪の皆ありがとう！」──圭（BAROQUE）



トリを飾るはMUCC。中盤では堂島公演の数日前にできたばかりだという新曲を披露。一度聞いたらすぐにのれる旋律とリズムに逹瑯のタンバリンも加わり、観客は大盛り上がりだ。次々と楽曲が展開していくたびに高揚感が増していき、理屈抜きに楽しい“音”を“楽”しむ空間がそこにあった。

「大阪＜PARTY ZOO＞、さいこーだったー！　今日はGnDにも2曲参加させてもらいました！　たのしかった！　思い出深い一夜でした。アンコールのセッションの「虹」に感動!!　次回ZEEPにも期待してねー！」──YUKKE（MUCC）



ステージはラストセッションのKen with Naughty starsへ。基本メンバーは、ヴォーカルに怜とKen、ギターにKenとヒロト、ベースにAKi、ドラムにSATOちといった構成であり、まずは「大阪で生まれた女」をMUCCのミヤとKenがデュエット。この選曲やお揃いのサングラスには会場からは笑い声も。2人は曲に入り込んだまま、しっかりと歌い上げた。

そしてこの日の園長はヒロトだ。「どうしてもやりたかった」というL’Arc～en～Cielの「虹」と「fate」をKenとともに演奏。「虹」のイントロのアルペジオをヒロトが奏でた瞬間に会場は大歓声。最後はイベントソングの「PARTY ZOO」を出演者総出で披露し、大阪公演の幕を閉じた。


残すは東京 Zepp DiverCityと仙台PITの2公演のみ。この貴重な体験をぜひ多くの人に味わってもらいたい。最後にKenのコメントをお届けする。

「今日セッションで音に溶け込めたよー！　気持ちいい！　より色彩をました各バンドの演奏が会場中に広がった いい夜だった」──Ken







◆PARTY ZOO オフィシャルサイト
◆Ken オフィシャルサイト