元パール・ジャムのドラマー、殿堂入り候補に挙がらず抗議

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パール・ジャムがロックの殿堂入りの候補に挙がったが、主催者Hall Of Fameが発表したプロフィールの中に名前がなかったデイヴ・アブラジーズ(Dr)が不満を口にした。

◆デイヴ・アブラジーズ画像

パール・ジャムにはこれまで5人のドラマーが在籍しているが、殿堂入りの対象になるのは、オリジナル・メンバーのデイヴ・クルーセンと現メンバーのマット・キャメロンのみ。アブラジーズは、バンドにいたのは3年と長くはなかったが、デビュー・アルバム『Ten』のツアーや、セカンド『Vs.』、サード『Vitalogy』のレコーディングに参加するなど、バンド初期に貢献した。

アブラジーズは、ノミネートの発表があってすぐ、Facebookにこんなメッセージを投稿した。「もし、まだあのバンドにいるならば、俺らがどれだけ一生懸命やってきたか、どれだけの血と汗を流したか、覚えているだろう…。彼らは正しいことをするだろう」「パール・ジャムのメンバーは、何をすべきか分かっているはずだ。俺の貢献を無視するのは正当化できない。俺のことが好きであろうがなかろうが」

折しも、この日(10月19日)は『Vs.』のリリース23周年記念日だった。

歴代メンバー全員が対象になったわけではないバンドはパール・ジャムだけではなく、不満や落胆の声はほかでも上がっていそうだ。


Ako Suzuki
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