【速レポ】モンパチフェス＜WWW!! 16＞、スチャダラパー「あんまり沖縄来てないから心配してたけど」

サンボマスターの時は「熱い！」と感じていた太陽が、DJ SHINCOが曲を流し始める頃にはいい感じに傾いてきて、海から涼しげな風が吹いてきた…ように感じた。決してビートは柔らかいわけではないのだけど、スチャダラパーはその場の空気をまろやかにしてくれる。

◆スチャダラパー画像

BoseとANIも登場し、最初は3人で「アーバン文法」。あまりに久しぶりな沖縄でのライブだが、ちょっと出遅れ気味だったオーディエンスも心地よいテンポのリズムに乗って、グググッとステージとの距離を埋めていった。

2曲目「MORE FUN-KEY-WORD」からは、ANIと「Donuts Disco Deluxe」でもコラボレーションしているMCロボ宙も迎えて3MCでアゲていく。曲中、「FUN」「BRA」のパネルを掲げると、会場全体がそれに応えコール＆レスポンスし、大きな一体感が生まれた。「ライツカメラアクション」では、みんなで「アクション！」と青空に向かって声と腕を上げ、ジャンプ。キラキラとした笑顔でいっぱいだ。

「GET UP AND DANCE」では、みんな大好き「ポンキッキーズ」でおなじみになったあのフレーズが聴こえてくると、会場は一気にテンションアップ。そして、「よかったー沖縄でもウケた（笑）」「あんまり沖縄来てないから心配してたけど、あぶなかったわー」「ポンキッキーズ沖縄でもやってたのね。安室ちゃんが出てたの思い出した」と、彼ららしいMCを展開する。さらに、「（彼女はスターになったが）自分の変わらなさに…恐っ！」「スチャダラパー、まだまだやってます。26年ぐらいやってます。」と、笑いも誘ってみせた。

ひとしきり盛り上がったあとは、Boseの「心のベスト10 第一位はこんな曲だった〜」をキッカケに、「今夜はブギー・バック」へ。広い世代に知られているこの曲に、会場全体はひとつになり、手を振るオーディエンス。そして懐かしい曲の後は、新曲も披露した。テンポもテンションも上がったこの「レッツロックオン」後のMCでは、「知らない曲に乗って頂いてありがとうございます（笑）。そして次も新曲、それぞれの感性で聴いて頂けたら」と、更に新曲「よさGなスキャット」へ続いた。

ライブはいよいよ終盤を迎える。Boseが「沖縄に冬場に来てビックリするのは、（意外にも）ダウンとか売ってるのね」と話すと、ANIが「いや、雪とか降ったもんね。2月とか、（冬着が）要るよね？」と。それに対してBoseは「（でも今日は暑くて）今日、短パン持って来てよかったと思ったもん」とさらに返し、本土と沖縄の気候の違いを2人は楽しんだ模様だ。すると、そんな沖縄の夏の終わりから短い冬に向けるかのように、ラストナンバーがはじまった。夏もライブも終わるのは名残惜しい、とばかりに、夏の歌「サマージャム」を演奏したのだった。「SCREEEEEEEAM!!!!!!!」と叫ぶと、3人は手を振りながらステージを後にした。

取材・文◎KEN子
撮影◎(c)WWW16 OFFICIAL




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