【イベントレポート】UVER、マンウィズ、WANIMAら6組出演＜バズリズム LIVE 2016＞初日

日本テレビ系列で放送中の音楽番組『バズリズム』が、2015年に引き続き＜バズリズム LIVE 2016＞を開催。初日公演が11月5日（土）に神奈川・横浜アリーナで行なわれ、5時間に渡り6組のアーティストが熱いライブパフォーマンスを繰り広げた。そのオフィシャルレポートをお届けする。

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16：00過ぎ、ルーマニアと日本のハーフである女性ボーカルLuiza擁するThe Winking Owlがオープニングアクトとして出演し4曲を熱演。続いてモニターにはオープニングVTRが流れ、番組でもMCを務めるバカリズムとマギーが登場。「二人合わせてバズリズムです！　最後まで盛り上がっていきましょう!!」と宣言し、いよいよイベントスタート。

トップバッターは、去年のオープニングアクトとして出演したスリーピースロックバンドWANIMA。彼らの紹介VTRが流れるや否や観客は総立ち状態。場内は一瞬で臨戦体制へ！　「テンション上げろ！　横アリ！　日本で一番バカリズムとマギーが好きです！」と客席を煽り、ライブがスタートした。「THANX」から始まり、M2、M3と立て続けにアッパーチューンを披露した後は、KENTA（Vo＆B）の亡き祖父へ宛てたメッセージソング「1106」へ。「真面目な曲歌った後は、みんなで踊ろう!!」の掛け声と共に「オドルヨル」が始まると広い会場はさながらダンスホールへ。一気に会場の空気をヒートアップさせ、トップバッターを見事に務めた。

山中綾華（Dr）の力強いドラムソロからスタートしたMrs. GREEN APPLE。1曲目の「VIP」を演奏し終わり、広い会場を見渡した大森元貴（G＆Vo）は「今までで、いちばん広い会場で緊張してます！」と興奮を隠せない様子。続いてアニメ番組のエンディング曲にも起用された「Speaking」から、ポップでカラフルなロックチューンを次々と畳みかける。「僕らは（今日出演する）他のバンドとは色が違うなと自覚してますが、今日のお客さんはみんなが温かくてとっても嬉しいです！」とコメントし、ラストはリリースしたばかりの新曲「In the Morning」を披露して35分のステージを駆け抜けた。

GEN（B＆Vo）の「横浜アリーナ!!　準備できてますかー!?　04 Limited Sazabys始めまーす！」と、短い挨拶に続き、アップテンポなナンバー「monolith」で04 Limited Sazabysのライブがスタート。レーザービームが会場中を飛び交い、拳を振り上げたオーディエンスをさらに煽って「Warp」「drops」「midnight cruising」とアップチューンを投下し続ける。GENの繊細かつ伸びやかな歌声が会場中に響き渡り、ラウドでノイジーなのにポップな唯一無比のフォーリミ・サウンドで観客を圧倒していく。「こんなに大きい会場で歌わせていただいて、曲たちも喜んでいます。今日は会場の皆さんがいてくれてパワーもらって最高に楽しいです！　あとちょっとの時間ですけど、楽しみましょう！　ありがとう！」と、その場にいる人々との別れを惜しむかのようなコメントの後、ラストに2曲続けて披露しステージを降りた。

スペア・リブ（Dr）の豪快なドラムソロ、ステージ下手からはカミカゼ・ボーイ（B＆Cho）、上手からジャンケン・ジョニー（G＆Vo＆Raps）が現れ演奏が始まると、トーキョー・タナカ（Vo）が元気よく飛び跳ねながら登場。待ってました！と言わんばかりに客席は総立ち状態になり、地響きのような揺れが起きる。「Get Off of My Way」「database」と怒涛のアッパーチューンを連発して、オーディエンスを圧倒した。「人間ノ野郎ドモヲ、ブッ潰シ二来マシタ！　テメェラ全員マトメテ、カカッテ来イヤ！」と煽り「Emotions」に突入。ステージ前方で炎が吹き出す演出が起こると、場内は興奮の坩堝に。続いてはヘヴィなリフをバックに始まる「Hey Now」、鉄板ナンバーの「FLY AGAIN」サビではスタンド最上段までギッシリ埋まったオーディエンス全員が両腕を大きく振り上げるフリでメンバーに応えた。この勢いのまま、一気にラストへ。「マタ遊ボウゼ！」貫禄のパフォーマンスをまざまざと見せつけた濃厚な35分だった。

大トリはUVERworld。真太郎（Dr）が横浜アリーナのオリジナルキャラクター「ヨコアリくん」に扮して登場しドラムソロを始めるとメンバーがステージに上がる。TAKUYA∞（Vo）が「35分、たった8曲、2,100秒に全てを込めるぞー!!」と叫ぶと客席からもオーッ！と歓声が上がった。「Wizard CLUB」では、銀テープが勢いよく宙に舞う演出もありさらにヒートアップ。中盤の「ALL ALONE」「7日目の決意」「PRAYING RUN」では、TAKUYA∞はじっくりとひとつひとつ絞りだすように言葉を発信していく。まさに全身全霊をかけた凄まじいまでの歌いっぷりだ。ステージ後方モニターの映像では歌詞も映し出され、オーディエンスはじっくりと聴き入っていた。

「IMPACT」ではメンバーがステージを縦横無尽に走り回って観客を沸かせまくり、サビでは全員の大合唱で応じる。「最高の夜でした！　ありがとう！　また、どっかでお会いしましょう！」と感動のフィナーレ。と、ここで終わると思ったら、信人（B）が「ちょっと待った！」と遮り、ここからTAKUYA∞とのMC応酬ナンバー「Dis is TEKI」が突然始まった。幼稚園の頃からの付き合いだという幼馴染みのふたりによる、お互いをディスリあう絶妙な掛け合いで場内は抱腹絶倒。そしてこの日誕生日を迎えた真太郎がステージ中央に呼ばれ、「バズリズム・ライブという真太郎・生誕祭にお越しいただきありがとうございました！」と締めのMC（「ヨコアリくん」の仮装コスチュームはTAKUYA∞からのバースデープレゼントだそうだ）。これにはバカリズムも「今日って誕生日ライブでしたっけ？」と思わずマギーに確認するほどの、笑いあり感動ありのUVERworldのステージで初日が締めくくられた。

なおこのイベントの模様は、11月25日（金）日本テレビ系『バズリズム』、12月25日（日）CS放送 日テレプラス内にてオンエアされる（※一部の地域では放送日が異なります。詳細は『バズリズム』番組ホームページでご確認を。）。

PHOTO：山内洋枝（WANIMA以外）
PHOTO：Yuji Honda（WANIMA）