「2016楽器フェア」レポ第1弾 ギター編「すぐに弾きたくなる魅力が満載の最新モデル勢揃い」

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11月4日、5日、6日、日本最大の楽器総合イベント「2016楽器フェア」が、東京ビッグサイトで開催された。国内外のブランドのさまざまな楽器が一同に集結、新製品はもちろん人気モデルや憧れの名機を見て・弾いて・体験できる、楽器好きにはたまらないイベントだ。

2016年の楽器フェアのテーマは「楽器と音楽、音をトコトン楽しもう!!」。これまで単独で行われてきたギターイベント「TOKYO GUITAR SHOW」(TGS)や、シンセサイザーとデジタル・オーディオの祭典「SYNTH FEST 16」(シンセフェスタ16)が同時開催。さらに自分にピッタリのイヤホン・ヘッドホンが見つけられるイベント「ポータブルオーディオフェスティバル」(通称:ポタフェス)のエリアが設けられるなど、音楽好き全般が楽しめる内容。もちろんギター/ベース、ドラムなどのバンド系から鍵盤楽器、管弦楽器など、あらゆる楽器が試奏可能なのも魅力だ。


▲4日の開会式には新山詩織が登場。2014楽器フェアでは弾き語りでの出演だったが、今回はバンド編成で、「絶対」と楽器フェアの公式テーマソングに選ばれた「あたしはあたしのままで」をパフォーマンス。ライブ終了と同時に大量の金色のリボンが空から舞い降り、イベントがスタート。

展示会場内は「ポタフェス」、「アウトレットモール」、「ギターケース、ピック、エフェクター、アクセサリー他」、「アコースティックギター」、「TOKYO GUITAR SHOW」、「エレキギター」、「打楽器」、「コンピューター・デジタル」、「SYNTH FEST 16」、「弦楽器・管楽器」「楽譜・出版」、「鍵盤」のエリアを用意。それぞれのエリアには仕切りがあるわけではないが、興味のあるジャンルの楽器が見つけやすくなっている。また、前回と同様、楽器の販売はアウトレットモールだけでなく、各エリアに出展している楽器店をはじめとしたブースでも行われている。今回のレポート第一弾はギター関連アイテムを中心にお届けする。


▲展示エリアに入ってすぐ目に入るのが、楽器やアクセサリーをお得な価格で購入できるアウトレットモール。日本楽譜出版協会による楽譜の販売も人気。土日の5日、6日は歩くのも大変なほどの混雑ぶり。


▲会場入り口すぐのポタフェスのエリアにはハイエンドからお手頃なモデルまで数多くのイヤホン、ヘッドホンがずらり。ヘッドホンアンプや小型スピーカー、各種アクセサリーも多数。試聴して好みのモデルを探すことができる。


▲イヤホン端子がなくなったiPhone 7のLightning端子に直結できるDACアンプ&マイク搭載イヤホンを出展していたのはラディウス(左)。既存のイヤホンがつなげるLightningヘッドホンアンプも用意。このほかポタフェスには一風変わった商品も。右の写真は銀座十字屋ディリゲント事業部が販売するイヤープロテクター「THUNDERPLUG」。ライブなどの大音量から耳を守ってくれる耳栓だ。乳幼児用の防音用イヤーマフも本邦初公開。


▲こちらも変わりダネ。魔法びんでおなじみのサーモスは真空二重構造のエンクロージャーによるBluetoothスピーカー「VECLOS」を出展(左)。有害な振動を効果的に遮断、小さいながらもしっかりしたサウンドが楽しめる。内部構造がわかる切断モデルも見ることができた。Top Wing Cybersound Groupのブース(右)には、iFi-Audioのヘッドホンアンプほか音質向上アイテムが多数。ACアダプタ、USBオーディオ、S/P DIF用フィルターのほか、今後発売予定のUSB端子に接続するだけで効果が得られる小型のノイズフィルターiSilencer3.0、グランドループを防ぐiDefender3.0も。

■試奏し放題、新製品&イベント特別モデルも揃ったギター関連エリア

展示エリアの約3分の1を占めるのがギター関連商品のエリア。広大なスペースに並ぶアコースティックギター、エレキギター、ベース、アンプ、エフェクター、アクセサリーなど多彩な商品をチェックすることができる。また、エリア毎に設けられたステージや、ブース内ステージでは多数のライブ、デモンストレーション演奏が楽しめる。ちなみに楽器フェア会場は空のギターケースを持っての入場は不可。入り口ではギターケースの中身がチェックされる。


▲気になるアイテムを試奏して、実際にサウンドをチェックできるのが楽器フェアの醍醐味。多くのブースが試奏用のイスを用意している。写真は新ラインナップや2017年限定モデルなど楽器フェア発表のギターを多数展示した高峰楽器製作所(左)、ハイコストパフォーマンスなエフェクターをずらりと並べたJOYO JAPAN(右)。


▲会場内には複数のステージを用意。ギターエリア内に設けられたレッドステージは照明も赤。写真左はサントリー黒烏龍茶CM「古い日記」(和田アキ子)のカバーで知られるMayuのステージ。自身プロデュースのギターKH-CYGNET、HISTORYの開発中のモデルでパフォーマンス。各ブースでもライブやデモが随時行われる。写真右は黒澤楽器店ブースで行われたギタリスト、グレッグ・コックによるFISHMAN製品のデモンストレーション。


▲ギタリスト以外の注目も集めていたのが、アニメ「攻殻機動隊 S.A.C」に登場する思考戦車「タチコマ」をエレキギターとして再現した「TACHIKOMA GT」。展示したのはTC楽器。オールハンドメイドの日本製で価格は756,000円! そのとなりには懐かしの駄菓子「ココアシガレット」のパッケージをギターにした「ココアシガレット電気ギター」も。どちらも写真を撮る人多数。


▲黒澤楽器店/MARTINのブースでは、ジョン・レノン生誕75周年を記念して限定75本でリリースされたシグネチャーモデルに続いて発表されたレギュラーモデル「D-28 John Lenon」(上手前)をはじめ多数のモデルを用意。1916年誕生のD-222の100周年記念モデル(下左)、MARTINオリジナルのドレッドノートモデルとして生産されたD-1の復刻モデルD-1 Authentic 1931(下右)も。


▲モーリスギターを中心に展示したモリダイラ楽器。HANDMADEシリーズにフィンガースタイル向けのFHシリーズ、Sシリーズ(上)をはじめ新モデルが多数登場。ルシアー(匠)が全工程に携わって完成させるLUTHIER MADEシリーズには初めてホンジュラスを使った「W-145HRG」が登場。インレイのアヴァロンが豪華(下左)。派手な柄の鍵盤ハーモニカなどHONER製品も多数(下右)。


▲キワヤ商会はFamousはじめハイエンドブランドFやKIWAYAなど多彩なウクレレをラインナップ。写真左上は表板にコアとマンゴーを使ったモデルでパキッとした音が特徴。クワイアンウクレレのブースが展示していたのは北海道のエゾマツを使ったウクレレ(左下)。音は優しく柔らかい。右はかわいいキャラクター、ウクレレデュオ「U900」のモデルが並ぶ日本娯楽 企画営業部のブース。aNueNue Bird Guitarも展示。


▲Taylorブースはシェイプ/ウッドの違いを試せる豊富なラインナップを用意。写真左はトップ材にラッツ・スプルースを採用し、リニューアルされた700シリーズ。「12 Strings & 12-frets」と題して12弦&12フレットモデルもプッシュ。下の2本は、312ce 12-Fretと12弦モデルの562ce 12Fret(12-strings)。


▲山野楽器は設計から生産まで国内で行うギターの新ブランド「Wisdom」をアピール(上)。ダブルカッタウェイのアーチトップソリッドボディのDC5/DC5s、セミアコースティックのDC7/DC7sの4機種をラインナップ。5sと7sはスギ・ギターズ生産によるプレミアムモデルとなる。リッケンバッカー、ヘフナーも多数展示。1993 Plus Jetgloはザ・フーのピート・タウンゼントのリクエストによるモデルで、ネック幅を広くしたほか現代的な仕様を盛り込んでいる(下左)。日本からのリクエストで実現したH500/1 Vintage 62 World History Premiumは、ピックアップ出力を当時のレベルに合わせるなど62年スタイルにこだわったモデル(下右)。


▲池部楽器店のブースにはアルミボディギターEVOシリーズがずらり。新シェイプのEVO 0303Z、ストップテールピース採用EVO 0202Z-IIといった新製品も(上)。EVOは倍音が正確なのでダウンチューニングやギターシンセ、プラグインで音作りをする宅録にも向くとのこと。新色となるCP(Chemical Polishing=化学研磨)も登場(下2点)。従来のヘアライン仕上げと比較して、より光を反射、ステージ映えする仕上がり。


▲50周年を迎えるヤマハギターからはアンプを使わずにリバーブなどのエフェクト音を生音に加えられるトランスアコースティックギターが登場(上左)。リバーブ、コーラス、ボリュームの3つのツマミで音作りができる。ベースとなったLシリーズやTHE FGも(上右)。25年ぶりの新シリーズとなる個性的なエレキギター、REVSTARも全モデル展示(下)。各モデルに合わせて独自開発されたピックアップもチェックできる。


▲Marshall、Line 6、Edenなど多数のギターアンプ、ベースアンプを用意したヤマハミュージックジャパン。Marshall初のフルモデリングアンプCODEは25Wと50Wをラインナップ(左)。Line 6からはワイヤレスレシーバー内蔵のSpider Vなどが登場(右)。どちらもタブレットなどでワイヤレスでコントロールが可能。


▲目にも鮮やかなギターを大量に揃えたESP。写真上は毎年イベントに合わせて製作されるExhibition Limitedシリーズ。手間のかかる木材加工や特殊な塗装、ハンドメイドの特別なハードウェアなど匠の技を結集して製作される1点モノだ。写真下はLOUDNESSの高崎晃の使用モデルを復刻した「ESP RANDOM STAR “THE RED LEGACY”」。ボディのキズなどを再現したほか、廃盤となったパーツをこのモデルのために復刻して搭載している。2017年2月22日までの完全限定生産。


▲ギターエリアのコルグのブースはVOX、PRS、Warwickなどのブランドを展開。VOXのモデリングギターSTARSTREAM(上左)はシングルコイル、ハムバッキングなどエレキギターのサウンドに加え、アコギ、シンセ、シタールまで27種類のインストゥルメント・モデルを搭載。PRSからはサテンフィニッシュのマホガニーボディとすることでコストを抑えたお買い得モデルCE24 Standard Satinが(上右)。9月より一般発売が開始された新真空管「Nutube」を使ったギターアンプ、ヘッドホンアンプの試作機なども(下左)。Warwickはオーダーメイドのカスタムモデルを中心に展示(下右)。


▲島村楽器は純国産のエレキギター/ベースの新ブランド「RYOGA(リョーガ)」を、正式発表(来春予定)に先駆けて展示(上)。ライブパフォーマンスを意識した仕様で、ヘッドは小さめ、ベースもギターとほぼ同じサイズ。マークに描かれているのはオオスズメバチ。海外への輸出も視野に入れいているとのこと。写真下はアニメ『ONE PIECE』に登場するギターを再現したSHARK GUITAR、右はKAMINARI GUITARSとHISTORYのコラボによるKH-CYGNET(シグネット)。次期モデルの新カラーを決める人気投票が行われていた(すでに終了)。


▲神田商会は、グレッチの横山健シグネチャーモデル第3弾G6134T-KWP KDFSR Kenny Wild Penguinを展示、同じポーズで写真が撮れるファンにはたまらないサービスを実施(上左)。アーニーボール・ミュージックマン初のパッシブベースCaprice BassとCutlass Bass(上右)、70年代のStingRay Guitarのリイシューなども(下左)。写真下右はサウンドホールの形状が目を引くゼマイティスのCAM-60HとCAM-60F(参考出品)。スモール・ボディ・シェイプの“Mini”ボディに600mmのスケールを採用、手軽に楽しめるモデルだ。


▲荒井貿易のAria Pro IIのギター新モデルはPE-EVOとダブルカッタウェイモデルのPE-DC EVO(上)。70年代に発売されフュージョンアーティストに人気だったPEシリーズを、よりロック向けに進化させたモデルで12月発売予定。右端はEVOのベースとなったPE-DC “Fairy”、五十嵐 sun-go 美貴が実際に使用しているもの。写真下はパールポプラやウォルナット、トチなどのレアウッドを使ったベースSB-Selected Woodシリーズ。材質、木目を厳選、少量のみ生産。


▲コンピューター・デジタルのエリアのローランドにもギター関連製品が多数。写真左はマイルームサイズのJAZZ CHORUS最新モデルJC-22。その右に並んだ小さいモデルはギターインプットを持たないJAZZ CHORUS、BluetoothスピーカーのJC-01。写真右はBOSSの新ギターアンプKATANA AMP。


▲BOSSの最新マルチは軽量コンパクトなボディにフラッグシップモデルのサウンドを凝縮したGT-1(左)。コンパクトの新モデルは演奏のニュアンスを保ってインテリジェントに反応するマルチバンドコンプレッサーCP-1X(右)。

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