DJ&ダンスヴォーカルユニット Caratのワンマンライブ<2nd ONEMAN LIVE #SOTS>が、11月12日東京・新宿BLAZEで開催された。

◆Carat ワンマンライブ画像

ステージのスクリーンにCaratの登場を予感させる映像が映し出され、いよいよかと思いきや、Caratの“2.5次元的クローン型ロボット”として誕生したユニット Carat Type Rが主題歌を担当する、オリジナル3DCGアニメ『Promised Town』のイメージ映像に切り替わる。まず姿を現したのは、SFテイストの衣装に身を包んだCarat Type R(R-1(Rena clone)・R-2(Yume clone)・R-3(Rina clone)・R-4(Risa clone)・R-5(Mona clone))だった。フロアがどよめく中、主題歌となった「RED LAMENTATION 」をアンドロイドのような歌とダンスパフォーマンスで披露した彼女たちに「おおーっ」という歓声が上がり、場内を唖然とさせステージを去っていった。


次に登場したのは、Caratが8月に大会サポーターを務めた日本最大のダンスショー作品コンテスト<Legend Tokyo Chapter.6>で、Carat賞を受賞したt-familyだ。SWATの衣装を着て、男女十数名のグループがストーリー性のあるダンスパフォーマンスを繰り広げた。


いきなり意表を突いたオープニングアクト2組で驚かせたあとは、会場がクラブ空間へとシフトしたかのような照明にチェンジ。いよいよCaratのステージの始まりだ。オープニングナンバーは「東京IMAGINE」。Risaが「盛り上がる準備してますか?」と煽り、ダンサーたちが登場した「Can’t stop fall’in Luv」ではコール&レスポンスとともに華やかなパフォーマンスで魅了。そしてポップでエレクトロな新体制第1弾の最新シングル「#SOTS」では、開放感たっぷりのセクシーダンスを披露した。



MCではDJのMonaもDJ台から降りて4人でトーク。おなじみの挨拶に始まり、Mona、Rina、Yume、Risaが順番に自己紹介。Risaが「#SOTS」は“ストロベリー・オン・ザ・ショートケーキ”の略だけれど、もうひとつ意味があると言い、“S”は“Shining(輝く)”、“O”は“Overcome(打ち勝つ)”、“T”は“Thanks(感謝)”、“S”は“Success”だと4人が感謝と今後の成功を願う気持ちを込めたと明かした。

そして2月に東京・WWWで開催された公演で今回のライブを発表したことに触れ、Rinaが「約半年後には800人キャパの会場を埋めないといけないということで今日まですごく不安だったんですけど、みなさんのおかげでソールドアウトしました!」と報告すると、拍手がわき起こり、思わず涙腺がゆるんだMonaに「泣いてない? まだ早くない?」というツッコミも入った。


ここでキーボードが運びこまれ、事前に予告されていなかったサプライズゲストが登場。呼び込まれたのはCaratの事務所の後輩・Hysteric LolitaのLayra(Key)で、「いつもと違うCaratを見ていただければ」とLayraの鍵盤の生演奏と共にバラード「Complicated」が披露された。バラード好きだというMonaがイントロで「ここにいるみなさんもいろいろな出会いや別れを経験しながら毎日を過ごしていると思います。叶わない恋、胸が痛いぐらい人を好きになった経験もあるんじゃないかと思います。そんな想いを重ねながら聴いていただきたいと思います」と語りかけたのも印象的で、順番にヴォーカルをとるスタイルで新たなCaratを見せた。



ダンサーによるインターバルを挟んだあとは、<GirlsAward 2016 AUTUMN/WINTER by マイナビ>プロデュースによるツイードのお揃いの新衣装に着替えたメンバーが再登場して質問コーナーへ。これは、事前に募集した質問が書かれた用紙を箱に入れ、その中から選んだ質問に答えるというもので「梅干しとトマトは好きですか?」という素朴な疑問にRinaが「梅干しもトマトも大好きです」と答え、「今までの活動でいちばん嬉しかったこと、興奮した瞬間は?」という疑問にはYumeが「2月のワンマンでみんなが(誕生日の)サプライズをしてくれたこと」と笑顔。「武道館はいつですか?」というストレートな質問も飛び出し、「再来年ぐらい? 3年後?」と4人で盛り上がっていた。「もしも願いがひとつだけ叶うなら何を願いますか?」という質問にはRisaが「お腹いっぱいアイス食べたい」と言い、メンバーとファンからブーイング(笑)。「(ファンの)みんなとディズニーランドに行きたい!」と答え直していた。後半戦では「ファーストデート」やメジャーデビュー曲「Heart Break」で盛り上がり、ラストはMonaがDJ台から降りて4人でパフォーマンス。スモークが派手に上がる中、「シェキナッ!」で締められた。



アンコールでは結成後初のシングル「恋indirect」が披露され、続く「#SOTS」ではストロベリー模様の風船が場内に飛び交い、ファンがエアールミトンを振って盛り上がるなど、パーティームード全開に。メンバーが着用しているTシャツは、ファッション担当のRinaがデザイン&プロデュース(場内で限定販売)したことも明かされたほか、2月にリリースされるシングルでコラボするモデルの紗蘭がスペシャルゲストで登場した。場内から「かわいい〜」という声が飛び交い、新曲こそ披露はしなかったものの楽曲についてCaratに聞かれると「共感できる曲でかわいい一面もあって切なさもある曲」と予告してくれた。


ラストの曲の前には、突然スタッフから手渡された謎の白い封筒を開けて、2017年秋にCaratが全国6都市ツアーを行なうというサプライズ発表をRisaが読み上げ、4人が興奮する一幕も。拍手と歓声の中、ライブは「Hope to see you again!」で終了したが、メンバーは「終わりたくない」と感無量の様子。新体制のCaratの未来を、期待に繋げたステージを見せた。

撮影会&握手会を終えたあとは、お待ちかねのアフターパーティー。「<#SOTS>大成功を祝して乾杯!」と会場全体で祝杯を上げ、まずはMonaによるDJタイムのスタートだ。Yumeやダンサーがステージに飛び入りして盛り上げ、続いてCaratメンバー全員が登場し、自分たちの楽曲をリミックスした特別バージョンでパフォーマンス。撮影OKということでメンバーの写真を撮ったり、ステージをバックに自撮りをしたりと、ライブ本編よりも近い距離感にいるメンバーにファンは大喜びの様子だった。


そして「我らが大師匠、マーク・パンサーさんです!」という紹介からスペシャルDJ マーク・パンサーのDJタイムへ。「Good Time」「FANTASTIC BABY」などの鉄板盛り上げ曲にフロアがヒートアップしていく中で、まさかの「ペンパイナッポーアッポーペン」をドロップ。もちろんリミックスバージョンで、右手にペン、左手にパイナップルやアップルを持ち突き刺すジェスチャーで会場全体が文字通り一体となっていた。globeの「DEPARTURES」などのプレイもあり、最後にマーク・パンサーは「最高の夜に呼んでくれてありがとう!」「これからも思いっきり突っ走ってください!」とCaratに向けてエールをおくり、約4時間にわたるワンマンライブ&アフターパーティーは幕を閉じた。

取材・文◎山本弘子