コルグ、新真空管「Nutube」で作る自作エフェクター・コンテスト開催、特設サイトで作例や解説も公開

ツイート

エフェクターを自作している人、いつかは挑戦してみたいと思っている人は注目! コルグが、ノリタケ伊勢電子と共同開発した新真空管「Nutube」を使用した自作エフェクター・コンテストを開催する。

音は魅力的だが、「大きい」「壊れやすい」「扱いづらい」と言われてきた真空管。それを小さく、使いやすいカタチに再構築したのが「Nutube」だ。従来の真空管をドライブするには高い電圧が必要で、取り扱いにおいては感電や火災の危険性もある。一方、「Nutube」は低電圧駆動を実現、小型化もされており、エフェクター回路には最適といえる仕様だ。


▲9月23日より一般販売が開始されたNutube 6P1。価格は5400円(税込)。

今回のコンテストでは、「Nutube」を使ってのエフェクター作りに挑戦したい人を大募集。「Nutube」を搭載したストンプ型エフェクターであれば機能はなんでもOKだ。審査員には、KORG Nutube開発チームやシンコー・ミュージックのエフェクター専門誌「The EFFECTOR BOOK」編集部とともに、ベストセラーとなったエフェクター自作本「ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作」執筆でも知られるGEEKSのエンドウ.も名を連ねている。

「エフェクターの自作はしているけど、真空管はわからない」という人も大丈夫。「The EFFECTOR BOOK」にも登場するプロのペダル・デザイナー、執筆陣の協力により、作例や解説が特設サイトで公開される。現在、作例1としてシンプルなブースターが回路図、実体配線図とともに紹介されているが、これを見れば自作ビギナーでもなんとかできそうと思えるはず。制作はこうした作例を参考にしてもいいし、アレンジするのもOKとのこと。自由な発想で自作エフェクターに挑戦してみよう。


▲コルグは各種展示会にNutubeを使った試作品を出品、さまざまな使用方法を提案してきた。写真は今年8月に行われたモノ作りの祭典Maker Faire Tokyo 2016に出展されたギターアンプヘッド&エフェクター、ヘッドホン・アンプ、オーディオ・アンプ。

<Nutubeで作る自作エフェクター・コンテスト> 概要

■審査員(予定)
・KORG Nutube 開発チーム ・The EFFECTOR BOOK 編集部 ・MASF Pedals
・エンドウ.(GEEKS/BLACKEND) ・Ovaltone ・スペシャル・ゲスト・ミュージシャン(調整中)
■最優秀賞:1名
賞品:Nutube×10個
副賞1:The EFFECTOR BOOKにインタビューを掲載(※1)
副賞2:「Nutube ビルダー・サミット」にご招待(※2)
■優秀賞:2名
賞品:Nutube×5個
副賞:「Nutube ビルダー・サミット」にご招待!
※1 応募作品に関しては、外観、内部などがNutube特設サイト及びエフェクターブック誌面にて公開される可能性があります。あらかじめご了承ください(回路図の公開は致しません)。製作したエフェクター回路の権利は製作者に帰属致します。
※2 副賞の「Nutubeビルダー・サミット」は、2017年2月上旬に都内某所にて開催する予定です。優秀作品の製作者、Nutube 開発チーム、審査員、ミュージシャンなどを招いた招待者限定イベントとしての実施を予定しています。

<募集概要>
■応募資格
プロ・マア、国籍、性別を問わずエフェクターの自作ができる人(実験・製作に必要なNutubeは各自でご購入ください)。
■応募方法
規定の応募用紙に必要事項を記入し、エフェクター、回路図といっしょに下記に送付してください。(応募用紙はコンテスト特設サイトよりダウンロードして下さい)
〒206-0812 東京都稲城市矢野口 4015-2
株式会社コルグ マーケティング部 Nutube コンテスト係
■締め切り
2017年1月17日(月)必着。送料は応募者様がご負担ください。応募作品はコンテストの終了後、返却致します。

この記事をツイート

この記事の関連情報