ファンキー加藤、ホールツアースタート「向き合ってくれる人たちのためだけに一生懸命歌っていきたい」

ファンキー加藤が11月12日（土）より全国ホールツアー＜HALFWAY STAR TOUR＞をスタートさせた。

◆ライブ写真

2公演目となる神奈川県民ホールでのライブは、いつも通りスタートから全力。3曲目終了後の最初のMCでは「ツアー初日より今日はステージが広いからもう疲れちゃいました（笑）」と冗談交じりに話したが、その後もいつも以上にステージ狭しと左右にダッシュを繰り返すファンキー加藤。

そこから会場の隅から隅までもっと気持ちを伝えよう、もっと心に届けよう、と全ての人の目を見ながら全力での熱唱を続けた。それに応えるように観客もグッズのカトライトを付けた右腕を天に突き上げ、ジャンプを繰り返す。音楽を心から楽しむファンと心のど真ん中に向けて真っ直ぐに歌うファンキー加藤の絆が見せつけられた。

ツアー前から本人が名言していた通り、この日のセットリストは11月2日（水）に発売された2ndアルバム『Decoration Tracks』収録楽曲はもちろん、10周年を締めくくるワンマンツアーとして、ファンモン時代の楽曲、ソロデビューアルバム「ONE」からの楽曲も含めた構成で、10年の集大成ともいえるものだった。「デビュー10周年ということでということで、10年前のあの曲と10年後の今の曲を続けて歌ってみようと思います」と話したファンキー加藤は、FUNKY MONKEY BABYS時代の楽曲「ALWAYS」とファンキー加藤の最新曲「走れ 走れ」を立て続けに披露。


そんな中、「今回のツアーをすごく楽しみにしていました。この日、この瞬間を迎えられて嬉しいです」と感謝の言葉を口にする。続けるように「色々なことがあって逃げたくなる日々もありましたが、みなさんがいてくれたからまたイチから頑張ろうと思いました。向き合ってくれる人たちのためだけに一生懸命歌っていきたいなって気持ちでステージに立たせて頂いております。ボクの声をみなさんに寄り添わせてください」と心からの気持ちを語った。

2ndアルバム『Decoration Tracks』の最後に収録されている「本当のこと」を歌い始めると会場の空気は一変。静寂の中、ステージセンターから一歩も動かず、少しうつむき気味に歌い続けるファンキー加藤の姿に会場中が引き込まれていく。心の奥底からひとつ残らず“魂の言葉”を搾り出すように歌うその姿には、まるで自分とファンキー加藤以外の時が止まったかのような錯覚を会場中の全ての人が、それぞれに感じていたのではないだろうか。曲中にファンキー加藤が吹き上げるハーモニカは、もはや音ではなく、それすらも心の声として、深く心の奥底に響いてくる“言葉”だった。

さらにファンキー加藤のライブでの定番といっても過言ではない、ソロデビュー楽曲「My VOICE」の会場全体の大合唱。タオル回しの「まわせ！」など、きっちりファンの期待を裏切らないライブに会場全体が満足したことは間違いない。

なお、全国ホールツアー＜HALFWAY STAR TOUR＞は2017年3月17日の中野サンプラザ公演まで全国各地20箇所で開催され、ファンキー加藤の第2章は全国各地に拡散されていく。その新たな第一歩、一挙手一投足を、是非あなたの目で見届けて欲しい。




◆ファンキー加藤 オフィシャルサイト