【インタビュー】メジャーデビュー曲も鮮烈なあいみょん、“生と死”を歌う理由を明かす

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■ もしかしたら自分には、音楽をやることができるのかもしれないと思い始めている

── この曲は、語りから始まって突然メロディが入ってくるという構成も見事です。ゾクッとしてまず耳が持っていかれるし、頭の中を駆け巡る感情がメロディによって放たれていく感じが歌詞とぴったり。3分15秒程の尺とは思えない情報量ですよね。

あいみょん:ストックがいくつかある中で、でもリアルタイムの曲を作りたかったのでこの構成は今までやったことがない手法なんです。だから、作った当初は恐る恐るでした。自分の楽曲に対して自画自賛するタイプなので、もちろん自信はあるんですけど、でも不安もあって。やっぱり、メジャーデビュー曲っていうからにはいいもの作らなきゃって気合いがありました。


── あいみょんなりの歌謡曲が生まれたと思います。ご自身のルーツも歌謡曲にあって、実際に今まで作ってきたメロディも歌謡的で、言葉使いも結構渋めだったりする。でも、歌謡曲ってやっぱり時代が投影されることが大事だと思うし、この曲ではネットでのやり取りが描かれていたり今の時代ならではの曲ですよね。そして、カップリングの2曲は曲調がガラッと変わります。

あいみょん:はい、ガラッと(笑)。

── 歌詞はあいみょんさんのルーツを表現したような曲ですよね。明るい曲調の「今日の芸術」は、岡本太郎のことを歌った歌。「君がいない夜を越えられやしない」は、甘酸っぱい青春ソングで、尾崎豊も彷彿とさせるフォークソングですね。

あいみょん:私、インディーズのデビュー曲もあんなんだったので、いまだに怖がられている部分もあるみたいで(笑)。そういう方の気持ちもわかるんですけど、今回のシングルはバラエティー豊かな3曲なので、いろんな曲調を聴いてもらいたいですね。

── うんうん。

あいみょん:絶対、殺人鬼やと思われてると思いますよ(笑)。だからTwitterとかは明るめにしてるんです。言ってもやっぱり関西人なんで、オモロイこと言ったろとか思っちゃうんで。怖がらず気軽に話しかけて欲しいです。

── そうですね、ぜひ(笑)。あいみょんは以前、写真を撮ることや絵を描くことも好きだから、音楽で食べていくことは“あわよくばくらい”なんです、っておっしゃってて。でも、こうして確実にステップを踏んでいっているわけです。今はどのくらい音楽の道で生きていく決意をしていますか?

あいみょん:“これからだ”っていう意識なので、まだまだ不安はありますね。「生きていたんだよな」がバズれば“いける!”って確信できるかもしれないんですけど……でも、あわよくばの精神でもここまで来ているので、もしかしたら自分には音楽をやることができるのかもしれないって思い始めているというか。曲を作ることは本当に好きなので、もしいずれ自分が歌わなくなっても、作詞作曲は死ぬまでやってるのかなとは思います。

── そうあって欲しいです。歌詞は賛否両論あるものですけど、これだけメロディがポップだから歌として人にとても伝わる。だって私、「生きていたんだよな」も自然に鼻歌で歌っちゃいますから。こういう作曲の才能って誰にでもあるものではないと思います。

あいみょん:ありがとうございます。リスナーの方からも、“歌ってます”っていう声をいただくこともあって、凄く嬉しいですね。

── でもご自分の中では、メロディとか曲のよさって実はそんなに自覚されてないですよね? 文章を書くのが好きっておっしゃってるし、学生の時に作文が評価されて中国に派遣されそうになったっていうエピソードもあるくらいで。

あいみょん:そうなんです。歌詞には自信あるんですけど、曲にはそこまで自信ないので、そう言っていただけると嬉しいです。

── 今は、何が音楽を作るモチベーションになっていますか? こないだのインタビューでは、デビューしたら高校時代に自分のことを変人扱いした人と街で会っても無視することがモチベーション、っておっしゃってましたけど。

──はははは、性格悪いですけどマジでそう思ってました(笑)。今も見返したいという気持ちはなくなってはいないです。学生の時は、勉強大嫌いで成績が悪かったので、ホンマに見下されてたんですよ。ハタチの同窓会の時も、ある先生から「今何やってるの?」って訊かれて、その時はもう事務所さんと関わりがあったので「音楽やってます」って言ったら、「お前にそんなことできたんや」って言われたんですよ!? めっちゃムカついたから集合写真入らなかったですもん。だから、テレビとかラジオで今回のデビュー曲が流れてきてびっくりしたらいいのにって思ってます。

── タフな精神状態を維持してますね(笑)。少し大げさな言い方ですけど、これからあいみょんがどう社会を切り取っていくのかが凄く楽しみなんです。

あいみょん:どんな曲が生まれるんやろう?って自分でも楽しみですね。

▲シングル「生きていたんだよな」

── 「生きていたんだよな」のような社会的な歌もぜひ書いていってほしい。

あいみょん:私、こういう曲は書きやすいんですよね。私も社会にいるわけで、最近は特に人と出会う機会も多いし、思うことは多いですね。毎日ニュースも見てます。最近怖いニュースばっかりですよね……。

──でも、そこまで世の中の事件に関心がある21歳って多いんですかね。TwitterやFacebookのタイムライン上のこととか、あとは学校内での出来事とかにはすごく関心がありそうだけど、たとえば、自殺した人は本当にネガティブなだけなのかな?って考える人は珍しい気がします。

あいみょん:そうですかね。逆に私はめっちゃ考えるんで、なんでみんな考えないんだろうって思います。政治のニュースも気になりますし。同じような事件が立て続けに起きると、次は警察はどう対応するのかな?とか思うんです。あとは、また警察の隠蔽か!とか。ニュース番組に出たいくらいニュースに興味あります。まぁたぶん、話題についていけないのがイヤ過ぎるっていう個人的な性分もあるんですけど(笑)。

── ははは(笑)。いずれにせよ、これからも感じたことをどんどん曲にしてくださいね。

あいみょん:はい、ありがとうございます。がんばります!

  ◆  ◆  ◆

取材・文=堺 涼子(BARKS)


【あいみょん「生きていたんだよな」リアルタイム・ツイートムービー】

■Twitter内から「死ね」というキーワードが含まれるツイートを約4分ごとに読み取り、ほぼリアルタイムにムービーへと反映する世界初の映像表現
URL:https://www.youtube.com/channel/UCG8MvaPCa2ecKH3GZyFxduA/live

「生きていたんだよな」先行配信

■iTunes
https://itunes.apple.com/jp/album/ikiteitandayona-ep/id1165017596?app=itunes&at=10l6Y8

■Apple Music
https://itunes.apple.com/jp/album/ikiteitandayona-ep/id1165017596?app=music&at=10l6Y8
※Apple Music、iTunes は、米国およびその他の国で登録されている Apple Inc. の商標です。

■レコチョク
http://recochoku.com/w0/aimyonikiteitandayona/

メジャー1st シングル「生きていたんだよな」

2016年11月30日(水)発売
WPCL-12398 ¥1,080(税込)
【収録内容】
M.1 生きていたんだよな
M.2 今日の芸術
M.3 君がいない夜を越えられやしない

【あいみょん「生きていたんだよな」Release Event】

2016年11月30日(水) 19:00~start タワーレコード池袋店 店内
2016年12月4日(日) 14:00~start 名古屋パルコ西館1F 特設イベントスペース
2016年12月4日(日) 18:00~start タワーレコード梅田NU茶屋町店 店内
2016年12月9日(金) 19:00~start タワーレコード福岡パルコ店 店内
2016年12月10日(土) 12:30~start タワーレコード広島店 店内
2016年12月10日(土) 17:00~start あべのHoop 1F オープンエアプラザ
2016年12月11日(日) 17:00~start タワーレコード横浜ビブレ店 店内
2016年12月11日(日) 20:30~start タワーレコード渋谷店4F

イベント出演情報

【unBORDE Next Girls Xmas 2016】
12月23日(金・祝)
15時開場 16時開演 19:30終演予定
入場無料(入場時にドリンク代¥500は別途)

応募・詳細はこちら
http://wmg.jp/w/m/3053

【あいみょん 2017年対バンツアー情報】

2/18(土) 大阪・阿倍野ROCKTOWN(※ツーマン)
3/6(月) 東京・下北沢シェルター(※ツーマン)
3/15(水) 愛知・名古屋HeartLand
3/17(金) 福岡・LIVE HOUSE Queblick
3/21(火) 神戸・music zoo 太陽と虎
※他公演詳細、チケット先行予約情報は後日発表。

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