【インタビュー】大石昌良とは一体何者なのか? 4つの名義が織りなす音楽半生

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2016年、シンガーソングライターとしての“大石昌良”は、全曲作詞・作曲・プロデュースによる3年ぶりとなるオリジナルアルバム『君に聞かせる物語』をリリースし、弾き語リストとしてライブを重ねてきた。12月8日(木)からは全国5都市でのツアー<大石昌良の弾き語りラボツアー2016>が北海道よりスタートする。

◆大石昌良 画像

彼は時に若手クリエイター・Tom-H@ckと結成した音楽ユニット“OxT(オクト)”のフロントマンとして、また、アニソン系シンガーソングライター“オーイシマサヨシ”として、あちこちのアニソンフェスのビッグステージに立ち、アニメファンを大いに沸かせている。また、再結成後は年イチで期間限定活動を行なっている、大石昌良がボーカル&ギターを務める3ピース・ロックバンド“Sound Schedule”。こちらも全国ツアーを行なうほどの動員力を持つ。

“大石昌良”“オーイシマサヨシ”“OxT”“Sound Schedule”と4つのアカウントで音楽活動を繰り広げ、今やアニソン界のみならず、クリエイターとしても各方面から熱い注目を集める大石昌良とは一体何者なのか、どれが本当の大石昌良なのかを本人に訊いた。

  ◆  ◆  ◆

■ソロでの絶望、Tom-H@ckとの出会い。
■アニメをきっかけに広がりを見せた活動


──現在、大石さんにタグ付けするとしたら、名前のタグはどうなるんでしょうか。

大石昌良(以下、大石):今、僕には4つのプロジェクトがありまして。まずはシンガーソングライター&弾き語リストとして、漢字で【大石昌良】という表記で活動をしています。その漢字の大石昌良が所属しているバンドとして【Sound Schedule】というバンドがあります。そこではボーカル&ギターをやっていまして。あとは、アニメ名義の名前がありまして。黒縁メガネをかけてアニソンを歌うときのアカウント。それがカタカナの【オーイシマサヨシ】ですね。そのオーイシマサヨシがTom-H@ckくんとタッグを組んでやっているユニットがありまして。それが【OxT】というものです。以上の4つですね。

──なるほど。大石さんは、もともとはSound Scheduleでデビューされて、バンド解散後は大石昌良名義のソロで活動されてましたよね? それがなぜ4つのプロジェクトに広がっていったのか。その経緯から教えてもらえますか?

大石:はい。きっかけはTom-H@ckくん(『けいおん!』などのアニメ音楽を始め、でんぱ組。ももいろクローバーZなどのアイドル、ビジュアル系バンドSuGなどを手掛ける気鋭の人気クリエイター)と出会ったことです。僕がソロの大石昌良としてやっていたとき、当時のマネージャーに「『ダイヤのA』というアニメでTom-H@ckさんが書くOPを歌うシンガーを募集していたので応募しました」と言われ(笑)。それが、あれよあれよという間に3次審査まで残りまして。次に仮歌を歌うことになったのでスタジオに行ったら、Tom-H@ckくんがいまして。そこで歌った仮歌がそのまま採用されてしまったのが、Tom-H@ck featuring 大石昌良で出した「Go EXCEED!!」。アニメソングを歌ったのはこれが初めてですね。

──それが好評で『ダイヤのA』の新OP「Perfect HERO」もその名義で歌うことになった。

大石:そうですね。そこからアニメ系のお仕事をする方々と親交が深くなりまして。もともと僕はアニメ好きだったので、“別の主題歌を書いてみない?”というお話を頂きまして。それがアニメ『月刊少女野崎くん』のOP曲「君じゃなきゃダメみたい」で。その曲を歌うときにカタカナのオーイシマサヨシが生まれまして。この曲の影響もあって、そこから大きなアニソンフェスにも呼ばれるようになり、アニメが好きな人の中で認知度が広がっていったんですよね。

──アニメ界で自分の認知度が広がっていくことに対して、大石さんはどう思ってたんですか?

大石:単純に嬉しかったですよ(笑)。ぶっちゃけ、そこまでソロの大石昌良で活動してきて、頭打ち感があったので。

──えっ、そうなんですか?

大石:はい。デビューしても鳴かず飛ばずだったし。シンガーソングライターとしての僕は、そこで1回絶望してるんです。それが打開できた瞬間だったんですよね。

──打開といえば「君じゃなきゃダメみたい」のオーイシマサヨシは歌い踊って、それまでの自分のキャラも見事打開してみせました(笑)。

大石:はははっ(笑)。あれはすっごい楽しかったんですよ。あれで、“オーイシマサヨシはもう何でもできるな”って思いました。カタカナの名前を作ったことで。漢字の大石昌良、サウスケのボーカル&ギターとしては踊れないですから。オーイシマサヨシだから踊れるんです。

◆インタビュー(2)へ
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